クエリの作成
クエリを定義するのに、論理式や SQL(Structured Query Language)の知識は必要ありません。ArcGIS Explorer Online では、クエリを視覚的に簡単に作成および編集する方法を提供しています。
クエリを作成する手順
- [マッピング] ツールバーの [クエリ] ボタン をクリックして、[クエリ] パネルを表示してから、パネルの下部にある [+] ボタンをクリックします。
- [新規クエリ] ダイアログ ボックスが開くので、クエリするレイヤまたはサブレイヤを選択して [OK] をクリックします。
- [クエリ定義] ダイアログ ボックスの [名前] 入力ボックスに新しいクエリの名前を入力します。
- [クエリ] タブでクエリ条件を入力します。
- [フィールド] ドロップダウン矢印をクリックして、リストからクエリ対象のフィールドを選択します。
レイヤ内のフィールドが名前順に一覧表示されます。フィールドのデータ タイプも表示されます。データ タイプは、クエリに使用できる演算子に影響します。
- [選択方法] ドロップダウン矢印をクリックして、リストからクエリの論理演算子を選択します。
- 文字列フィールドの場合、[~を含む]、[等しい]、[等しくない] のいずれかを選択できます。
- 数値および日付フィールドの場合、[等しい]、[より大きい]、[以上]、[未満]、[以下]、[等しくない] のいずれかを選択できます。
- ドメインを持つフィールドの場合、[等しい]、[等しくない] のいずれかを選択できます。
- 値をクエリする場合は、クエリ対象の値を入力します。
- 特定の値をクエリする場合、[値] 入力ボックスにこの値を入力します。
- ユーザにクエリする値をたずねる場合、[値を確認します] チェックボックスをオンにして、[値] 入力ボックスにデフォルト値を入力します。また、クエリの実行時にユーザに表示する [プロンプト] と [ヒント] も入力します。[プロンプト] は入力ダイアログ ボックスのメッセージとして表示されます。[ヒント] は入力のツールチップとして表示されます。
メモ:日付フィールドをクエリしている場合、日付ピッカーを使用して日付を選択できます。日付フィールドのクエリの詳細は、後のセクションで説明します。
フィールド値を調べる場合は、[データ] タブに移動して、レイヤ内のフィーチャのサブセットとその属性を参照します。
別のフィールド内の値に対してクエリしている場合は、[フィールド] を選択し、ドロップダウン矢印をクリックして、クエリ対象のフィールドを選択します。フィールドを選択できるのは、数値および日付フィールドをクエリする場合です。
- [追加] ボタンをクリックして、定義した条件をダイアログ ボックスの下部にある条件リストに追加します。
- 必要に応じて上記の手順を繰り返して、別の条件をクエリに追加します。
複数の条件を追加する場合、デフォルトでは、クエリの結果はすべての条件を満たすフィーチャとなります。1 つの条件を満たすフィーチャを表示するには、条件リストの論理演算子ボタンを [And] から [Or] に変更します。
- クエリ内の条件をグループ化する場合は、リスト内の条件を選択して、ダイアログ ボックスの下部にある [グループ] ボタンをクリックします。グループ化された条件が、ボックスで囲まれて表示されます。また、条件のグループを選択して [グループ解除] をクリックすると、グループ化を解除して、条件を表示順に個別に適用することもできます。
- [フィールド] ドロップダウン矢印をクリックして、リストからクエリ対象のフィールドを選択します。
- [表示フィールド] タブでは、[クエリ結果] パネルに表示されるフィールドを選択します。
- タブの上部にある [表示フィールド] ドロップダウン リストで、[クエリ結果] パネルに値を表示するフィールドを選択します。
- [表示フィールド] リストで、[クエリ結果] パネルの詳細ビューに表示したくないフィールドをオフにします。
- [OK] をクリックして、新しいクエリを作成および実行します。
[クエリ結果] パネルに、新しいクエリ条件に合致するすべてのフィーチャが表示されます。また、それらのフィーチャがマップ上でハイライト表示されます。条件の [値を確認します] チェックボックスをオンにした場合、クエリ用の入力値を入力できるダイアログ ボックスが表示されます。
日付フィールドのクエリ
現象が特定の日付やその前後、あるいは日付の範囲内で発生したかどうかを判定するために、日付フィールドにクエリを実行することができます。[クエリ] タブで日付フィールドを選択すると、[値] 入力ボックスの右側に [日付ピッカー] ボタンが表示され、カレンダーを使用して日付を視覚的に選択できます。
単純な日付クエリを指定するには、[日付ピッカー] ボタンをクリックして、カレンダーで日付を選択します。日付ピッカーの月を変更するには、左右の矢印をクリックします。年を変更するには、日付ピッカーの上部にある月/年の文字列をクリックします。日付の範囲を指定するには、同じ日付フィールドに 2 つの異なる条件を追加し、検索範囲の開始日付に [選択方法] の [以上]、終了日付に [以下] を選択します。
日付フィールドの形式は元になるジオデータベースによって異なるため、[クエリ定義] ダイアログ ボックスのカレンダーベースの日付ピッカーでは、日付が選択されたら、クエリ対象となる元のジオデータベースに合わせて日付の形式が設定されます。日付を手動で選択した場合、日付の値の形式を正しく設定する必要があります。
クエリ条件を定義するときのヒント
柔軟で明確なクエリを作成するために、次のヒントを参考にしてください。
- [クエリ定義] ダイアログ ボックスの [データ] タブを使用すると、選択したレイヤから抽出したデータの一部を参照できます。既存のクエリのプロパティを変更する場合、クエリの対象となっているレイヤの名前をこのタブの上部で見つけることもできます。
- フィールドの中には、[フィールド] ドロップダウン リストで整数フィールドとして一覧表示される一方で、[値] にはテキスト値のドロップダウン リストを表示するものがあります。これらのフィールドは、データを提供するデータベース内で定義されたドメインまたはサブタイプを持ちます。この場合、整数値を入力するのではなく、値のドロップダウン リストから選択してください。これらのフィールドには、新しい値を入力できません。