データ ドリブン ページ ツールセットの概要

データ ドリブン ページで使用されるインデックス レイヤを作成、準備できるツールが収録されています。インデックス レイヤのフィーチャは、複数のページの範囲を定義するために使用されます。各フィーチャ範囲に対して 1 ページの出力が生成されます。

説明

隣接図郭情報の追加(Calculate Adjacent Fields)

このツールのごく一般的な使用例は、マップ ブック内の隣接ページへのラベル設定に使用できるフィールドに値を移入することです。このツールは、8 つの新しいフィールド(羅針盤の北、北東、東、南東、南、南西、西および北西の 8 地点を表す各フィールド)を入力フィーチャクラスに付加し、入力フィーチャクラスのフィーチャごとに各基本的な方向における隣接(近隣)ポリゴンを識別する値を計算します。

中央子午線と緯線の計算(Calculate Central Meridian and Parallels)

フィーチャ範囲の中心点を基準に、中央子午線およびオプションの標準緯線を計算します。続いて、この座標系を空間参照文字列として所定のテキスト フィールドに格納します。この手順をフィーチャのセット、またはサブセットに対して繰り返し実行します。

グリッド偏角の計算(Calculate Grid Convergence Angle)

フィーチャクラスの各フィーチャの中心点を基準に、真北の回転角を計算します。この値を所定のフィールドに自動入力します。このフィールドをデータ ドリブン ページと併用することによって、各マップを真北まで回転できます。

UTM ゾーンの計算(Calculate UTM Zone)

各フィーチャの UTM ゾーンを中心点を基準に計算し、この空間参照文字列を所定のフィールドに格納します。このフィールドをデータ ドリブン ページと併用することにより、マップごとに適正な UTM ゾーンへの空間参照を更新できます。

インデックス フィーチャ(格子状)の作成

ポリゴン フィーチャの矩形グリッドを作成します。このグリッドは、データ ドリブン ページを使用してマップ ブックのページを指定するためのインデックスとして使用できます。グリッドは、別のフィーチャ レイヤと交差するポリゴン フィーチャだけを含むように作成できます。

インデックス フィーチャ(帯状)の作成

1 つのライン フィーチャまたはライン フィーチャのグループに沿って一連の矩形ポリゴン(インデックス フィーチャ)を作成します。このインデックス フィーチャをデータ ドリブン ページで使用して、ストリップ マップ内部またはライン フィーチャに沿ったマップ セット内部にページを定義することができます。作成されるインデックス フィーチャには、ページ上のマップを回転させて方向を決めたり、現在のページの次(上下左右のいずれか)に来るインデックス フィーチャ(ページ)を決定したりするために使用できる属性が含まれます。

[データ ドリブン ページ] ツールセット

7/10/2012