ArcGIS 10 のジオプロセシング ツールの新機能と機能強化
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この新規ツールと機能強化されたツールのリストでは、ArcGIS エクステンションによって使用が許可されるツールは除外されています。ArcGIS エクステンションのツールボックスに含まれている新規および機能強化されたジオプロセシング ツールについては、「ArcGIS の新機能」の「ArcGIS エクステンション」をご参照ください。
解析ツールボックス
機能強化されたツール
ツール | 強化内容 |
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これらのツールはポイントとポイント、およびラインとライン オーバーレイをサポートするようになりました。 | |
これらのツールは垂直線から成るライン フィーチャをサポートするようになりました。詳細については、「ジオプロセシングにおける垂直線の処理」をご参照ください。 | |
このツールでは、非常に大きなデータセットや多くの操作を短時間で処理できます。 |
カートグラフィ ツールボックス
ツールセットの変更内容
- [アノテーション] ツールセット: この新しいツールセットには、アノテーション データを作成および更新するためのツールが含まれています。
- [カートグラフィックの調整] ツールセット: これは以前のリリースでは [シンボル表現の調整] という名前のツールセットでした。[測地線 角度の計算(Calculate Geodesic Angle)] ツールが ArcGIS 10 では使用されなくなったことを除き、その他のツールの機能は変わりません。[測地線 角度の計算(Calculate Geodesic Angle)] ツールは [データ ドリブン ぺージ] ツールセットの [グリッド偏角の計算(Calculate Grid Convergence Angle)] ツールに置き換えられました。[グリッド偏角の計算(Calculate Grid Convergence Angle)] ツールでは、改良された算術アルゴリズムを使用してこの角度が定義されます。[測地線 角度の計算(Calculate Geodesic Angle)] を参照する既存のスクリプトとモデルは引き続き使用できますが、[グリッド偏角の計算(Calculate Grid Convergence Angle)] ツールの改良されたアルゴリズムを代わりに利用するにはワークフローを変更する必要があります。
- [データ ドリブン ページ] ツールセット: この新しいツールセットには、データ ドリブン ページで使用するレイヤを作成および準備するためのツールが含まれています。
- [ジェネラライズ] ツールセット: この新しいツールセットには、小さな縮尺で表示できるようにフィーチャを単純化および調整するためのツールが含まれています。このツールセットには、3 つの新しいツールの他に、ArcGIS リリース 10 より前の [データ管理] ツールボックスに含まれていた 7 つのツール([ポリゴンの集約(Aggregate Polygons)]、[二条線から中心線を作成(Collapse Dual Lines To Centerline)]、[建物ポリゴンの単純化(Simplify Building)]、[ラインの単純化(Simplify Line)]、[ポリゴンの単純化(Simplify Polygon)]、[ラインのスムージング(Smooth Line)]、[ポリゴンのスムージング(Smooth Polygon)])があります。
- [シンボル表現の競合] ツールセット: これは以前のリリースでは [グラフィック クオリティ] という名前のツールセットでした。
- [格子線と経緯線] ツールセット: この新しいツールセットには、格子線レイヤと経緯線レイヤを作成および管理するためのツールが含まれています。
新規ツール
ツールセット | ツール | 説明 |
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コンター フィーチャ用のアノテーションを作成します。 | ||
マップ サービス キャッシュ タイル スキーマ → ポリゴン(Map Server Cache Tiling Scheme To Polygons) | 既存のタイル スキーマに基づいて新しいポリゴン フィーチャクラスを作成します。 | |
