既存カタログからモザイク データセット作成(Create Referenced Mosaic Dataset) (データの管理)

サマリ

既存のラスタ カタログ、ラスタ カタログからの選択セット、またはモザイク データセットから新規のモザイク データセットを作成します。

使用法

構文

CreateReferencedMosaicDataset_management (in_dataset, out_mosaic_dataset, {coordinate_system}, {number_of_bands}, {pixel_type}, {where_clause}, {in_template_dataset}, {extent}, {select_using_features}, {lod_field}, {minPS_field}, {maxPS_field}, {pixelSize}, {build_boundary})
パラメータ説明データ タイプ
in_dataset

入力となるラスタ カタログまたはモザイク データセットのパスおよび名前。

Mosaic Layer; Mosaic Dataset; Raster Catalog Layer
out_mosaic_dataset

モザイク データセットが作成されるパスおよびフォルダの場所、またはジオデータベース。

Mosaic Dataset
coordinate_system
(オプション)

モザイク データセットに対して定義される座標系。これは、作成されるすべての関連ファイルで使用されます。

Spatial Reference
number_of_bands
(オプション)

モザイク データセットでサポートされるラスタ データセットのバンド数。


Long
pixel_type
(オプション)

モザイク データセットの出力値の範囲を指定するセルのビット深度。
たとえば、8 ビット モザイク データセットでは、範囲が 0 ~ 255 の 256 個の異なるピクセル値を格納できます。


定義されない場合、この値は最初のラスタ データセットから取得されます。

  • 1_BIT1 ビット符号なし整数。値は 0 または 1 です。
  • 2_BIT2 ビット符号なし整数。サポートされる値は 0 ~ 3 です。
  • 4_BIT4 ビット符号なし整数。サポートされる値は 0 ~ 15 です。
  • 8_BIT_UNSIGNED8 ビット符号なしデータ タイプ。サポートされる値は 0 ~ 255 です。
  • 8_BIT_SIGNED8 ビット符号付きデータ タイプ。サポートされる値は -128 ~ 127 です。
  • 16_BIT_UNSIGNED16 ビット符号なしデータ タイプ。値の範囲は 0 ~ 65,535 です。
  • 16_BIT_SIGNED16 ビット符号付きデータ タイプ。値の範囲は -32,768 ~ 32,767 です。
  • 32_BIT_UNSIGNED32 ビット符号なしデータ タイプ。値の範囲は 0 ~ 4,294,967,295 です。
  • 32_BIT_SIGNED32 ビット符号付きデータ タイプ。値の範囲は -2,147,483,648 ~ 2,147,483,647 です。
  • 32_BIT_FLOAT小数点をサポートする 32 ビット データ タイプ。
  • 64_BIT小数点をサポートする 64 ビット データ タイプ。
String
where_clause
(オプション)

ラスタ カタログまたはモザイクの定義からモザイク データセットに追加されるラスタ データセットを選択するクエリを、SQL を使用して定義するか、[検索条件設定] を使用して作成します。


SQL Expression
in_template_dataset
(オプション)

ラスタ カタログまたはモザイク データセットから作成されるモザイク データセットで使用されるラスタ データセットの範囲を、指定したラスタ データセットまたはフィーチャクラスの範囲を使用して定義します。

定義された範囲をカバーしているラスタが、モザイク データセットに含まれることになります。

入力はポリゴン フィーチャクラスに限定されません。

Feature Layer;Raster Layer
extent
(オプション)

XY 座標の最小値と最大値を使用して、ラスタ カタログまたはモザイク データセットから作成されるモザイク データセットで使用されるラスタ データセットの矩形範囲を定義します。

Envelope
select_using_features
(オプション)

フィーチャクラスが指定された場合は、範囲をそのフィーチャクラスのエンベロープに制限するか、フィーチャに合わせてクリップするかを選択できます。

このパラメータを使用するには、入力がポリゴン フィーチャクラスでなければなりません。

  • SELECT_USING_FEATURES選択はフィーチャ形状に基づいて行われます。
これがデフォルトです。
  • NO_SELECT_USING_FEATURES選択はフィーチャクラス内のデータの範囲に基づいて行われます。
Boolean
lod_field
(オプション)

