出力のないツール

多くのジオプロセシング ツールはデータセットを入力として受け取り、新しいデータセットを出力として生成するため、ほとんどのツール ダイアログ ボックスでは出力データセットを書き込む場所を指定するよう要求されます。一方で、出力を書き込む場所が要求されないツール ダイアログ ボックスもあります。主な理由は次の 2 つです。

管理出力

ツールの出力パラメータが存在しないもう 1 つの状況は、ツールの出力が管理されている場合です。管理出力とは、ツールで出力が作成されても、その出力は特定の場所に書き込まれることを意味します。ModelBuilder で作成したカスタム モデル ツールのみが管理出力を設定できます。すべての ArcGIS Server ツール(つまりジオプロセシング サービス)には管理出力が設定されています。これは、サーバだけがツールの実行時にツールの出力を書き込む適切な場所を決定できるためです。

ローカルで実行する(つまりジオプロセシング サービスとしては実行しない)モデルを作成する場合も、モデルの出力パラメータを管理するかどうかを宣言することができます。

管理出力がディスプレイに追加されるのは、[ジオプロセシング] [ジオプロセシング オプション] の順にクリックしてアクセスする [ジオプロセシング処理結果をマップに追加] チェックボックスをオンにしている場合です。

管理出力は、結果ウィンドウに表示される結果情報でも確認することができます。結果ウィンドウでは、ツールの結果をコピーして別の場所に貼り付けることもできます。

関連項目


7/10/2012