ポリゴン インデックス レイヤを基にして、ラベルをマップ ドキュメント内のレイヤのアノテーションに変換します。 | ||
このツールのごく一般的な使用例は、マップ ブック内の隣接ページへのラベル設定に使用できるフィールドに値を移入することです。このツールは、8 つの新しいフィールド(羅針盤の北、北東、東、南東、南、南西、西および北西の 8 地点を表す各フィールド)を入力フィーチャクラスに付加し、入力フィーチャクラスのフィーチャごとに各基本的な方向における隣接(近隣)ポリゴンを識別する値を計算します。 | ||
フィーチャ範囲の中心点を基準に、中央子午線およびオプションの標準緯線を計算します。続いて、この座標系を空間参照文字列として所定のテキスト フィールドに格納します。この手順をフィーチャのセット、またはサブセットに対して繰り返し実行します。 | ||
フィーチャクラスの各フィーチャの中心点を基準に、真北の回転角を計算します。この値を所定のフィールドに自動入力します。このフィールドをデータ ドリブン ページと併用することによって、各マップを真北まで回転できます。 | ||
各フィーチャの UTM ゾーンを中心点を基準に計算し、この空間参照文字列を所定のフィールドに格納します。このフィールドをデータ ドリブン ページと併用することにより、マップごとに適正な UTM ゾーンへの空間参照を更新できます。 | ||
ポリゴン フィーチャの矩形グリッドを作成します。このグリッドは、データ ドリブン ページを使用してマップ ブックのページを指定するためのインデックスとして使用できます。グリッドは、別のフィーチャ レイヤと交差するポリゴン フィーチャだけを含むように作成できます。 | ||
1 つのライン フィーチャまたはライン フィーチャのグループに沿って一連の矩形ポリゴン(インデックス フィーチャ)を作成します。このインデックス フィーチャをデータ ドリブン ページで使用して、ストリップ マップ内部またはライン フィーチャに沿ったマップ セット内部にページを定義することができます。作成されるインデックス フィーチャには、ページ上のマップを回転させて方向を決めたり、現在のページの次(上下左右のいずれか)に来るインデックス フィーチャ(ページ)を決定したりするために使用できる属性が含まれます。 | ||
隣接したポイント フィーチャのクラスタの周囲に、ポリゴン フィーチャを作成します。 | ||
分割された道路車線の一致ペアを置き換える単線道路フィーチャを生成します。 | ||
小さい縮尺で表示するために、接続性と一般特性を維持して単純化した道路網を生成します。 | ||
[道路の競合を解決(Resolve Road Conflicts)] ツールおよび [道路のマージ(Merge Divided Roads)] ツールにおける道路のアジャストの結果として発生した移動を、隣接フィーチャに反映させます。 | ||
建物を移動したり、非表示にしたりすることにより、建物間および線形バリア フィーチャに関するシンボルの競合を解決します。 | ||
線分の一部をアジャストすることにより、シンボル表示された道路フィーチャ間のシンボル表現の競合を解決します。 | ||
選択した格子線と経緯線レイヤ(1 つまたは複数)に関連付けられているすべてのフィーチャを、フィーチャ データセットから削除します。 | ||
事前定義済みのカートグラフィック仕様に基づいて格子線フィーチャ、経緯線フィーチャ、および境界線フィーチャを描写し、フィーチャクラスのグループ レイヤを作成できます。グリッド レイヤは、縮尺/範囲固有の高度なグリッド定義に適しています。 |
機能強化されたツール
ツール | 強化内容 |
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標準シンボルを使用して描画されたレイヤを入力として使用可能になりました。リプレゼンテーションで描画されたレイヤも引き続きサポートされます。 | |
BLD_STATUS フィールドに以下の単純化の結果が示されるようになりました。
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変換ツールボックス
ツールセットの変更内容
- [KML から変換] ツールセット:この新しいツールセットには、KML(Keyhole Markup Language)からデータをインポートするためのツールが含まれています。
- [Collada へ変換] ツールセット:この新しいツールセットには、Collada 形式にエクスポートするためのツールが含まれています。
