DB2 に固有のデフォルト コンフィグレーション キーワード
トピック「コンフィグレーション キーワードのタイプ」にリスト表示されている、すべての DBMS(Database Management System)に共通したデフォルトの DBTUNE キーワードに加えて、DB2 には IMS_GAZETTEER という別のコンフィグレーション キーワードがあります。ArcSDE 9.3 以降のリリースのジオデータベースでは、IMS_GAZETTEER キーワードを使用して、ArcIMS Gazetteer メタデータ サービスで使用される XML ドキュメントのサイズを制御することができます。XML 列のデータのサイズを指定するには、パラメータ XML_DOC_LOB_SIZE および XML_DOC_VAL_LOB_STORAGE を使用します。Gazetteer の XML ドキュメントは通常、他の XML ドキュメントより小さいため、このキーワードのドキュメントの値は一般に小さく設定できます。
XML_DOC_LOB_SIZE パラメータは、sde_xml_doc<n> テーブルの xml_doc_val 列における XML ドキュメントのサイズを指定します。XML_DOC_VAL_LOB_SIZE は、sde_xml_doc<n> テーブルの xml_doc_val 列における XML ドキュメント コンテンツの格納サイズを指定します。XML_COLUMN_STORAGE は、XML 列のデータ タイプを ArcSDE XML に設定します。これは、ArcIMS Gazetteer メタデータ サービスでサポートされる唯一のデータ タイプです。
デフォルト値は次のとおりです。
##IMS_GAZETTEER XML_DOC_LOB_SIZE "1M" XML_DOC_VAL_LOB_SIZE "1M" XML_COLUMN_STORAGE "SDE_XML" END
DEFAULTS コンフィグレーション キーワードにも同名のパラメータ XML_DOC_LOB_SIZE と XML_DOC_VAL_LOB_SIZE があり、同じサイズに設定されています。DEFAULTS キーワードにある同名のパラメータは、XML ドキュメントの格納に最も良く使用するサイズに設定します。IMS_GAZETTEER キーワードにあるパラメータを、ArcIMS Gazetteer メタデータ サービスでの XML ドキュメント格納だけに使用する別のサイズに設定します。これらの設定に関する例および推奨事項については、「ArcSDE XML 列をサポートする DB2 データベースの設定」をご参照ください。
Gazetteer インポート スクリプトを実行して Gazetteer エクスポート ファイルを読み込むときは、デフォルトで IMS_GAZETTEER キーワードが使用されます。ArcIMS メタデータ サービスと Gazetteer の詳細については、ArcIMS ヘルプの ArcIMS メタデータ サービスの項目をご参照ください。
XML キーワードおよびパラメータは DB2 for z/OS のジオデータベースには影響しません。現時点で DB2 for z/OS のジオデータベースでは XML がサポートされていないためです。