ArcGIS マップ サービスのパフォーマンスの管理
ほとんどの場合、GIS サービスへのアクセスは、ローカル ディスク ドライブの GIS データへの直接アクセスに比べて遅くなります。このため、GIS ユーザは、GIS サービスの使用時のパフォーマンスを向上させる方法を常に探しています。
アプリケーションで Web マッピング パフォーマンスを改善するのに役立つ方法は、数多くあります。
- 可能な限り、ネットワーク トラフィックを削減します。 Web トラフィックを減らす 1 つの方法は、ローカル表示キャッシュを使用することです。これによって、デスクトップに提供されるデータの量を削減することができます。
- 可能な限り、情報の結果を事前に処理します。 たとえば、ArcGIS Server で配信されるマップを事前に処理して、キャッシュ マップ サービスまたはベースマップ レイヤを使用することができます。
- 最適化されたマップ サービスを使用して、(特に動的マップサービスのための)より高いパフォーマンスを獲得します。ArcMap には、マップ サービス定義(MSD)ファイルを使用して最適化されたマップ サービスを分析し公開するための、ツールバーおよびワークフローが含まれています。ArcGIS Server を使用することによって、MSD を使用してより高いパフォーマンスの ArcGIS マップ サービスを公開することができます。これらの最適化されたマップ サービスは、リアルタイムのダイナミック マップ サービスと、キャッシュ マップ サービスの両方をサポートすることができます。
- Web およびアプリケーションに適した環境で使用できるようにマップを設計します。 ArcMap でマップを設計するときに、効率的ではないマップにしてしまうことがあります。たとえば、高度なシンボルとマップ ラベリングを使用すると、パフォーマンスが低下します。マップ ドキュメントを分析し、特有の表示パフォーマンスの問題を特定して、それに対処します。
- マップは目的とする表示環境に適するように設計されなければなりません。すべての Web マップが目的に適するわけではありません。 Web ブラウザに使用されるマップは、携帯電話での使用には適さないかもしれません。
関連項目
7/10/2012