新規ツール
ツールセット | ツール | 説明 |
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KML または KMZ ファイルをフィーチャクラスに変換するとともに、KML/KMZ 内にあるソース レンダリング情報からレイヤ ファイルを作成します。 | ||
一連の画像からビデオ ファイルを作成します。 入力イメージの有効な形式は Windows ビットマップと JPEG です。 | ||
ArcGIS メタデータを標準のメタデータ形式に変換し、XML ファイルとして保存します。 | ||
各種 ArcGIS アイテムのメタデータをエクスポートします。 | ||
メタデータを必要に応じて ArcGIS メタデータに変換して、ArcGIS アイテムにインポートします。 | ||
メタデータの値を更新して、メタデータが記述する ArcGIS アイテムの最新のプロパティを反映します。 | ||
ArcGIS 10 より前のバージョンで作成されたメタデータを ArcGIS メタデータにアップグレードします。 | ||
XML スキーマを使用して XML ファイルの整合チェックを行います。 | ||
ArcGIS アイテムのメタデータをエクスポートしてから、XML スキーマを使用して、エクスポートされた XML ファイルの整合チェックを行います。 | ||
各種 ArcGIS アイテムのメタデータの整合チェックを行います。 | ||
1 つ以上のマルチパッチ フィーチャを出力フォルダ内の COLLADA ファイルと参照されているテクスチャ画像ファイルのコレクションに変換します。入力として、レイヤまたはフィーチャクラスのいずれかを指定できます。 | ||
ArcInfo 交換ファイル(*.e00)をインポートします。交換ファイルは、カバレッジ、INFO テーブル、AML マクロなどのテキスト ファイル、その他の ArcInfo ファイルを転送するために使用されます。カバレッジ、グリッド、および TIN の場合、交換ファイルには適切な INFO テーブル情報を含むすべての情報が含まれます。交換ファイルは、「.e00」のファイル接尾辞で表します。これは、*.e00 ファイルをインポートする ArcView 3.x バージョンのユーティリティです。 | ||
CAD データセットを読み取り、ドローイングのフィーチャクラスを作成します。フィーチャクラスがジオデータベース フィーチャ データセットに書き込まれます。 |
機能強化されたツール
ツールセット | ツール名 | 説明 |
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ESRI メタデータ トランスレータ(ESRI Metadata Translator) | ArcGIS メタデータと ISO 19139 XML 形式との間の変換についてさまざまな機能強化が行われました。 | |
XSLT 変換(XSLT Transformation) | このツールにオプションのパラメータが追加されました。このパラメータの値を XSLT スタイル シートに渡してから、XML ファイルの変換時に使用できます。 |
データ管理ツールボックス
ツールセットの変更内容
- [グラフ] ツールセット:この新しいツールセットには、グラフを作成および保存するためのツールが含まれています。
- [パッケージ] ツールセット:この新しいツールセットには、レイヤやマップをパッケージ化して統合するためのツールが含まれています。
- [ラスタ] ツールセット:ラスタ ツールセット内に新しいツールセットが追加されました。これらのツールセットには各種の新規ツールが含まれています。これまで [ラスタ] ツールセット内にあったツールもこの下の新しいツールセットに移動しました。新しいツールセットは、[モザイク データセット]、[ラスタ カタログ]、[ラスタ データセット]、[ラスタ プロセシング]、[ラスタ プロパティ] です。
機能強化されたツール
ツールセット | ツール | 説明 |
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ジオメトリに基づいて複製するエリアを定義するパラメータが新たに追加されました。このパラメータを使用することで、国や州の境界などの長方形でない形状に基づいて、レプリカの境界を定義できます。 一方向レプリカを作成する場合、追加されたもう 1 つの新しいパラメータを使用できます。追加されたもう 1 つの新しいパラメータでは、同期の際に送信する変更を追跡するために、バージョンの代わりに履歴管理機能を使用するかどうかを指定します。 | ||
