境界線の構築（Build Boundary） (データの管理)

サマリ

モザイク データセットの境界線ポリゴンを作成します。デフォルトでは、すべてのフットプリント ポリゴンを境界線でマージし、有効なピクセルの範囲を表現する 1 つの境界線を作成します。

図

使用法

• 境界線は、ジオデータベース内部に保存されているモザイク データセットだけに作成できます。

• ラスタを削除または追加するか、フットプリントの範囲を変更した場合は、このツールを使用して境界線を再構築する必要があります。

• 境界線ポリゴンの形状を（編集ツールで）変更した場合は、このツールを使用して境界線を変更前の形状に再構築することができます。

• [既存の境界線にアペンド] オプションは、新しく追加されたフットプリントが存在する境界線だけを更新するために使用します。境界線全体の再計算が行われないため、時間の節約になります。

構文

BuildBoundary_management (in_mosaic_dataset, {where_clause}, {append_to_existing})

パラメータ	説明	データ タイプ
in_mosaic_dataset	境界線を計算する対象となるモザイク データセット	Mosaic Dataset
where_clause （オプション）	属性に基づいてデータのサブセットを作成する場合は SQL クエリを入力します。	SQL Expression
append_to_existing （オプション）	フットプリントが選択されている場合は、このオプションで境界線の変更方法を決定します。 OVERWRITE —既存の境界線をすべて削除してから、新しく計算した境界線を作成します。 APPEND —フットプリントの境界を既存の境界線に追加します。境界線全体の再計算は行われないため、追加のラスタ データをモザイク データセットに追加する場合に時間を節約することができます。ラスタが選択されている場合は、選択されたフットプリントだけが境界線の再計算に使用されます。これがデフォルトです。	Boolean

コードのサンプル

BuildBoundary（境界線の構築）の例（Python ウィンドウ）

これは BuildBoundary（境界線の構築）のための Python サンプルです。

import arcpy
arcpy.BuildBoundary_management("c:/workspace/fGDB.gdb/md","APPEND")

Build Boundary（境界線の構築）の例 2（スタンドアロン スクリプト）

これは BuildBoundary（境界線の構築）のための Python スクリプトです。

##===========================
##Build Boundary
##Usage: BuildBoundary_management in_mosaic_dataset {OVERWRITE | APPEND}

try:
    import arcpy
    arcpy.env.workspace = r"C:\Workspace"
    
    #Build boundary using the appending mode
    arcpy.BuildBoundary_management("Boundary.gdb/md","APPEND")    
except:
    print "Build Boundary example failed."
    print arcpy.GetMessages()

環境

範囲

ライセンス情報

ArcView: いいえ

ArcEditor: はい

ArcInfo: はい