データの抽出（Extract Data） (サーバ)
サマリ
指定した対象エリア内で選択したレイヤを、特定の形式および空間参照に抽出します。その後、抽出されたデータは Zip ファイルに書き込まれます。
注意:このスクリプト ツールは、一般的な使用を想定したものではありません。このツールは、「クリップと送信/データの抽出」ジオプロセシング サービス専用に使用されることを前提としています。このツールは、サーバ モデル ツール [データの抽出タスク（Extract Data Task）] のような、クリップと送信モデル ツールの一部として使用することができます。このツールの機能を拡張する、独自のデータの抽出ツールを作成するには、このツールとその Python スクリプトをプロジェクト フォルダにコピーし、その中で変更します。選択レイヤ、出力形式、空間参照を指定することなく、フィーチャ データのサブセットを行うための単純なツールについては、[抽出] ツールセット、または [クリップ（Clip）] ツールをご参照ください。
使用法
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カスタム空間参照名も、カスタム空間参照を含むフォルダが [カスタム空間参照フォルダ] パラメータの中で指定されているという条件で、[空間参照] パラメータに入力することができます。
構文
| パラメータ | 説明 | データ タイプ |
Layers_to_Clip [Layers_to_Clip,...] |
クリップ対象のレイヤ。フィーチャ レイヤまたはラスタ レイヤのどちらかを指定する必要があります。 | Feature Layer; Raster Layer |
Area_of_Interest |
このレイヤがクリップされる領域。 | Feature Set |
Feature_Format |
出力フィーチャのフォーマット。 [フィーチャ フォーマット] パラメータに指定する文字列は、次の書式に従っている必要があります。
 注意:コンポーネント間には必ずハイフンを入力し、ハイフンの両端には必ずスペースを入力してください。 たとえば、
このツールは内部的に [CAD へエクスポート（Export to CAD）] ツールを使用して、データを *.dgn、*.dwg、および *.dxf の CAD 形式に変換します。サポートされている略名としては、DGN_V8、DWG_R14、DWG_R2000、DWG_R2004、DWG_R2005、DWG_R2006、DWG_R2007、DWG_R2010、DXF_R14、DXF_R2000、DXF_R2004、DXF_R2005、DXF_R2006、DXF_R2007、DXF_R2010 が挙げられます。 例で記述しているフォーマットは、サポートされているデフォルトのフォーマットです。デフォルトでない形式へのエクスポートについては、[Quick Export] ツールの使用がサポートされています。[Quick Export] ツールには Data Interoperability Extension のインストールが必要です。Data Interoperability Extension は、デフォルトでは ArcGIS Desktop または ArcGIS Server にインストールされていません。すでに Data Interoperability Extension がインストールされている場合に、別の形式をデフォルト リストに追加する方法については、「デフォルト リストの追加、削除、変更」をご参照ください。  ライセンス: | String |
Raster_Format |
出力ラスタ データセットのフォーマット。 [ラスタ フォーマット] パラメータに指定する文字列は、次の書式に従っている必要があります。
次の文字列はすべて機能します。
注意:上記のラスタ フォーマットは何らかの制限を受ける場合があるので、必ずしもすべてのデータを所定のフォーマットに変換できるとは限りません。形式のリストと制限については、「ラスタ データセット形式の技術仕様」をご参照ください。 | String |
Spatial_Reference |
ツールによって提供される、出力データの空間参照。 Esri の標準空間参照に、ここで指定する名前は、希望する座標系の名前である必要があります。この名前は、空間参照の投影ファイル名に対応します。または、座標系の Well Known ID（WKID）を使用することができます。 例:
カスタム投影用に指定した名前はすべて、カスタム投影ファイル名（拡張子を含まない）でなければなりません。カスタム投影ファイルの場所は、カスタム空間参照フォルダ パラメータの中に指定されなければなりません。 | String |
Custom_Spatial_Reference_Folder （オプション） |
すべてのカスタム投影ファイル、または空間参照パラメータで参照されたファイルの場所。これが必要となるのは、カスタム投影ファイルが、[座標系] フォルダのインストール時のデフォルトに含まれていない場合だけです。 | Folder |
Output_Zip_File |
抽出データを含む、出力 Zip ファイル。 | File |