DB2 の DBTUNE コンフィグレーション パラメータ
コンフィグレーション パラメータは、DBTUNE テーブルの parameter_name 列に格納され、データベースに格納されるデータベース オブジェクトを指定します。パラメータに対応する値は DBTUNE の config_string 列に格納され、データベース内でのオブジェクトの格納方法を指定します。パラメータとそのコンフィグレーション文字列は、コンフィグレーション キーワードによって DBTUNE テーブルでグループ化されます。キーワードとパラメータ名の組み合わせは一意ですが、ほとんどのパラメータ名は一意ではなく、DBTUNE テーブル全体で多くのキーワードと組み合わせて何度か使用されます。
parameter_name 列の有効な値は固定なので、新しいパラメータ名を作成することはできません。同じように、config_string 列も数値または SQL 文字列のみを受け入れます。ほとんどの場合、これらの文字列は SQL の CREATE TABLE および CREATE INDEX ステートメントに追加されるので、指定された DBMS に必要な SQL 構文と適合する必要があります。
IBM DB2 に格納されたジオデータベースでは、パラメータ名とコンフィグレーション文字列のペアが ArcSDE によって次の目的で使用されます。
- テーブルとインデックスの格納特性を設定する。
- XML ドキュメントの格納方法を定義する。
- ユーザが ArcGIS インターフェースでキーワードを使用できるようにする。
- コンフィグレーション キーワードを説明するコメントを追加する。
DB2 の dbtune.sde 構成ファイルには、ArcSDE ジオデータベースを作成する前にコメント解除して値を変更する必要のあるパラメータが多数存在しています。ジオデータベースを作成する前にこれらのパラメータをコメント解除して格納情報を指定しない場合、sde_setup.log ファイルに各パラメータの警告メッセージが表示されることになります。Linux、UNIX、Windows の DB2 のデータベースで、DATA_DICTIONARY パラメータをコメント解除して格納情報を指定しない場合、デフォルトの表スペースにテーブルが作成されます。z/OS 上の DB2 データベースのパラメータをコメント解除して格納情報を指定しない場合、サブシステム内の不正なデータベース内にテーブルが作成されるため、ジオデータベースが機能しなくなります。
ジオデータベースの作成前に変更し、キーワードごとにグループ化する必要のあるパラメータには、次のようなものがあります。
コンフィグレーション キーワード |
パラメータ |
---|---|
DATA_DICTIONARY |
B_STORAGE MVTABLES_MODIFIED_TABLE STATE_LINEAGES_TABLE STATES_TABLE VERSIONS_TABLE XML_INDEX_TAGS_TABLE(z/OS の DB2 には適用されない) |
DEFAULTS |
A_STORAGE AUX_STORAGE B_STORAGE BLK_STORAGE BND_STORAGE D_STORAGE MAX_CACHED_CURSORS RAS_STORAGE XML_DOC_STORAGE(z/OS の DB2 には適用されない) XML_IDX_STORAGE(z/OS の DB2 には適用されない) |
LOGFILE_DEFAULTS |
LD_STORAGE LF_STORAGE SESSION_INDEX SESSION_STORAGE |
NETWORK_DEFAULTS |
A_STORAGE B_STORAGE D_STORAGE |
NETWORK_DEFAULTS::DESC |
A_STORAGE B_STORAGE D_STORAGE |
TOPOLOGY_DEFAULTS |
A_STORAGE B_STORAGE D_STORAGE |
TOPOLOGY_DEFAULTS::DIRTYAREAS |
A_STORAGE B_STORAGE D_STORAGE |
TERRAIN_DEFAULTS |
A_STORAGE B_STORAGE D_STORAGE |
TERRAIN_DEFAULTS::EMBEDDED |
A_STORAGE B_STORAGE D_STORAGE |
DBTUNE テーブルを作成した後でパラメータ値を変更するには、sdedbtune コマンドに alter 操作を指定して使用します。詳細については、「DBTUNE テーブル作成後の内容の変更」をご参照ください。
次の表は、DB2 ジオデータベースで使用可能なすべてのコンフィグレーション パラメータのリストです。表の後には、各パラメータを機能別にグループ化した詳細な説明があります。
太字で示された値はデフォルト値です。
パラメータ名 |
説明 |
値 |
注意事項 |
---|---|---|---|
A_INDEX_ROWID |
ADD テーブルの ObjectID 列のインデックス格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、DB2 のドキュメントをご参照ください。 |
|
A_INDEX_SHAPE |
ADD テーブルの空間列のインデックス格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、DB2 のドキュメントをご参照ください。 |
DB2 for z/OS には適用されません |
A_INDEX_STATEID |
ADD テーブルの sde_state_id 列のインデックス格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、DB2 のドキュメントをご参照ください。 |
|
A_INDEX_USER |
ADD テーブルのインデックス格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、DB2 のドキュメントをご参照ください。 |
|
A_STORAGE |
ADD テーブルの格納定義 |
CREATE TABLE パラメータについては、DB2 のドキュメントをご参照ください。 |
|
AUX_INDEX_COMPOSITE |
ラスタ AUX テーブルの複合列のインデックス格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、DB2 のドキュメントをご参照ください。 |
|
AUX_STORAGE |
ラスタ AUX テーブルの格納定義 |
CREATE TABLE パラメータについては、DB2 のドキュメントをご参照ください。 |
|
B_INDEX_ROWID |
ビジネス テーブルの ObjectID 列のインデックスと、ラスタ RowID のインデックス R<N>_SDE_ROWID_UK の格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、DB2 のドキュメントをご参照ください。 |
|
B_INDEX_SHAPE |
ビジネス テーブルの空間列のインデックス格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、DB2 のドキュメントをご参照ください。 |
DB2 for z/OS には適用されません |
B_INDEX_TO_DATE |
R<登録 ID>_sde_todate インデックスを作成するための格納パラメータ情報(履歴管理の際に履歴テーブルを更新するために使用) |
CREATE INDEX パラメータについては、DB2 のドキュメントをご参照ください。 |
|
B_INDEX_USER |
ビジネス テーブルの格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、DB2 のドキュメントをご参照ください。 |
|
B_RUNSTATS |
RUNSTATS のデフォルト値 |
YES(Linux、UNIX、Windows の DB2 のデフォルト)またはNO(DB2 z/OS のデフォルト) |