モザイクが表示されるマップ縮尺を定義するラスタ カタログ テーブル内のフィールド。指定されないと、ワイヤ フレームが表示されます。

Field
minPS_field
(オプション)

モザイクが表示されるラスタの最小セル サイズを定義するラスタ カタログ テーブル内のフィールド。指定されないと、ワイヤ フレームが表示されます。

Field
maxPS_field
(オプション)

モザイクが表示されるラスタの最大セル サイズを定義するラスタ カタログ テーブル内のフィールド。指定されないと、ワイヤ フレームが表示されます。

Field
pixelSize
(オプション)

モザイクが表示される最大セル サイズ。モザイクがこの解像度以上で表示される場合は、ワイヤ フレームが表示されます。

Double
build_boundary
(オプション)

モザイク データセットの境界ポリゴンを生成します。デフォルトでは、すべてのフットプリント ポリゴンが結合され、有効なピクセル範囲を表す単一の境界が形成されます。


このパラメータは、モザイク データセットがジオデータベース内に作成された場合のみ使用できます。

  • BUILD_BOUNDARY境界が生成されるか、更新されます。これがデフォルトです。
  • NO_BOUNDARY 境界は生成されません。
Boolean

コードのサンプル

CreateReferencedMosaicDataset(参照モザイク データセットの作成)の例 1(Python ウィンドウ)


CreateReferencedMosaicDataset(参照モザイク データセットの作成)の Python サンプルを次に示します。


import arcpy
arcpy.CreateReferencedMosaicDataset_management("c:/workspace/input.gdb/md", \
                                               "c:/workspace/output.gdb/refMD", \
                                               "GCS_WGS_1984.prj", "1", "#", \
                                               "#","c:/temp/ref_md.shp", \
                                               "SELECT_USING_FEATURES", "#", \
                                               "#", "#", "#", "#", "NO_BOUNDARY")
CreateReferencedMosaicDataset(参照モザイク データセットの作成)の例 2(スタンドアロン スクリプト)


CreateReferencedMosaicDataset(参照モザイク データセットの作成)の Python スクリプトのサンプルを次に示します。


##===========================
##Create Referenced Mosaic Dataset
##Usage: CreateReferencedMosaicDataset_management input_dataset out_mosaic_dataset
##                                                {coordinate_system} {number_of_bands}
##                                                {1_BIT | 2_BIT | 4_BIT | 8_BIT_UNSIGNED
##                                                | 8_BIT_SIGNED | 16_BIT_UNSIGNED | 16_BIT_SIGNED
##                                                | 32_BIT_UNSIGNED | 32_BIT_SIGNED | 32_BIT_FLOAT
##                                                | 64_BIT} {where_clause} {in_template_dataset}
##                                                {extent} {SELECT_USING_FEATURES
##                                                | NO_SELECT_USING_FEATURES}
##                                                {lod_field} {minPS_field} {maxPS_field}
##                                                {pixelSize} {BUILD_BOUNDARY | NO_BOUNDARY}

try:
    import arcpy
    arcpy.env.workspace = "C:/Workspace"
    # Create Referenced Mosaic Dataset from existing Mosaic Dataset
    # Use shape file to clip the source mosaic dataset
    arcpy.CreateReferencedMosaicDataset_management("RefMD.gdb/md", "ref_md.amd",\
                                                   "GCS_WGS_1984.prj", "1", "#",\
                                                   "#", "ref_md.shp", "#", \
                                                   "SELECT_USING_FEATURES",
                                                   "#", "#", "#", "#", "NO_BOUNDARY")
    
    # Create Referenced Mosaic Dataset from unmanaged raster catalog  
    arcpy.CreateReferencedMosaicDataset_management("RefMD.gdb/rc", "RefMD.gdb/rc_md",\
                                                   "#", "3", "#", "OBJECTID=2", "#",\
                                                   "#", "#", "Scale", "minps", "maxps",\
                                                   "3", "BUILD_BOUNDARY")
    
except:
    print "Calculate Referenced Mosaic Dataset example failed."
    print arcpy.GetMessages()

環境

関連項目

ライセンス情報

ArcView: いいえ
ArcEditor: はい
ArcInfo: はい

7/10/2012