ポリゴンとポリラインのどちらで出力するかを制御するパラメータが追加されました。 | ||
ポイント タイプのパラメータとして [DANGLE] オプションが新たに追加されました。この新しいオプションに設定した場合、ダングルの端点上の頂点だけが出力フィーチャクラスに書き込まれます。 | ||
隣接ポリゴン間で重なっている 2 本の線を 1 本の境界線にして左右近傍属性を持たせるか、重なった 2 本の線のまま元の属性もすべて維持させるか、を切り替えるパラメータが新たに追加されました。 | ||
出力ポイントに Z 座標として割り当てられる Z フィールドを入力テーブルから指定するパラメータが新たに追加されました。 | ||
INTERSECT_3D と WITHIN_A_DISTANCE_3D の 2 つの空間リレーションシップが新たに追加されました。大量のデータを短時間で処理するためにアルゴリズムも改良されました。 | ||
*.lyr ファイルに、ソース データセットへのパスを相対パスで保存するか絶対パスで保存するかを制御するパラメータが新たに追加されました。 | ||
カラーマップを出力データセットの RGB に変換するパラメータが新たに追加されました。 | ||
CLR(カラーマップ)または ACT(Adobe カラー テーブル)ファイルを使用してカラーマップを指定可能になりました。 | ||
最新バージョンのジオデータベースと以前のバージョン(9.3 や 9.2 など)のジオデータベースのどちらを作成するかを制御するパラメータが新たに追加されました。 | ||
新規ツール
ツールセット | ツール | 説明 |
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ジオデータベース外で作成されたフィーチャクラス、テーブルおよびラスタ レイヤをジオデータベースに登録して、ジオデータベース機能をすべて利用できるようにします。 | ||
最新リリースの ArcGIS で使用可能な新機能を利用するために、ジオデータベースを最新リリースにアップグレードします。パーソナル ジオデータベース、ファイル ジオデータベース、ArcSDE ジオデータベース用の sde 接続ファイルまたは sde 接続情報を入力として指定することができます。 | ||
このツールは X 座標フィールド、Y 座標フィールド、方位フィールド、距離フィールドに基づいてテーブルを 2 ポイント ラインに変換します。 | ||
非常に長いラインや大きなポリゴンを、容易に管理できる小さなフィーチャに分割します。 | ||
入力フィーチャ(または入力フィーチャのグループ)をカバーする最小の長方形、円、凸包を作成します。 | ||
ポイントからライン フィーチャを作成します。 | ||
ライン フィーチャを交点、またはポイント フィーチャへの近接度に基づいて分割します。 | ||
座標およびその他の必須フィールドを含むテーブルを楕円ポリゴンに変換します。 | ||
一致する端点(および、オプションで共通の属性値)を持つラインをマージします。 | ||
始点と終点を持つテーブルから、2 ポイントの測地ポリライン フィーチャを含む、新しいフィーチャクラスを作成します。 | ||
別のフィールドに格納されている値に基づいて、フィーチャの終了時間を計算します。 | ||
文字列または数値フィールドに格納されている時間値を日付フィールドへ変換します。 | ||
日付フィールドに記録されている時間値をタイム ゾーン間で変換します。 | ||
フィールドまたは列に入力されたデータを、テーブルまたはフィーチャクラスの行にシフトします。 | ||
フィールドの一覧内で同一値を持つ、フィーチャクラスまたはテーブルのレコードを削除します。「Shape」フィールドが選択されている場合は、フィーチャ ジオメトリが照合されます。 | ||
フィールドの一覧内で同一値を持つ、フィーチャクラスまたはテーブルのレコードを報告し、同一値を持つこれらのレコードを示すテーブルを生成します。「Shape」フィールドが選択されている場合は、フィーチャ ジオメトリが照合されます。 | ||
このツールは、フィールドの値に基づいて、フィーチャクラスまたはテーブルのレコードを昇順または降順で並べ替えます。並べ替えの結果は、新しいデータセットにコピーされます。 | ||
