トラブルシューティング

サービスの問題

ArcGIS Explorer Online の使用に関する問題

ArcGIS Explorer Online を開くときの問題

ArcGIS Server からサービスを追加できません。[コンテンツの追加] の [検索] パネルに、「サービスまたはフォルダがありません」というメッセージが表示されます。

次のような点を確認すると、問題の原因の特定に役立つ場合があります。

  • ArcGIS Server サービスにアクセスする場合は、ArcGIS Services Directory が設定されていて、正しく機能しているか確認してください。ブラウザで http://<yourhost>/arcgis/rest/services に移動します。Services Directory のメイン ページが表示されます。場合によっては、サービス ディレクトリの参照が無効になっていることがありますが、それでも、これを示すページにアクセスできるはずです。
  • アクセスするサービスの REST エンドポイントが利用可能か確認してください。URL をコピーしてブラウザに貼り付けてください。例: http://<yourhost>/arcgis/rest/services/USA/MapServer
  • ご自分の組織にある内部サーバを URL に指定する際は、マップ サービス コンテンツのソースとして、ドメイン名をサーバ URL に含めてください。たとえば、http://myserver/arcgis/rest/services/USA/MapServer ではなく、http://myserver.esri.com/arcgis/rest/services/USA/MapServer とします。
  • ArcGIS Explorer Online がローカルの ArcGIS サーバ(一般に公開されていない ArcGIS サーバ)にアクセスするには、Web サーバのルート ディレクトリに clientaccesspolicy.xml ファイルが必要です。ArcGIS.com マップ ビューアでサービスにアクセスできても、Explorer Online でアクセスできない場合は、サーバ上の clientaccesspolicy.xml ファイルに問題がある可能性があります。

    セキュリティ上の理由から、Web ブラウザは、Silverlight アプリケーション(この例の場合、ArcGIS Explorer Online)を起点とした同一の Web ドメイン以外のデータにアクセスすることを許可されません。ただし、サーバ上に clientaccesspolicy.xml という小さなファイルを置くことで、ドメインをまたいでデータにアクセスする権限がサーバから付与されます。これにより、Explorer Online がそのサーバ上のサービスに接続できるようになります。clientaccesspolicy.xml ファイルの構造や機能などの詳細については、MSDN(Microsoft Developer Network)Web サイトの記事、「Network Security Access Restrictions in Silverlight」をご参照ください。

    また、http://services.arcgisonline.com/clientaccesspolicy.xml から ArcGIS.com で使用されるポリシー ファイルの一例を確認してください。このファイルの内容は、Web ブラウザにこのアドレスを入力するか、メモ帳などのテキスト ビューアでこのファイルを開くことで確認できます。

    お使いのブラウザが、アクセスしようとしているデータを含むサーバ上の clientaccesspolicy.xml ファイルにアクセスできることを確認してください。これを行うには、ブラウザで直接このファイルを表示するか、テキスト ビューアでこのファイルを開きます(たとえば、http://<yourhost>.<yourdomain>/clientaccesspolicy.xml)。ファイルを表示するまたは開くことができない場合は、Explorer Online がドメインをまたいでデータにアクセスするセキュリティ権限を持っていません。

  • Fiddler などの Web デバッグ ツールを使用して、ブラウザで HTTP トラフィックを監視すると役立つことがあります。Web デバッグ ツールは、ブラウザによってどのような HTTP 要求が行われたか、要求が成功したかどうか、および受け取られた応答を表示します。たとえば、clientaccesspolicy.xml ファイルが要求されたが、応答が HTTP コード 404 である場合は、clientaccesspolicy.xml ファイルが見つからなかったことを意味します。

ArcGIS Online からサービスを追加できません。「マップ サービス参照が無効です。サービスをマップに追加できませんでした。」というメッセージが表示されます。

[コンテンツの追加] パネルまたはホーム画面からサービスを追加しようとすると、上記のメッセージが表示されて、サービスを追加できないことがあります。また、メッセージが表示された後、[追加] リンクは無効になります。

このエラーが発生する原因としては、さまざまなものが考えられます。たとえば、アイテムが ArcGIS Online 内にあったとしても、実際のサービスは、すでに無効になっている外部の GIS Server に存在している可能性があります。アクセスするサービスの REST エンドポイントが利用可能か確認してください。URL をコピーしてブラウザに貼り付けてください。例: http://<host>/arcgis/rest/services/<path>/MapServer.

