E00 からインポート(Import from E00) (変換)
サマリ
ArcInfo 交換ファイル(*.e00)をインポートします。交換ファイルは、カバレッジ、INFO テーブル、AML マクロなどのテキスト ファイル、その他の ArcInfo ファイルを転送するために使用されます。カバレッジ、グリッド、および TIN の場合、交換ファイルには該当する INFO テーブルの情報を含むすべての情報が格納されます。交換ファイルは、「.e00」というファイル接尾辞で指定されます。これは、*.e00 ファイルをインポートする ArcView 3.x バージョンのユーティリティです。
使用法
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このツールは、ArcInfo Workstation データセットの名前に関する制限を強制しません。*.e00 ファイルにカバレッジ、グリッド、または TIN が含まれている場合は、空白を含む出力パラメータ、または名前が 13 文字を超える出力パラメータの使用を避けてください。INFO テーブルの名前は 32 文字以下にしてください。
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INFO テーブルをインポートする場合、出力パラメータを設定するときに「!」の命名規則を使用する必要はありません。単純に、ターゲット ワークスペースのパスと目的のテーブルの名前を含むようにパラメータを設定します。テーブルは、指定したワークスペースの INFO データベースに作成されます。たとえば、「D:/workspace/INFO!sometable」を使用する代わりに、「D:/workspace/sometable」を使用します。
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ArcInfo ライセンスを所有し、ArcInfo Workstation をインストールしている場合は、[交換ファイル(.e00) → カバレッジ(Import From Interchange File)] ツールを使用して、より高度な機能を利用することもできます。
このツールは、ArcGIS Desktop のみで利用できます。ArcGIS Server では利用できません。
このツールでは、ジオプロセシングの出力の上書き設定は考慮されません。*.e00 ファイルをインポートする前に、予想される出力を削除しておく必要があります。
構文
パラメータ | 説明 | データ タイプ |
Input_interchange_file |
変換する ArcInfo Workstation 交換ファイル。このファイル名には、スペースを含めることができません。 | File |
Output_folder |
出力を作成する場所。 | Folder |
Output_name |
出力の名前。この文字列には、スペースを含めることができません。同じ名前の出力がすでに存在している場合、ジオプロセシングの出力の上書き設定が true に設定されていても、ツールはこれを上書きしません。 | String |
コードのサンプル
次の Python ウィンドウ スクリプトは、ImportFromE00(E00 からインポート)ツールをイミディエイト モードで使用してカバレッジをインポートする方法を示しています。
import arcpy from arcpy import env env.workspace = "C:/data" arcpy.ImportFromE00_conversion("citylim.e00", "C:/output", "citylim")
次のスタンドアロン スクリプトは、ArcInfo 交換ファイルからファイルをインポートする方法を示しています。
この例では、*.e00 ファイルには aml が格納されており、同じ名前の aml が出力フォルダにすでに存在します。このスクリプトは、まず既存の aml を検出し、削除してから、それを *.e00 ファイルからインポートすることで置換します。
# Name: ImportFromE00_Example2.py # Description: Imports an e00 file that is known to contain an aml file. # Import system modules import arcpy from arcpy import env import os # Set environment settings env.workspace = "C:/data" # Set local variables importE00File = "flowaml.e00" outDirectory = "C:/output" outName = "flowtool.aml" # Delete pre-existing output if env.overwriteOutput : if os.path.exists(outName): os.remove(outName) # Execute ImportFromE00 arcpy.ImportFromE00_conversion(importE00File, outDirectory, outName)