指定したサイズのパーツやホールを削除して、入力ポリゴンからのフィーチャを含む新しい出力フィーチャクラスを作成します。 | ||
グラフ テンプレートまたは既存のグラフを使用して、グラフをビジュアルな出力として作成します。 | ||
グラフを画像ファイル、ベクタ ファイルまたはグラフ ファイルに保存します。 | ||
モザイク データセットまたはレイヤ ファイルからテンポラリ モザイクレイヤを作成します。ツールで作成されたレイヤは一時的であり、レイヤをディスクに保存するか、またはマップ ドキュメントを保存しておかない限り、セッション後に削除されます。 | ||
すべてのデータおよび参照先データ ソースをコピーすることにより、1 つまたは複数のレイヤを 1 つのフォルダに統合します。 | ||
マップ ドキュメントおよびすべての参照先データ ソースを、指定した出力フォルダに統合します。 | ||
レイヤ パッケージまたはマップ パッケージのコンテンツを指定のフォルダに抽出します。出力フォルダのコンテンツは、入力パッケージのコンテンツで更新されます。 | ||
1 つまたは複数のレイヤおよびすべての参照先データ ソースをパッケージ化し、単一の圧縮 *.lpk ファイルを作成します。 | ||
マップ ド キュメントおよびすべての参照先データ ソースをパッケージ化し、単一の圧縮 *.mpk ファイルを作成します。 | ||
レイヤ パッケージまたはマップ パッケージを ArcGIS Online に公開することによって共有します。 | ||
ポイントの座標フィールドを含むテーブルをポイント フィーチャクラスへ変換します。入力テーブルの座標フィールドは GARS、UTM、MGRS などの各種表記法の形式になります。出力のポイント フィーチャクラスにも、選択した座標表記でポイントの座標フィールドが格納されます。 | ||
ファイル、フォルダ、ラスタ カタログ、テーブル、または Web サービスなど多数のソースからモザイク データセットにラスタ データセットを追加します。 | ||
モザイク データセットの境界線ポリゴンを作成します。デフォルトでは、すべてのフットプリント ポリゴンを境界線でマージし、有効なピクセルの範囲を表現する 1 つの境界線を作成します。 | ||
モザイク データセット内の各ラスタ データセットのフットプリントを計算します。 | ||
モザイク データセットの概観図を定義して作成します。 | ||
モザイク データセットのシームラインを自動的に作成します。 | ||
モザイク データセット内のラスタについて最小および最大のセル サイズを計算します。 | ||
モザイク データセットのカラー調整を実行して、タイルの継ぎ目を見えないようにします。 | ||
指定した時点から変更されているモザイク データセット内の領域を特定します。 | ||
ジオデータベースに空のモザイク データセットを作成します。 | ||
既存のラスタ カタログ、ラスタ カタログからの選択セット、またはモザイク データセットから新規のモザイク データセットを作成します。 | ||
モザイク データセットに対して 1 つ以上の NoData 値を指定できます。 | ||
カラー マスクまたはヒストグラムのパーセント値に基づいて除外エリアを設定できます。次に、このツールの出力を [モザイク データセットのカラー調整(Color Balance Mosaic Dataset)] ツールで使用できます。 | ||
モザイク データセット内のフットプリント、境界、またはシームラインがポリゴン フィーチャクラス内のものと整合するように、フィーチャ ジオメトリを変更します。 | ||
モザイク データセットからラスタを削除します。 | ||
ラスタ アイテムを再構築し、初回追加時に使用されたラスタ タイプとオプションを使って、モザイク データセット内の影響を受けるフィールドを更新します。 | ||
DTED タイリング構造に基づいて、ラスタ データセットをファイルに分割します。 | ||
入力ラスタ データセットからタイル出力を作成します。 | ||
フォルダ構造を横断して、その中に含まれるすべてのラスタ データセットのピラミッドを構築し、統計情報を計算します。ラスタ カタログやモザイク データセットに含まれるすべてのアイテムのピラミッド構築および統計情報の計算にも使用することができます。 | ||
