インデックス フィーチャ(格子状)の作成(Grid Index Features) (カートグラフィ)
サマリ
ポリゴン フィーチャの矩形グリッドを作成します。このグリッドは、データ ドリブン ページを使用してマップ ブックのページを指定するためのインデックスとして使用できます。グリッドは、別のフィーチャ レイヤと交差するポリゴン フィーチャだけを含むように作成できます。
使用法
出力フィーチャクラスの座標系はこの順に決定されます。
- [環境設定] で座標系が [出力データの座標系] の変数で指定されている場合、その出力フィーチャクラスはこの座標系を使用します。
- 座標系が [出力データの座標系] で指定されていない場合、その出力フィーチャクラスはアクティブなデータ フレーム(ArcMap が開いている)の座標系を使用します。
- 座標系が [出力データの座標系] で指定されていないときに、アクティブなデータ フレームがない(ArcMap が開いていない)場合、出力フィーチャクラスは最初の入力フィーチャの座標系を使用します。
- 座標系が [出力データの座標系] で指定されていないときに、アクティブなデータ フレームがなく(ArcMap が開いていない)、入力フィーチャが指定されていない場合、出力フィーチャクラスの座標系は不明になります。
-
[入力フィーチャ] には、ポイント、ライン、またはポリゴンを指定する必要があります。
-
[ページ単位と縮尺の使用] を選択すると、[縮尺] が必須パラメータになります。
-
ツール ダイアログを使用していて、[ポリゴン グリッドの原点座標] が指定されていた場合、ポリゴンの幅または高さの値を変更すると、行数と列数が自動的に変更されます。
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[入力フィーチャ] を追加すると、[ポリゴン グリッドの原点座標] が自動的に計算されます。
-
出力フィーチャクラスをジオデータベースに保存することを検討してください。シェープファイルに出力を保存する機能はサポートされていますが、[中央子午線と緯線の計算] ツールまたは [UTM ゾーンの計算] ツールを使用してインデックス レイヤ フィーチャに対する空間参照を計算しようとした場合、生成された座標の文字列結果が、シェープファイルのフィールド文字長の制限(255 文字)を超過してしまうことがあります。
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[ページ単位と縮尺の使用] がオンになっている場合、[ポリゴンの幅] と [ポリゴンの高さ] の単位が、アクティブなマップ ドキュメントに設定してあるページ単位に一致するよう、自動的に変更されます。ArcMap セッションの外部でツールを使用している場合、この単位はインチにデフォルト設定されます。メートルやマイルなどのマップ単位を指定することも可能ですが、ページに適した単位を使用することを推奨します。
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[ページ単位と縮尺の使用] がオンになっている場合、マップの縮尺は、アクティブな ArcMap ドキュメントの印刷レイアウトに表示されるアクティブ データ フレームの縮尺値にデフォルト設定されます。ArcMap セッションの外部でツールを使用している場合、この縮尺は 1 にデフォルト設定されます。
-
最適な結果を得るには、すべての入力フィーチャレイヤおよびフィーチャクラスをデータ フレームと同じ座標系に配置する必要があります。なお、ArcMap セッションの外部でツールを使用している場合は、入力フィーチャ レイヤおよびフィーチャクラスをすべて、リスト内の 1 番目の入力フィーチャレイヤまたはフィーチャクラスと同じ座標系に配置する必要があります。
構文
パラメータ | 説明 | データ タイプ |
out_feature_class |
作成されるポリゴン インデックス フィーチャのフィーチャクラス。 出力フィーチャクラスの座標系はこの順に決定されます。
| Feature Class |
in_features [in_features,...] (オプション) |
入力フィーチャを使用して、作成対象のポリゴングリッドの範囲を定義することができます。 | Feature Layer |
intersect_feature (オプション) |
出力のグリッド フィーチャクラスを、入力フィーチャ レイヤまたはデータセットと交差する領域だけに制限します。入力フィーチャを指定した場合、デフォルト値は INTERSECTFEATURE です。入力フィーチャの交差部が、インデックス フィーチャの作成に使用されます。
| Boolean |
use_page_unit (オプション) |
インデックス ポリゴン サイズの入力をページ単位に含めるかどうかを指定します。デフォルトは NO_USEPAGEUNIT です。ツールはデフォルトでマップ単位を使用します。
| Boolean |
scale (オプション) |
インデックス ポリゴンの高さと幅をページ単位で計算する予定がある場合は、縮尺を指定する必要があります。アクティブな ArcMap セッションの外部でツールを使用している場合、デフォルトの縮尺値は 1 です。 | Long |
polygon_width (オプション) |
マップ単位またはページ単位のどちらかで指定された、インデックス ポリゴンの幅。ページ単位を使用した場合、デフォルト値は 1 インチです。マップ単位を使用した場合、デフォルト値は 1 度です。 | Linear unit |
polygon_height (オプション) |
マップ単位またはページ単位のどちらかで指定された、インデックス ポリゴンの高さ。ページ単位を使用した場合、デフォルト値は 1 インチです。マップ単位を使用した場合、デフォルト値は 1 度です。 | Linear unit |
origin_coord (オプション) |
出力グリッド フィーチャクラスの左下の原点座標。入力フィーチャを指定した場合、指定されたフィーチャの範囲の結合範囲によってデフォルト値が算出されます。入力フィーチャを指定しない場合、デフォルトの座標は 0、0 です。 | Point |
number_rows (オプション) |
原点を基点として Y 方向に作成する行の数。デフォルトは 10 です。 | Long |
number_columns (オプション) |
原点を基点として X 方向に作成する列の数。デフォルトは 10 です。 | Long |
starting_page_number (オプション) |
それぞれのグリッド インデックス フィーチャには、指定した開始ページ番号で始まる連続するページ番号が割り当てられます。デフォルトは 1 です。 | Long |
label_from_origin (オプション) |