また、サービスが現在のマップに一致しない空間参照(座標系)を使用して公開されたマップ サービスである可能性があります。このメッセージは、サービスが、ベースマップの座標系と一致する適切な座標系をサポートしない WMS サービスである場合にも表示されることがあります。その場合は、ArcGIS.com マップ ビューアを使用してマップを作成してから、そのマップを Explorer Online で開くことができる可能性があります。

ホーム画面または [コンテンツの追加] パネルで、ArcGIS Online の自分のコンテンツ アイテムの一部が表示されないため、そのアイテムをマップに追加できません。

ArcGIS Explorer Online は、Web サービスからオンライン データを表示するオンライン アプリケーションです。ArcGIS Online にコンテンツを追加しても、そのコンテンツがホーム画面または [コンテンツの追加] パネルに表示されない場合、そのコンテンツを Explorer Online でマップに表示することはできません。たとえば、ArcGIS レイヤ パッケージ(*.pkg)を ArcGIS Online でアップロードして共有し、その後ローカル コンピュータにダウンロードして、ArcMap や ArcGIS Explorer Desktop などのデスクトップ アプリケーションで開くことができますが、このパッケージは Explorer Online でサポートされていません。

サービスを参照する ArcGIS レイヤ ファイル(*.lyr)を持っている場合は、そのサービスを URL で直接 Explorer Online に追加してください。また、一部のタイプのローカル データは、ArcGIS Online にアップロードできます。

ArcGIS Online へのデータの追加について

パブリックに共有されているマップ、グループ、またはサービス アイテムを見つけることができないのはなぜですか?また、自分のマップ、グループ、またはサービスをパブリックに共有できないのはなぜですか?

ArcGIS Online で自分のアカウントが組織に関連付けられている場合は、組織の管理者によって、アカウントがパブリック アイテムにアクセスできないように設定されていたり、自分のアイテムをパブリックに共有できないように設定されていることがあります。別の ArcGIS Online アカウントを使用して ArcGIS Explorer Online にサイン インするか、共有権限について組織の管理者にお問い合わせください。

KML レイヤが期待どおりに表示されないのはなぜですか?

Explorer Online は、プレースマーク、グラウンド オーバーレイ、時間対応 KML レイヤ、ネットワーク リンク、および間隔による更新(OnInterval の RefreshMode 値を使用)とナビゲーション停止後の更新(OnStop の ViewRefreshMode 値を使用)をサポートしています。KML ファイルに、これら以外の種類のコンテンツが含まれている場合、Explorer Online ではこれらのエレメントが期待どおりに表示されないことがあります。たとえば、Explorer Online ではスクリーン オーバーレイは表示されません。また、ポップアップ ウィンドウ内に含まれる画像を表示するには、画像の [幅] 属性と [高さ] 属性が定義されている必要があります。

KML がマップに追加されていたり、ネットワーク リンクがダウンロードされている場合、[レイヤ] および [レイヤの詳細] パネルにスピナ アイコンが表示されます。

CSV ファイルまたは GPX ファイルをインポートした場合、期待どおりのテキストではなく、奇妙な文字が表示されるのはなぜですか?

データに英語以外の文字が含まれている場合、たとえばフランス語、ロシア語、ギリシャ語、日本語、またはアラビア語に固有の文字が含まれている場合は、インポートするファイルを ASCII ではなく Unicode または UTF-8 としてエンコードする必要があります。英語以外の文字を含む ASCII エンコード ファイルをインポートすると、予想外の文字を使用して属性値が表示されることがあります。Windows でテキスト ファイルを UTF-8 または Unicode として簡単に保存できます。メモ帳でファイルを開き、[ファイル] → [名前を付けて保存] を選択し、[名前を付けて保存] ダイアログ ボックスの下部に表示される [文字コード] ドロップダウン リストから [UTF-8] または [Unicode] を選択します。GPX ファイルをインポートする場合は、さらに、ファイルの先頭にある XML 宣言のエンコード属性が、使用されているエンコードを正しく示していることを確認してください。

CSV ファイル、GPX ファイル、またはシェープファイルをインポートしようとすると、エラーが発生するのはなぜですか?

