ツールボックスの古いバージョンでの保存
ツールボックスの内部形式はリリースごとに変更されます。どのような場合でも、新しいリリース(リリース 10.0 など)は古いバージョンのツールボックス(9.3 など)を読み込んで、ツールを実行することができます。ただし、その逆は実行できません。つまり、ArcGIS 9.3 はリリース 10.0 で作成されたツールボックスを読み込むことができません。同僚またはクライアントが古いバージョンの ArcGIS を所有しているような環境で働いている場合には、ツールボックスを古いバージョンで保存して提供することができます。
ツールボックスを古いバージョンで保存するにはツールボックスを右クリックし、[名前を付けて保存] をクリックしてバージョンを選択します。
注意:
ツールボックス(およびツールボックス内のツール)を古いバージョンで保存するときは、新しいバージョンで利用できる機能は削除されます。このため、変換されたツールを古いバージョン上で調査およびテストする必要があります。
10.0 で追加された機能で、古いバージョンで利用できない機能を次に示します。
- 反復
- スクリプト ツール コードの埋め込み
- 10.0 に導入されたツールArcGIS 10.0 で追加されたツールのリストについては、「新しいツールと改良されたツール」をご参照ください。
9.3 で追加された機能で、古いバージョンで利用できない機能を次に示します。
- カスタム ツール整合性に対するスクリプト ツール プロパティ
- シンボルを保存するためのモデル プロパティ
- モデルに影響を与えるいくつかのデータ タイプの拡張
- 9.3 に導入されたツール
9.2 で追加された機能で、古いバージョンで利用できない機能を次に示します。
- モデル内の反復、リスト、シリーズ
- 行内変数置換
- モデル変数のレイヤ シンボル
- モデル変数のフィーチャ セットおよびレコード セット データ タイプ
- 9.2 に導入されたツール
関連項目
7/10/2012