指定した開始ページ番号(ラベル)から始まるシーケンシャル ページ番号(デフォルトは 1)を、出力グリッドの左下隅にあるセルから開始します。デフォルトは NO_LABELFROMORIGIN です。
| Boolean |
コードのサンプル
入力フィーチャの交差部を使用し、指定したインデックス フィーチャのマップ単位のディメンションを使用して、GridIndexFeatures(インデックス フィーチャ(格子状)の作成)を作成します。
import arcpy from arcpy import env arcpy.env.workspace = "C:\data\ProjectData.gdb" arcpy.GridIndexFeatures_cartography("gridIndexFeatures","poly", "", "", "", "1000 meters","1000 meters")
入力フィーチャの全範囲を使用し、指定したインデックス フィーチャのページ単位のディメンションを使用して、GridIndexFeatures(インデックス フィーチャ(格子状)の作成)を作成します。
import arcpy from arcpy import env arcpy.env.workspace = "C:\data\ProjectData.gdb" arcpy.GridIndexFeatures_cartography("gridIndexFeatures","poly", "NO_INTERSECTFEATURE","USEPAGEUNIT", "100000", "5 inches","5 inches")
入力フィーチャの交差部を使用し、指定したインデックス フィーチャのマップ単位のディメンションを使用して、開始ページ番号を 5 として GridIndexFeatures(インデックス フィーチャ(格子状)の作成)を作成します。
import arcpy from arcpy import env arcpy.env.workspace = "C:\data\ProjectData.gdb" arcpy.GridIndexFeatures_cartography("gridIndexFeatures","poly", "", "", "", "1000 meters", "1000 meters", "", "", "", "5")
原点座標、インデックス フィーチャのマップ単位のディメンション、行数、および列数を指定して、GridIndexFeatures(インデックス フィーチャ(格子状)の作成)を作成します。
import arcpy from arcpy import env arcpy.env.workspace = "C:\data\ProjectData.gdb" arcpy.GridIndexFeatures_cartography("gridIndexFeatures", "", "", "", "", "1000 meters","1000 meters", "-6000000 -1600000", "15", "20",)
原点座標、インデックス フィーチャのページ単位のディメンション、行数、および列数を指定し、開始ページ番号を 5 とし、原点からラベリングを開始するように指定して、GridIndexFeatures(インデックス フィーチャ(格子状)の作成)を作成します。
import arcpy from arcpy import env arcpy.env.workspace = "C:\data\ProjectData.gdb" arcpy.GridIndexFeatures_cartography("gridIndexFeatures", "", "", "USEPAGEUNIT", "100000", "5 inches", "5 inches", "-6000000 -1600000", "5", "LABELFROMORIGIN")
入力フィーチャの交差部を使用し、指定したインデックス フィーチャのマップ単位のディメンションを使用して、GridIndexFeatures(インデックス フィーチャ(格子状)の作成)を作成します。
# gridindexfeatures_example1.py # Description: Creates Grid Index Features using the intersection of input # features and specified index feature dimensions in map units # Import system modules import arcpy from arcpy import env # Set environment settings arcpy.env.workspace = "C:\data\ProjectData.gdb" # Set local variables outFeatureClass = "gridIndexFeatures" inFeatures = "poly" polygonWidth = "1000 meters" polygonHeight= "1000 meters" # Execute GridIndexFeatures arcpy.GridIndexFeatures_cartography(outFeatureClass,inFeatures, "", "", "", polygonWidth, polygonHeight)
入力フィーチャの全範囲を使用し、指定したインデックス フィーチャのページ単位のディメンションを使用して、GridIndexFeatures(インデックス フィーチャ(格子状)の作成)を作成します。
# gridindexfeatures_example2.py # Description: Creates Grid Index Features using the entire extent of input # features and specified index feature dimensions in page units # Import system modules import arcpy from arcpy import env # Set environment settings arcpy.env.workspace = "C:\data\ProjectData.gdb" # Set local variables outFeatureClass = "gridIndexFeatures" inFeatures = "poly" noIntersect = "NO_INTERSECTFEATURE" usePageUnit = "USEPAGEUNIT" scale = "100000" polygonWidth = "5 inches" polygonHeight= "5 inches" # Execute GridIndexFeatures arcpy.GridIndexFeatures_cartography(outFeatureClass, inFeatures, noIntersect, usePageUnit, scale, polygonWidth, polygonHeight)
入力フィーチャの交差部を使用し、指定したインデックス フィーチャのマップ単位のディメンションを使用して、開始ページ番号を 5 として GridIndexFeatures(インデックス フィーチャ(格子状)の作成)を作成します。