入力フィーチャ レイヤまたはテーブル ビューが接続しているバージョンを変更します。このツールでは、入力されたレイヤまたはテーブル ビューのバージョンだけが変更されます。他のレイヤやテーブル ビューは影響を受けません。フィーチャクラスまたはテーブルを使用しているときに接続しているバージョンに、このツールが影響を与えることはありません。 | ||
ArcSDE ジオデータベースへの接続で使用する ArcSDE 接続ファイルを作成します。 |
編集ツールボックス(新規)
この新しいツールボックスには、一括編集とデータ クリーンナップに使用する 7 つの新しいジオプロセシング ツールが含まれています。
新規ツール
ツール | 説明 |
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ライン フィーチャまたはポリゴン フィーチャに沿って頂点を挿入します。円弧線分(ベジェ、円弧、楕円弧)も頂点が密集した線分に置き換えられます。 | |
操作のタイプに応じて、[削除フィーチャ] で指定されたフィーチャの内側または外側にあるポイントを入力から削除します。 | |
このツールは、指定した距離内で最初に交差するフィーチャまでセグメントを延長します。指定した距離内に交差するフィーチャがない場合は、セグメントが延長されません。このツールは品質管理タスクを目的としています。たとえば、適切なスナップ環境が設定されていない状態でフィーチャをデジタイズした場合、このツールを使用してトポロジ エラーを修正します。 | |
ライン フィーチャの「始点-終点」方向を逆にします。 | |
指定した最大許容オフセットに基づき、Douglas-Peucker 単純化アルゴリズムを使用して入力フィーチャを単純化します。出力フィーチャには、元の入力頂点のサブセットが含まれます。 | |
ポイントまたは頂点を、他のフィーチャの頂点、エッジ、または端点の位置と正確に一致するように移動します。スナップ ルールを指定すれば、入力頂点のスナップ先(指定した距離範囲で最も近くにある頂点、エッジ、または端点)を制御できます。 | |
ラインの交点からの長さが指定した長さより短いセグメント(ダングル)を削除します。片方または両方の端点が別のラインと接していないラインの、交点からの長さが指定した長さより短いセグメント(ダングル)だけが削除されます。 |
ジオコーディング ツールボックス
新規ツール
ツール | 説明 |
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コンポジット住所ロケータを作成します。コンポジット住所ロケータは 2 つ以上の別々の住所ロケータから構成され、複数の住所ロケータに対して住所を照合することができます。 | |
フィーチャクラスのポイント位置から住所を生成します。リバース ジオコーディング処理により、指定した検索距離に基づいて、ポイント位置に最も近い住所または交差点を検索します。 |
リニア リファレンス ツールボックス
機能強化されたツール
ツール | 説明 |
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オフセット距離が M 方向とデジタイズ方向のどちらに基づくかを指定するパラメータが新たに追加されました。 |
パーセル ファブリック ツールボックス(新規)
新規ツール
ツールセット | ツール | 説明 |
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トポロジに属するポリゴン フィーチャとライン フィーチャをターゲット パーセル ファブリックに読み込みます。 | ||
入力されるパーセル ファブリックから、パーセル ファブリック レイヤを作成します。ツールで作成されるパーセル ファブリック レイヤは一時的なものであり、ドキュメントを保存しない限り、セッション終了後は保持されません。このツールは、ジオプロセシング モデルにパーセル ファブリック サブレイヤを追加するときに必要になります。 | ||
[レイヤとテーブル ビュー] ツールセットでは、パーセル ファブリック レイヤ、レイヤ ファイル、テーブル ビューを作成および操作します。 | ||
既存のパーセル ファブリックを ArcGIS の最新バージョンにアップグレードします。既存のパーセル ファブリックがアップグレードされ、ArcGIS の最新のバージョンで利用可能なパーセル編集機能を利用できるようになります。 |
サーバ ツールボックス
機能強化されたツール
ツールセット | ツール | 説明 |
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タイルを圧縮形式と展開形式のどちらに保存するかを制御するパラメータが新たに追加されました。 |