データをインポートすると、さまざまな事が原因で問題が発生する場合があります。以下のヘルプ トピックの下部に表示されているヒントのセクションをご参照ください。

マップを開こうとすると、「サポートされていない Web マップのバージョン番号です(Unsupported webmap version number)」というエラー メッセージが表示されるのはなぜですか?

このエラー メッセージは、Esri が Web マップに格納可能な情報の種類をアップデートしたり、ArcGIS.com Web サイトや ArcGIS Explorer Online アプリケーションをアップデートしたにもかかわらず、ブラウザが、キャッシュされた古いバージョンの ArcGIS Explorer Online アプリケーションを使用している場合に表示されることがあります。この問題を解決するには、ブラウザのキャッシュを更新して、最新の ArcGIS Explorer Online を読み込んでいることを確認してください。ブラウザのキャッシュを更新方法は、使用しているブラウザによって異なります。

情報をキャッシュするプロキシを使ってインターネットに接続しているために、キャッシュされた古いバージョンの ArcGIS Explorer Online が提供されている場合は、ネットワーク管理者に連絡してください。

マップを共有したときに、他のユーザに一部のフィーチャ、サービス、ポップアップ ウィンドウが表示されないのはなぜですか?

マップを共有する場合、共有されるマップ内にあるすべてのアイテムもマップのユーザが使用できるようにする必要があります。特定のグループとマップを共有する場合、そのグループのメンバーもマップのすべてのアイテムを利用できるようにする必要があります。同様に、マップを一般に公開して共有する場合も、すべての人がマップ内のアイテムをすべて利用できるようにする必要があります。マップ内のいずれのマップ、フィーチャ、イメージ サービスもユーザが利用できる必要があります。また、ArcGIS Online からサービス アイテム(ArcGIS Online に追加したフィーチャ サービスなど)を追加して、ポップアップ ウィンドウを構成した場合、対象とするユーザがそのサービス アイテムを利用できるようにする必要があります。マップ内に保存された編集可能なレイヤ(マップ メモ レイヤなど)は、情報がマップ内に保存されているため、自動的にマップのすべてのユーザに対して利用可能になります。

ポップアップ ウィンドウ内で画像の代わりに赤の X 印が表示されるのはなぜですか?

Explorer Online は JPEG および PNG 画像をサポートしており、これらの画像には HTTP 経由でアクセスする必要があります。画像が別の形式である場合や、URL が HTTP ではなく HTTPS で始まっている場合は、画像を表示できず、これを示すために赤の X 印が表示されます。

以前のバージョンの ArcGIS Explorer Online で保存したマップを開いた場合、一部のフィーチャやポップアップ ウィンドウの外観が異なります。

通常、以前のバージョンの ArcGIS Explorer Online で作成されたマップも引き続き開いて使用することができます。ただし、わずかですが互換性のない機能もあり、それがマップの表示に影響する場合があります。この非互換性の詳細については、「よくある質問(FAQ)」の「古いバージョンの ArcGIS Explorer Online で保存したマップを開くことはできますか?」の項をご参照ください。

クエリで検索されたいずれのレコードも拡大できません。

ジオメトリ フィールドがレイヤのサービス定義に含まれていることを確認してください。シェープ値が存在しない場合、ArcGIS Explorer Online はシェープを描いたり、拡大したりできません。[レイヤ] パネルで、矢印をクリックすると、クエリがベースとしているレイヤの [レイヤの詳細] ビューが表示されるので、[サービスの詳細] をクリックします。次に、クエリを実行しているサブレイヤに移動して、[フィールド] リストにジオメトリ フィールドが含まれているか確認してください。

