クエリについて
クエリでは、ArcGIS マップ サービスやフィーチャ サービス内のフィーチャについて問い合わせを行い、指定した条件に合致する結果を取得することができます。たとえば、地震のクエリで、最近発生したあるマグニチュード以上の地震を取得したり、森林火災のクエリで、ある規模(エーカー数)以上の火災と担当の行政機関のリストを取得したりできます。
クエリは、[クエリ] パネルに一覧表示されます。クエリの結果は、クエリ定義の条件に合致するフィーチャ群です。クエリを実行すると、これらのフィーチャがマップ上に表示されると同時に、マップの右の [クエリ結果] パネルにも一覧表示されます。クエリの実行後、各フィーチャの属性を確認できます。また、マップをズームして選択したフィーチャを表示したり、マップをズームしてすべてのフィーチャを含む範囲を表示したりできます。
クエリはマップの一部として保存されます。クエリの作成後にマップを保存する場合、クエリはマップの一部として保存されます。マップの他のユーザは、このクエリを実行したり、そのプロパティを変更して自分用のコピーを保存したりできます。
クエリ可能なレイヤ
クエリ サービスで公開されている ArcGIS のマップ サービスまたはフィーチャ サービスに基づく任意のレイヤ上に、クエリを定義できます。レイヤにクエリ サービスがあるかどうかを調べるには、サービスの詳細を参照します。[レイヤ] パネルで、レイヤの横にある矢印をクリックして [レイヤの詳細] を開き、[サービスの詳細] をクリックします。開いた Web ページで、ページの下側にある Supported Interfaces: REST リンクをクリックして、サービスの JSON 定義を開きます。この定義の下側に [Capabilities] リストがあります。クエリ可能なレイヤの場合、この中に「Query」が含まれています。
クエリの種類
クエリを実行すると、クエリの定義内容によっては、クエリに使用するパラメータの入力を求められる場合があります。
- 単純なクエリは、実行時に毎回同じクエリ式を使用します。一般に、単純なクエリは、レイヤについて 1 回だけ問い合わせる必要がある場合や、クエリに関係するデータが頻繁に変わるため、同じクエリを定期的に実行する必要がある場合に使用されます。
- パラメータ型クエリを使用すると、クエリを実行する際、1 つ以上のクエリ パラメータに異なる条件を指定することができます。一般に、パラメータ型クエリは、ユーザが毎回違う値を入力できるようにする目的で使用されます。
単純なクエリとパラメータ型クエリを組み合わせることもできます。たとえば、人口に関する情報を特定の州に限定する一方で、年齢の範囲は入力を求めることにすると、クエリを実行するたびに異なる結果を得ることができます。