ArcGIS で 2007 Microsoft Access データベース(*.accdb)に接続する
Microsoft Office 2007 は、新しい Microsoft Access データベース形式である accdb を導入しました。この形式は、データベースを保存または作成する場合の Access 2007 の新しいデフォルト形式です。OLE DB を使用しないと、ArcGIS は新しい Microsoft Access 形式の直接読み取りや書き込みができません。これには、[データの追加] ダイアログ ボックスを使用した accdb ファイルへの直接アクセスも含まれます。
手順:
- Microsoft Office 2007 が ArcGIS と同じコンピュータにインストールされている場合は、手順 2 に進みます。Microsoft Office 2007 がないコンピュータ上の *.accdb ファイルに接続しようとしている場合は、2007 Office System Driver:Data Connectivity Components から AccessDatabaseEngine.exe をダウンロードします。
- ArcCatalog またはカタログ ウィンドウで、[Database Connections] フォルダをダブルクリックします。
- [OLE DB 接続を追加] をダブルクリックします。
- [プロバイダ] タブをクリックします。
- [Microsoft Office 12.0 Access Database Engine OLE DB Provider] をクリックします。
- [次へ] をクリックします。
- [接続] タブのセクション 1 で、データベースを指定または参照します。データベースにパスワードが設定されている場合は、その情報をセクション 2 に入力します。
- [接続のテスト] をクリックして、データベースに接続できることを確認します。
- 接続テストが成功したら、[OK] をクリックします。
- 新しい接続名を入力し、Enter キーを押します。
- Access テーブルを使用するには、OLE DB 接続を通じてテーブルを参照し、ArcMap に追加します。
注意:
Access のリンク テーブルを OLE DB 接続を通じて表示することはできませんが、Access クエリは使用できます。リンク テーブルを使用するには、リンク テーブルを参照するクエリを Access で作成し、OLE DB 接続のクエリを通じてリンク テーブルに接続します。
注意:
OLE DB 接続には ObjectID フィールドがないため、ArcMap で特定の操作を実行することができません。ObjectID フィールドは ArcGIS によって保守されるフィールドであり、テーブル内の行ごとに一意な ID を保証します。実行できない操作には、マップ上のレイヤでのフィーチャの選択、フィルタ設定の適用、完全リレートの作成、属性の選択などがあります。ObjectID がないテーブルの操作の詳細については、「ObjectID フィールドについて」をご参照ください。
関連項目
7/10/2012