ジオデータベースでのラスタ カタログの作成

ジオデータベースにラスタ カタログを作成すると、複数のラスタ データセットを保持するための空のロケーションを作成することになります。その後で、1 つ以上のラスタ データセットを空のラスタ カタログに読み込むことができます。ラスタ カタログを作成するには、ArcCatalog でショートカット メニューを使用するか、[ラスタ カタログの作成(Create Raster Catalog)] ツールを使用します。

ラスタ カタログ内のラスタ データセットは、ファイル ジオデータベースおよびパーソナル ジオデータベースで 2 つの方法で管理できます。1 つはジオデータベースを使用する方法、もう 1 つはジオデータベースを使用しない方法です。ラスタ カタログをジオデータベースで管理すると、ラスタ データセットがコピーされ、ジオデータベースのルートに格納されます。カタログから行を削除すると、ジオデータベースから行が削除されます。ラスタをジオデータベースで管理しない場合は、ラスタ カタログの行とファイルベースのラスタ データセットとの接続ポインタは 1 つだけです。

ラスタ カタログを作成する際には、ジオメトリ カラムの座標系を設定する必要があります。座標系が不明な場合は、ジオメトリ カラムのドメインを指定する必要があります。どちらも設定しないと、データセットが表示されないことがあります。

レガシレガシ:

SDERASTER コマンド ライン ローダは、ラスタ カタログを 8.x スキーマで読み込みます。これらのラスタ カタログは、ArcCatalog のショートカット メニューで [ジオデータベースに登録] をクリックして、更新する必要があります。

ラスタ カタログの詳細

手順:
  1. ジオデータベースを右クリックして、[新規作成] [ラスタ カタログ] の順にクリックします。
  2. 必要に応じて、新しいラスタ カタログの基になるテンプレート ラスタ カタログを選択します。

    ラスタ カタログに追加フィールドを作成し、それを新しいラスタ カタログに追加したい場合は、既存のラスタ カタログをテンプレートとして使用することができます。新しいラスタ カタログはテンプレート ラスタ カタログと同じフィールドで構成されます。

  3. 新しいラスタ カタログの名前を入力します。

    ラスタ カタログの名前にスペースを使用することはできません。文字はアンダースコアを使用して区切ることができます。

  4. 必要であれば、[ラスタ カラムの座標系] ボタン 空間参照のプロパティ をクリックして、ラスタ カタログの座標系を選択します。
  5. [ジオメトリ カラムの座標系] ボタン 空間参照のプロパティ をクリックして、ジオメトリ カラムの座標系を選択します。

    ジオメトリ カラムの座標系が不明な場合は、ドメインを指定する必要があります。ラスタ カタログのドメイン設定は、フィーチャクラスのドメイン設定と同じように適用されます。

    フィーチャ データセットの作成の詳細

  6. 必要に応じて、コンフィグレーション キーワードを設定することもできます。
  7. 必要に応じて、空間グリッドを設定します。
    注意注意:

    ファイル ジオデータベースの空間インデックス グリッドを指定する必要はありません。最適化された独自のインデックスが使用されます。

  8. ラスタ カタログをジオデータベースで管理するかどうかを選択します。
  9. [OK] をクリックします。

関連項目


7/10/2012