ツールボックスへのツールの追加
ツールボックス上での書き込み権限があれば、ツールボックス、またはツールボックス内のツールセットにツールを追加することができます。Esri が提供するシステム ツールボックスは読み取り専用なので、ツールをツールボックスに追加することはできません。
ツールの追加方法は、次に示したツールの種類によって異なります:それらは、組み込みツール、モデル ツール、スクリプト ツール、特殊ツールなどです。どのツールの場合も、ツールボックスまたはツールセットを右クリックし、[追加] または [新規作成] をクリックします。
ツール タイプ |
説明 |
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組み込みツール。これらのツールは、ArcObjects と .NET などのコンパイルされたプログラミング言語を使って構築されます。 |
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モデル ツール。これらのツールは ModelBuilder を使って作成されます。 |
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スクリプト ツール。これらのツールは [スクリプト ツール ウィザード] を使って作成され、Python ファイル(*.py)、AML ファイル(*.aml)、または実行可能ファイル(*.exe または *.bat)などのスクリプト ファイルをディスク上で実行します。 |
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特殊ツール。これらのツールは、まれにシステム開発者によって構築され、ツールの使用には一意のユーザ インタフェースを使います。ArcGIS Data Interoperability Extension には特殊ツールが含まれています。 |
組み込みツールの追加
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[カタログ] ウィンドウ、[ArcToolbox] ウィンドウ、ArcCatalog のいずれかで、ツールボックスまたはその中のツールセットの 1 つを右クリックし、[追加] → [ツール] の順にクリックします。すべての組み込みツールを示したダイアログ ボックスが表示されます。
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[ツールの追加] ダイアログ ボックスでは、ツールボックスとツールセットを展開し、ツールボックスまたはツールセットに追加したいツールをオンにします。
ツールボックスをオンにすると、ツールボックス内のすべてのツールが追加されます。ツールボックス内のツールセットをオンにすると、ツールセット内のすべてのツールが追加されます。いずれの場合も、ツールセット内のツールだけがコピーされて、ツールセットはコピーされません。
- [OK] をクリックします。
モデル ツールの追加
既存のモデル ツールをコピーし、貼り付けることによって、モデル ツールの追加を行うことができます。以下の手順によって、新しい空のモデルがツールボックスまたはツールセットに追加されます。
- [カタログ] ウィンドウ、[ArcToolbox] ウィンドウ、ArcCatalog のいずれかで、ツールボックスまたはその中のツールセットの 1 つを右クリックし、[新規作成] → [モデル] の順にクリックします。
新規モデルがデフォルト名で作成されて、ModelBuilder ウィンドウが表示されます。エレメントを追加して、モデルを作成します。モデルを保存する際には、作成したモデルに保存されます。
スクリプト ツールの追加
- [カタログ] ウィンドウ、[ArcToolbox] ウィンドウ、ArcCatalog のいずれかで、ツールボックスまたはその中のツールセットの 1 つを右クリックし、[追加] → [スクリプト] の順にクリックします。[スクリプト] ダイアログ ボックスが開きます。
特殊ツールの追加
特殊ツールの追加方法は、カスタム ツールの開発者によって決定されます。現時点では、ArcGIS によって構築された唯一の特殊ツールは Data Interoperability Extension の中に含まれています。これらのツールを追加するには、ツールボックスまたはツールセットを右クリックし、[新規作成] → [空間 ETL ツール] の順にクリックします。