モデル ツールの実行
モデルは ModelBuilder で実行するほかに、モデル ツールのダイアログ ボックス、[Python] ウィンドウ、またはスタンドアロン スクリプトから実行できます。モデルをツールのダイアログ ボックスから実行するには、次の手順に従います。
手順:
- [カタログ] ウィンドウまたは [ArcToolbox] ウィンドウでモデル ツールをダブルクリックします。
- モデル ツールのパラメータを設定します。
- [OK] をクリックします。
モデル ツールが実行され、最終的な出力が ArcMap のコンテンツ ウィンドウに追加されます。
モデル ツールをモデル ツールのダイアログ ボックスから実行した場合の動作
モデル ツールのダイアログ ボックスを開くと、モデル パラメータであるモデル変数(ModelBuilder で表示したときに、横に「P」が表示されるモデル変数)それぞれに対して、ツールのダイアログ ボックスのパラメータが作成されます。
- ツールのダイアログ ボックスのパラメータには、モデル変数の名前と同じラベルが付けられます。
- ツールのダイアログ ボックスのパラメータに対するデフォルト値は、モデル変数の値です。
- ツールのダイアログ ボックスに表示されるパラメータの順序は、モデル プロパティによって決定されます。
モデル ツールのダイアログ ボックスを開くと、パラメータ値が整合チェックされます。必須パラメータの値が空白(空)である場合は、パラメータの横に緑色のドットが表示され、値が必要であることが示されます。値が空白でなく無効である(たとえば、データセットまたはレイヤが存在しない)場合は、エラー メッセージが表示され、パラメータの横に赤色のアイコンが表示されます。
モデル ツールを([OK] をクリックして)実行すると、モデル全体の進行状況だけが表示され、モデル内のツールまたはプロセスの個別の進行状況は表示されません。
モデルを ModelBuilder で実行する場合と、ツールのダイアログ ボックスから実行する場合には、主要な違いがいくつかあります。モデルをツールのダイアログ ボックスから実行する場合は、次のような処理が行われます。
- モデル ツールの実行が完了した後、中間データが削除されます。中間データを保存するには、変数ごとに中間オプションをオフにするか、変数をモデル パラメータに設定します。
- デフォルトでは、[モデル プロパティ] → [一般] タブの順にクリックして、フォアグラウンドで実行するオプションをオフにし、ArcMap の [ジオプロセシング オプション] のバックグラウンドで実行するオプションをオンにしていない限り、ツールはフォアグラウンドで実行されます。
- モデル パラメータであるモデル出力だけが、[結果] ウィンドウに追加されます。
- 最終出力とモデル パラメータだけが、ArcMap のコンテンツ ウィンドウに追加されます。
関連項目
7/10/2012