デフォルト ログインのパスワードの変更
EGDB(エンタープライズ ジオデータベース)インスタンスには、Esri サポートから提供される Windows 管理者ログインに加えて、4 つのデータベース ログイン ロールが用意されています。
これらのデータベース ログイン ロールのパスワードはハード コードされています。インスタンスのセキュリティを強化するために、これらのパスワードを変更してください。
Windows 管理者ログインのパスワードはランダムに生成されます。インスタンスを起動すると、復号化されたパスワードが与えられます。希望に応じて、このパスワードを使い続けることもできます。ただし、多くの場合は、覚えやすいものに変更することが望まれます。
手順:
- リモート デスクトップを使用して、EGDB インスタンス サーバに接続します。
- 管理者パスワードを変更します。
- [スタート] → [管理ツール] → [コンピュータの管理] の順にクリックします。
- [ローカル ユーザーとグループ] → [ユーザー] を展開します。
- [Administrator] アカウントを右クリックし、[パスワードの設定] をクリックします。
- [続行] をクリックして、警告ダイアログ ボックスを閉じます。
- 確認のために新しいパスワードを 2 回入力してから [OK] をクリックします。
- pgAdmin III を開きます。
[すべてのプログラム] → [PostgreSQL 8.3] → [pgAdmin III] の順にクリックします。
- [オブジェクトブラウザ] ウィンドウ内の [localhost] をダブルクリックします。
- [サーバーに接続] ダイアログ ボックスのテキスト ボックスに「postgres」と入力します。
注意:
パスワードはこれから変更するので保存しないでください。
- [OK] をクリックします。
- [localhost] の下に表示されている [ログインロール] を展開します。
- ロールの 1 つを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
- [パスワード] テキスト ボックスに新しいパスワードを入力します。
- [パスワード(確認)] テキスト ボックスに新しいパスワードを入力して確定します。
- [OK] をクリックします。
- 各ロールについてステップ 8 ~ 10 を繰り返します。
- パスワードの変更を終えたら pgAdmin III を終了します。
ヒント:
pgAdmin III を閉じる前に、PostgreSQL データベース クラスタ上でデータベースやその他のオブジェクトに接続しようとすると、接続は失敗します。これは、postgres の新しいパスワードが認識されないためです。pgAdmin III でそのようなオブジェクトを作業する必要がある場合は、オブジェクトを閉じてからアプリケーションを再起動してください。
これで、データベース ログイン ロールのパスワードを変更できるようになります。
これで、ArcGIS Server インスタンスから EGDB インスタンスに接続できるようになります。
2/6/2012