コンテンツ ウィンドウ、データ フレーム、レイヤ

パブリッシュ マップは、地理データのグラフィック表現です。マップの地理情報は、レイヤとして表示されます。それぞれのレイヤは、河川、湖、政治的境界、野生動物の生息環境 など、特別なタイプのフィーチャを表します。レイヤはコンテンツ ウィンドウに一覧表示されます。

レイヤにおけるデータの参照方法

レイヤは、実際の地理データを保存しない代わりに、コンピュータに保存されているデータを参照します。このようにデータを参照することで、レイヤは、GIS データベースに含まれている最新の情報を自動的に反映するようになっています。

レイヤは、ローカル コンピュータにあるデータ、ネットワーク上またはインターネットからのデータを参照することができます。パッブリッシュ マップに含まれている各レイヤは、上記 3 つの異なる箇所にあるデータをそれぞれ参照することもできます。マップ作成者は、パブリッシュ マップがデータへのリンクを保持する方法を決定します。

コンテンツ ウィンドウ

コンテンツ ウィンドウは、マップ上にあるすべてのレイヤのリストであり、各レイヤのフィーチャが何を表しているかを示します。レイヤの隣にあるチェックボックスをオンにしたり、オフにしたりすることで、それぞれのレイヤのオン/オフを切り替えることができます。レイヤは、オンになっているとき、マップに描画されます。レイヤは、コンテンツ ウィンドウにリストされている順番で、マップに描画されます。コンテンツ ウィンドウで他のレイヤの上にリストされているレイヤは、マップで、それらの他のレイヤの上に描画されます。

レイヤのデータ フレームへの整理

マップ作成者は、コンテンツ ウィンドウのレイヤを、さらに、複数のデータ フレームやグループ レイヤに整理することができます。データ フレームは、同時に表示する複数のレイヤを、別々のフレームにグループ化したものです。マップを作成すると、必ず 1 つのデータ フレームが作成されます。データ フレームは、2D コンテンツがあるパブリッシュ マップだけに付属しています。

複数のデータ フレームの使用

マップ作成者は、複数のデータ フレームを使用して、レイヤを並べて表示したり、挿入図および概観図を作成したりする場合があります。マップ上にデータ フレームが複数ある場合は、そのうちの 1 つがアクティブ データ フレームとなります。アクティブ データ フレームが、現在操作中のデータ フレームです。アクティブ データ フレームは、マップ上で、破線で強調され、フレーム名がコンテンツ ウィンドウで太字で表示されるので、どれがそうか、必ず分かります。したがってマップにデータ フレームが 1 つしかないとしたら、それがアクティブ データ フレームです。