# gridindexfeatures_example3.py # Description: Creates Grid Index Features using the intersection of input # features, specified index feature dimensions in map units and 5 as the # starting page number # Import system modules import arcpy from arcpy import env # Set environment settings arcpy.env.workspace = "C:\data\ProjectData.gdb" # Set local variables outFeatureClass = "gridIndexFeatures" inFeatures = "poly" polygonWidth = "1000 meters" polygonHeight = "1000 meters" startingPageNum = "5" # Execute GridIndexFeatures arcpy.GridIndexFeatures_cartography(outFeatureClass,inFeatures, "", "", "", polygonWidth, polygonHeight, "", "", "" startingPageNum)
原点座標、インデックス フィーチャのマップ単位のディメンション、行数、および列数を指定して、GridIndexFeatures(インデックス フィーチャ(格子状)の作成)を作成します。
# gridindexfeatures_example4.py # Description: Creates Grid Index Features by specifying the origin # coordinates, the index feature dimensions in map units, the number of # rows and the number of columns # Import system modules import arcpy from arcpy import env # Set environment settings env.workspace = "C:\data\ProjectData.gdb" env.outputCoordinateSystem = r"C:\Program Files\ArcGIS\Desktop10.0\Coordinate Systems\ Projected Coordinate Systems\Continental\North America\North America Albers Equal Area Conic.prj" # Set local variables outFeatureClass = "gridIndexFeatures" polygonWidth = "1000 meters" polygonHeight= "1000 meters" originCoord = "-6000000 -1600000" numberRows = "15" numberColumns = "20" # Execute GridIndexFeatures arcpy.GridIndexFeatures_cartography(outFeatureClass, "", "", "", "", polygonWidth, polygonHeight, originCoord, numberRows, numberColumns)
原点座標、インデックス フィーチャのページ単位のディメンション、行数、および列数を指定し、開始ページ番号を 5 とし、原点からラベリングを開始するように指定して、GridIndexFeatures(インデックス フィーチャ(格子状)の作成)を作成します。
# gridindexfeatures_example5.py # Description: Creates Grid Index Features by specifying the origin # coordinates, the index feature dimensions in page units, the number of # rows, the number of columns, 5 as the starting page number and labeling # to start at the origin # Import system modules import arcpy from arcpy import env # Set environment settings env.workspace = "C:\data\ProjectData.gdb" env.outputCoordinateSystem = r"C:\Program Files\ArcGIS\Desktop10.0\Coordinate Systems\ Projected Coordinate Systems\Continental\North America\North America Albers Equal Area Conic.prj" # Set local variables outFeatureClass = "gridIndexFeatures" usePageUnit = "USEPAGEUNIT" scale = "100000" polygonWidth = "1000 meters" polygonHeight= "1000 meters" originCoord = "-6000000 -1600000" numberRows = "15" numberColumns = "20" startingPageNum = "5" labeling = "LABELFROMORIGIN" # Execute GridIndexFeatures arcpy.GridIndexFeatures_cartography(outFeatureClass, "", "", usePageUnit, scale, polygonWidth, polygonHeight, originCoord, numberRows, numberColumns, startingPageNum, labeling)