どのレイヤおよびサブレイヤでクエリが実行されているかを確認するには、[クエリ定義] ダイアログ ボックスの [データ] タブを参照します。

クエリのプロパティ変更方法の詳細について

ArcGIS.com マップ ビューアでマップを開いた場合、マップ メモを表示できません。

古いバージョンの ArcGIS Explorer Online でマップを作成した場合、そのマップには、ArcGIS.com マップ ビューアでは表示できないマップ メモが含まれている可能性があります。現行バージョンの ArcGIS Explorer Online で同じマップを開くと、マップ メモという編集可能な新しいレイヤ内のメモはすべて表示されます。この問題を解決するには、現行バージョンの ArcGIS Explorer Online でマップを保存し、ArcGIS.com マップ ビューアでマップを再度開いてください。これにより、新しいマップ メモが表示されるようになります。

マップを開いたときに、レイヤの 1 つが壊れている(赤い感嘆符アイコンが表示されている)のはなぜですか?

サービスを参照しているレイヤにアクセスできない、または正しく応答していない場合、レイヤは壊れていることを示します。これは、ArcGIS マップ サービス、イメージ サービスやフィーチャ サービス、WMS サービス、および URL によって参照された KML にあてはまります。たとえば、マップに含められた後に、マップ サービスの名前が変更された場合や、GIS サーバの名前が変更された場合、またはサービスが不正に終了した場合などがあります。または、インタ-ネットまたはネットワーク上でセキュリティ機能が働いて、使用していた場所が現在の資格情報ではアクセスできない場所に変更された可能性があります。

ブラウザで、問題が出たアイテムの場所をクリックし、アクセスできるか確認します。ArcGIS のマップ サービス、イメージ サービス、フィーチャ サービスおよび WMS サービスの場合は、[レイヤの詳細] パネルの [サービスの詳細] をクリックしてサービスの場所を見つけることができます。URL を参照して追加された KML または CSV ファイルの場合、ArcGIS.com ホームページでアイテムの詳細を開き、参照されたデータの場所を確認する必要があります。

一部のパネルでコンテンツまたはアプリケーションの表示の一部が切れていたり、見えないのはなぜですか?

[サービスからプロパティをリセットします] ボタンや [プロパティをサービスにアップロードします] ボタンが [レイヤの詳細] パネルの最下部に表示されることがあるなど、パネルのコンテンツの一部が Explorer Online で欠けて表示される場合があります。

この問題は、Web ブラウザの拡大表示設定の値が高すぎるため一部のコンテンツがパネル内に収まりきらない場合に発生します。この問題を解決するには、拡大設定を小さくする必要があり、その方法は使用しているブラウザによって異なります。たとえば、Internet Explorer では、[ツール] ボタンをクリックし、[拡大] メニューを選択して、適切な設定を選びます。

Web ブラウザで http://www.arcgis.com/explorer に移動しても、Explorer Online アプリケーションが表示されません。これはなぜですか?

ArcGIS Explorer Online を実行するには、Microsoft の Silverlight プラットフォームが必要です。Silverlight がまだインストールされていない場合は、[Install Microsoft Silverlight] というリンクが表示されます。このリンクをクリックし、Microsoft からダウンロードされた Silverlight.exe を実行して、Silverlight ランタイムをインストールします。インストールの完了後、Explorer Online を実行することができます。

Explorer Online は現在、バージョン 4 の Silverlight ランタイム、厳密には最小でもリリース番号 4.0.60310.0 を必要とします。それより前のバージョンの Silverlight ランタイムがインストールされている場合、ArcGIS Explorer Online を開こうとすると、正しいランタイムが必要であることが通知され、インストールするためのリンクが表示されます。

Explorer Online を使用するには、Silverlight をサポートするブラウザが必要です。たとえば、Microsoft Windows プラットフォームでは、現行バージョンの Microsoft Internet Explorer や Google Chrome ブラウザ、Macintosh プラットフォームでは、Safari ブラウザなどです。サポートされるブラウザの詳細については、Esri のサポート Web サイトをご参照ください。

Esri の Web API ブラウザのサポートについて


3/15/2012