編集ツールボックスの概要

[編集] ツールボックスのツールを使用して、フィーチャクラス内のすべての(または選択した)フィーチャを一括編集できます。

これらのツールの多くはデータ クリーンナップ カテゴリに分類されます。たとえば、取り込んだデータやデジタイズしたデータの精度が十分でなかったり、スナップ環境でないためにポリゴン境界が閉じないでギャップが生じたり、線が別の線との交点の手前で終了していたり(アンダーシュート)、別の線との交点を超えて伸びていたりする(オーバーシュート)ことがあります。[編集] ツールボックスの各種ツールを利用することで、データの品質に関連するさまざまな問題をすみやかに解決できます。

ツール

説明

頂点の挿入

ライン フィーチャまたはポリゴン フィーチャに沿って頂点を挿入します。円弧線分(ベジェ、円弧、楕円弧)も頂点が密集した線分に置き換えられます。

ポイントの消去(Erase Point)

操作のタイプに応じて、[削除フィーチャ] で指定されたフィーチャの内側または外側にあるポイントを入力から削除します。

ラインの延長(Extend Line)

このツールは、指定した距離内で最初に交差するフィーチャまでセグメントを延長します。指定した距離内に交差するフィーチャがない場合は、セグメントが延長されません。このツールは品質管理タスクを目的としています。たとえば、適切なスナップ環境が設定されていない状態でフィーチャをデジタイズした場合、このツールを使用してトポロジ エラーを修正します。

ラインの方向を反転(Flip Line)

ライン フィーチャの「始点-終点」方向を逆にします。

頂点の間引き

指定した最大許容オフセットに基づき、Douglas-Peucker 単純化アルゴリズムを使用して入力フィーチャを単純化します。出力フィーチャには、元の入力頂点のサブセットが含まれます。

スナップ(Snap)

ポイントまたは頂点を、他のフィーチャの頂点、エッジ、または端点の位置と正確に一致するように移動します。スナップ ルールを指定すれば、入力頂点のスナップ先(指定した距離範囲で最も近くにある頂点、エッジ、または端点)を制御できます。

ラインの切詰め(Trim Line)

ラインの交点からの長さが指定した長さより短いセグメント(ダングル)を削除します。片方または両方の端点が別のラインと接していないラインの、交点からの長さが指定した長さより短いセグメント(ダングル)だけが削除されます。

関連ツール

ツール

説明

インテグレート

[インテグレート(Integrate)] を使用すると、所定の X、Y 許容値内に収まるフィーチャを一致させることができます。これにより、共有フィーチャ境界の整合性を維持できます。所定の X、Y 許容値内に収まるフィーチャは、同一であり一致していると見なされます。

フィーチャの削除(Delete Features)

入力フィーチャクラスまたはレイヤからフィーチャを削除します。入力が、フィーチャが選択された状態のレイヤの場合は、選択されているフィーチャだけが削除されます。入力がジオデータベース フィーチャクラスまたはシェープファイルの場合、すべてのフィーチャが削除されます。

フィールドの削除(Delete Field)

テーブル、フィーチャクラス、フィーチャ レイヤ、またはラスタ データセットから 1 つ以上のフィールドを削除します。

データの編集とクリーンナップに使用可能な、その他のツールボックスの関連ツールを次に示します。

関連項目


7/10/2012