モバイル マップの作成(Create Mobile Map) (モバイル)

サマリ

このツールは、ArcGIS モバイル アプリケーションで使用する、いつでも利用可能なモバイル プロジェクト パッケージを作成します。定義済みの範囲を指定すると、入力マップ ドキュメントの選択されたベクタ レイヤおよびラスタ レイヤの、モバイル プロジェクト パッケージが生成されます。出力モバイル プロジェクト パッケージには、モバイル プロジェクト ファイル、モバイル キャッシュ スキーマ、およびデータ(指定された場合)が含まれます。次に、モバイル プロジェクト パッケージを、現場で使用するデバイスに直接導入します。

注意注意:

このツールは、Microsoft Windows オペレーティング システム上でのみ使用できます。

使用法

構文

CreateMobileMap_mobile (input_mapDocument, input_outputFolder, {input_mapSchemaOnly}, {input_extent}, {input_layers}, {input_version})
パラメータ説明データ タイプ
input_mapDocument

モバイル プロジェクトとモバイル キャッシュを作成するために使用される、マップ ドキュメント

ArcMap Document
input_outputFolder

出力モバイル プロジェクトとモバイル キャッシュのディレクトリ

Folder
input_mapSchemaOnly
(オプション)

マップ スキーマのみ、またはモバイル キャッシュを含むマップ スキーマを作成します。

  • trueモバイル マップ スキーマだけが生成されます。
  • falseモバイル マップ スキーマとモバイル キャッシュの両方が生成されます。
Boolean
input_extent
(オプション)

範囲は、文字列、または、4 つの座標リスト(X の最小値, Y の最小値, X の最大値, Y の最大値)を使用して指定したり、範囲オブジェクトを作成し、そのプロパティを設定して指定することができます。

Extent
input_layers
[input_layers,...]
(オプション)

抽出するレイヤの名前

String
input_version
(オプション)

キャッシュの生成元となるジオデータベースのバージョン

String

コードのサンプル

モバイル マップの作成の例 1(Python ウィンドウ)

即利用可能なマップ ドキュメントのモバイル プロジェクトを作成します。

import arcpy
arcpy.CreateMobileMap_mobile("c:/map/redlands.mxd", "c:/redlands_MobileProject", "","","","") 
モバイル マップの作成の例 2(Python ウィンドウ)

即利用可能なマップ ドキュメントのモバイル プロジェクトを生成し、デフォルトの範囲を上書きして、マップ スキーマのみを作成します。

import arcpy
arcpy.CreateMobileMap_mobile("c:/map/redlands.mxd", "c:/redlands_MobileProject", "true", "-1834676.42491188 -398227.791203287 -1833518.27644341 -396875.282178691", "","")
モバイル マップの作成の例 3(スタンドアロン Python スクリプト)

マップ ドキュメントに含まれる選択レイヤのモバイル プロジェクトを生成し、デフォルトの抽出範囲を上書きします。

import arcpy
map_document = "C:/map/redlands.mxd"
output_folder = "C:/Mobile/DeploymentPackages/Redlands"
extract_extent = "-117.274738 34.001452 -117.1115 34.135168"
layers = " qa.SDE.Vents;qa.SDE.Offices"
arcpy.CreateMobileMap_mobile(map_document, output_folder,"#", extract_extent, layers, "#")

環境

範囲

同期するエリアを定義する範囲。このツールは、[環境設定] で指定された範囲を使用します。

関連項目

ライセンス情報

ArcView: はい
ArcEditor: はい
ArcInfo: はい

7/10/2012