ArcGIS で Microsoft Access データベースに接続する
OLE DB 接続を通じて、ArcMap で Microsoft Access データベースのテーブルを使用することができます。OLE DB はアプリケーション間でデータを共有するための規格であり、これを使用して ArcMap で Access データベースを表示できます。データの整合性を維持するために、Access データベースは Access でのみ変更する必要があります。
すべての Microsoft Access データベース(*.mdb)を、使用中の ArcCatalog またはカタログ ウィンドウに表示し、参照することができます。パーソナル ジオデータベース(Access データベースの一種)から直接データを参照および追加するには、ジオデータベース以外の Microsoft Access データベースへの OLE DB 接続を使用します。
- ArcCatalog で、[Database Connections] フォルダをダブルクリックします。
- [OLE DB 接続を追加] をダブルクリックします。
- [プロバイダ] タブをクリックします。
- [Microsoft Jet 4.0 OLE DB Provider] をクリックします。
- [次へ] をクリックします。
- [接続] タブのセクション 1 で、データベースを指定または参照します。データベースにパスワードが設定されている場合は、その情報をセクション 2 に入力します。
- [接続のテスト] をクリックして、データベースに接続できることを確認します。
- 接続テストが成功したら、[OK] をクリックします。
- 新しい接続名を入力し、Enter キーを押します。
-
Access テーブルを使用するには、OLE DB 接続を通じてテーブルを参照し、ArcMap に追加します。
他のフィーチャが関連付けられていない他のテーブルと同様に、Access テーブルは、ArcMap のコンテンツ ウィンドウがソース別にリストされている場合にのみ表示されます。
Access のリンク テーブルを OLE DB 接続を通じて表示することはできませんが、Access クエリは使用できます。リンク テーブルを使用するには、リンク テーブルを参照するクエリを Access で作成し、OLE DB 接続のクエリを通じてリンク テーブルに接続します。
OLE DB 接続には ObjectID フィールドがないため、ArcMap で特定の操作を実行することができません。ObjectID フィールドは ArcGIS によって保守されるフィールドであり、テーブル内の行ごとに一意な ID を保証します。実行できない操作には、マップ上のレイヤでのフィーチャの選択、フィルタ設定の適用、完全リレートの作成、属性の選択などがあります。ObjectID がないテーブルの操作の詳細については、「ObjectID フィールドについて」をご参照ください。