ArcGIS Viewer for Silverlight 1.0.1 の新機能
ArcGIS Viewer for Silverlight 1.0.1 リリースが提供されました。このトピックでは、Beta 2 から 1.0.1 に向けて更新および拡張された機能について説明します。
更新および拡張機能
ArcGIS Viewer for Silverlight には次の点に関する更新および拡張機能が含まれています。
- 編集
- ポップアップ
- Web マップ
- ArcGIS for Organizations
- ローカライズ
- ジオプロセシング
- Application Builder のユーザ インタフェース スタイル
- Application Builder の設定
- Visual Studio テンプレート
- 拡張
編集
編集ワークフローが大幅に改善され、非常に直観的でわかりやすいユーザ エクスペリエンスが提供されています。ユーザは [フィーチャの追加] パネルから直接フィーチャを追加できるようになりました。このパネルにはサービスによって公開されているフィーチャ テンプレートが表示されています。ポップアップによってフィーチャの形状や属性をすばやく編集でき、別のダイアログ ボックスにアクセスしなくてもフィーチャに添付ファイルを追加できます。このユーザ エクスペリエンスは、ArcGIS Viewer for Flex および ArcGIS Explorer Online のユーザ エクスペリエンスとの一貫性を保持しています。
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ポップアップ
クリック時モードでのポップアップがデフォルトのスタイルになり、フィーチャの削除、フィーチャの形状や属性の編集、添付ファイルの追加などを含む基本的な編集ツールに統合されています。さらに、フィーチャの添付ファイルがポップアップに直接統合されています。
Web マップ
ArcGIS Online の Web マップにより、Application Builder でのマップの構成を簡単に開始できます。Application Builder では、デフォルトで、選択した Web マップへのリンクを維持できるようになりました。つまり、Web マップを更新すると、その Web マップに基づくビューア アプリケーションに自動的に反映されます。
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さらに、ArcGIS Viewer for Silverlight では、ArcGIS Online で作成したチャートをポップアップ内に表示することもできます。
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ArcGIS for Organizations
ArcGIS for Organizations では、組織内で共有されている Web マップを探索することができます。ArcGIS Viewer for Silverlight では、個人のグループによる Web マップと、個人の所属している組織のグループによる Web マップにアクセスできます。
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ローカライズ
ArcGIS Viewer for Silverlight は国際化を完全にサポートしています。つまり、数値形式や日付形式のロケールによる違いに関係なく、期待どおりに動作します。ビューアとセットアップが両方とも、アラビア語、イタリア語、ポルトガル語(ブラジル圏)、ロシア語にローカライズされました。
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ジオプロセシング
マップ サービス レイヤの結果 - 一部のジオプロセシング サービスでは、マップ サービスを使用して結果を描画します。多くの場合、これらのジオプロセシング サービスでは、特定の結果数までフィーチャ データを返すことができます。これまでは、ArcGIS Viewer for Silverlight がフィーチャ データを取得して、結果をマップ上にグラフィックスとして表示しようとしていました。本リリースでは、結果を得るためにマップ サービスが使用されているかどうかを確認し、そうであれば、マップ サービスを使用して結果を表示するようになっています。
Application Builder のユーザ インタフェース(UI)スタイル
Application Builder のウィンドウおよびダイアログ ボックスのスタイルが更新されました。これらの変更により、ビューア アプリケーションの構成時に、Application Builder とビューアのプレビューを見分ける機能がさらに向上しています。
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Application Builder の設定タブ
Application Builder の設定ページに、[アプリケーションの設定] タブが追加されました。このタブでは、Bing アプリケーション ID、使用するジオメトリ サービス、および Portal for ArcGISの場所を指定できます。
Visual Studio テンプレート
VS テンプレートが更新され、新規プロジェクトのダイアログ ボックスで指定した名前でアドイン プロジェクトが生成されるようになりました。たとえば、次のスクリーン ショットでは、「Bookmarks」がソリューション名に指定されています。
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拡張
ポップアップの拡張 - 新しいオプションには、ポップアップにコマンド(ツール)を追加する機能、フィーチャのポップアップをプログラムで操作する機能、レイヤごとにポップアップをプログラムによって有効化/無効化する機能などが含まれます。また、ポップアップの XAML(Extensible Application Markup Language)が、レイアウトで使用される Shared_Resources.xaml ファイルで公開されています。
MapApplication.Current.Urls - アプリケーションのベース URL、ジオメトリ サービス URL、プロキシ URL(定義されている場合)など、アプリケーションの URL にプログラムによってアクセスできます。
MapApplicationBindingSource - XAML で MapApplication.Current.Map および MapApplication.Current.SelectedLayer へのバインドが可能になります。
MapApplication.Current.LoadMap - 既存のマップに基づいてアプリケーションのマップを簡単に初期化できます。
MapApplication.Current.LoadWebMap - Web マップに基づいてアプリケーションのマップを初期化できます。