新規ツール
ツールセット | ツール | 説明 |
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マップ サービス キャッシュの格納形式を変換(Convert Map Server Cache Storage Format) | マップ サービス キャッシュのストレージをエクスプロード形式(10.0 より前の形式)とコンパクト形式の間で変換します。このツールでは、変換後の形式が「変換前と同じ場所に配置」されるので、既存の形式のコピーは作成されません。代わりに、同じキャッシュ フォルダに新しい形式のキャッシュが作成され、古い形式は削除されます。 | |
タイルをマップ キャッシュからディスク上のフォルダにエクスポートします。タイルは、他のキャッシュにインポートするか、または親のサービスから独立したラスタ データセットとして ArcGIS Desktop からアクセスすることができます。 | ||
タイルをディスク上のフォルダからマップ キャッシュにインポートします。ソース フォルダとして、登録済みサーバ キャッシュ ディレクトリの子を指定することも、あるいは以前にタイルをエクスポートしておいた他のフォルダを指定することもできます。ターゲット マップ サービスは、タイル スキーマおよび格納形式がマップ キャッシュと一致している必要があります。 | ||
指定した対象エリア内で選択したレイヤを、特定の形式および空間参照に抽出します。その後、抽出されたデータは Zip ファイルに書き込まれます。 | ||
指定したレイヤ内および対象エリア内のデータを、選択した形式および空間参照に抽出します。さらに、そのデータを圧縮して、指定したアドレスに電子メールを送信します。このツールを使用して、[データの抽出] ジオプロセシング サービスを作成することができます。 | ||
指定した対象エリア内で選択したレイヤを、選択したフォーマットおよび空間参照に抽出します。さらに、すべてのデータは Zip ファイル内に書き込まれます。 | ||
SMTP 電子メール サーバを使用して、電子メール アドレスあてにファイルをメール送信します。 |
空間統計ツールボックス
機能強化されたツール
ツールセット | ツール | 説明 |
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導き出された出力変数に、平均最短距離の観測値 NNObserved と予測値 NNExpected の両方が含まれるようになりました。 | ||
Ripley の K 関数法(Multi-Distance Spatial Cluster Analysis(Ripleys K Function)) | オプションのグラフィック表示として、グラフの設定変更をユーザが完全に制御可能なライン グラフ ファイルが追加されました。このグラフ ファイルは、グラフを右クリックして [保存] オプションを選択することでファイルが保存されるまでの一時ファイルです。 | |
[出力結果をグラフィックスで表示] パラメータは、グラフィックス出力用の新しい HTML 形式が反映された [レポートの生成] に変わりました。HTML ファイルは自動的に表示されません。結果ウィンドウで HTML エントリをダブルクリックすると、デフォルトのインターネット ブラウザで HTML ファイルが開きます。結果ウィンドウで メッセージ エントリを右クリックして [表示] を選択すると、[メッセージ] ダイアログ ボックスに結果が表示されます。これらの変更によって、解析結果をレポートにより簡単に取り込むことが可能になりました。 | ||
サマリ レポートと診断が結果ウィンドウに書き込まれます。[メッセージ] エントリを右クリックして [表示] を選択すると、[メッセージ] ダイアログ ボックスに結果が表示されます。結果をコピーしてその他のテキスト ドキュメントに貼り付けることもできます。 | ||
ツールの結果が結果ウィンドウに書き込まれます。[メッセージ] エントリを右クリックして [表示] を選択すると、[メッセージ] ダイアログ ボックスに結果が表示されます。 |
新規ツール
ツールセット | ツール | 説明 |
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データセット内のフィーチャまでの全体のユークリッド距離が最小になる位置を特定します。 |