|
B_STORAGE |
ビジネス テーブルとラスタ属性テーブルのインデックス格納定義 |
CREATE TABLE パラメータについては、DB2 のドキュメントをご参照ください。 |
|
BLK_BLOB_OPTION |
ラスタ BLK テーブルの BLOB 列の格納時のコンフィグレーション プロパティ |
LOGGED NOT COMPACT(Linux、UNIX、Windows の DB2 のデフォルト)または LOGGED COMPACT または NOT LOGGED COMPACT または NOT LOGGED NOT COMPACT |
DB2 for z/OS ではこのパラメータのデフォルト値は空なので、空のままにしておく必要があります。Linux、UNIX、Windows の DB2 では、NOT LOGGED COMPACT に設定する必要があります。このパラメータをこれ以外の値に設定すると、ラスタ データの読み込み時に大量の表スペースを使用する可能性があります。 |
BLK_INDEX_COMPOSITE |
ラスタ BLK テーブルの複合列のインデックス格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、DB2 のドキュメントをご参照ください。 |
|
BLK_STORAGE |
ラスタ BLK テーブルの格納定義 |
CREATE TABLE パラメータについては、DB2 のドキュメントをご参照ください。 |
|
BLOB_OPTION |
BLOB 列の格納時のコンフィグレーション プロパティ |
LOGGED NOT COMPACT(Linux、UNIX、Windows の DB2 のデフォルト)または LOGGED COMPACT または NOT LOGGED COMPACT または NOT LOGGED NOT COMPACT |
DB2 for z/OS ではこのパラメータのデフォルト値は空なので、空のままにしておく必要があります。 |
BLOB_SIZE |
BLOB 列のサイズ |
0 より大きく 2G より小さい デフォルト値は 1M です。 BLOB_OPTION を LOGGED に設定した場合、BLOB のサイズを 1G より大きくすることはできません(DB2 では logged BLOB 列を 10M より大きくしないように推奨されています)。 |
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BND_INDEX_COMPOSITE |
ラスタ BND テーブルの複合列のインデックス格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、DB2 のドキュメントをご参照ください。 |
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BND_INDEX_ID |
ラスタ BND テーブルの RID 列のインデックス格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、DB2 のドキュメントをご参照ください。 |
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BND_STORAGE |
ラスタ BND テーブルの格納定義 |
CREATE TABLE パラメータについては、DB2 のドキュメントをご参照ください。 |
|
CLOB_OPTION |
CLOB 列の格納時のコンフィグレーション プロパティ |
LOGGED NOT COMPACT(Linux、UNIX、Windows の DB2 のデフォルト)または LOGGED COMPACT または NOT LOGGED COMPACT または NOT LOGGED NOT COMPACT |
DB2 for z/OS ではこのパラメータのデフォルト値は空なので、空のままにしておく必要があります。 |
CLOB_SIZE |
CLOB 列のサイズ |
0 より大きく 2G より小さい デフォルトは 32K です。 CLOB_OPTION を LOGGED に設定した場合、CLOB 列を 1G より大きくすることはできません。(DB2 では logged LOB 列を 10M より大きくしないように推奨されています。) |
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COMMENT |
コメントに使用される行 |
コメントの最大長は 2,048 文字です。 |
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D_INDEX_DELETED_AT |
DELETE テーブルの sde_deleted_at 列のインデックス格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、DB2 のドキュメントをご参照ください。 |
|
D_INDEX_ STATE_ROWID |
DELETE テーブルの sde_states_id および sde_deletes_row_id 列のインデックス格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、DB2 のドキュメントをご参照ください。 |
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D_STORAGE |
DELETE テーブルの格納定義 |
CREATE TABLE パラメータについては、DB2 のドキュメントをご参照ください。 |
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LD_INDEX_DATA_ID |
SDE_logfile_data の格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、DB2 のドキュメントをご参照ください。 |
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LD_INDEX_ROWID |
SDE_logfile_data テーブル SDE_ROWID 列インデックスの格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、DB2 のドキュメントをご参照ください。 |
|
LD_STORAGE |
SDE_logfile_data テーブルの格納定義 |
CREATE TABLE パラメータについては、DB2 のドキュメントをご参照ください。 |
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LF_INDEXES |
SDE_logfiles テーブル列インデックスの格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、DB2 のドキュメントをご参照ください。 |
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LF_STORAGE |
SDE_logfiles テーブルの格納定義 |
CREATE TABLE パラメータについては、DB2 のドキュメントをご参照ください。 |
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MAX_CACHED_CURSORS |
キャッシュ カーソルの最大数 |
0 以上 0 = 無効 デフォルト値は 80 です。 |
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MVTABLES_MODIFIED_INDEX |
Mvtables_modified インデックスの格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、DB2 のドキュメントをご参照ください。 |
|
MVTABLES_MODIFIED_TABLE |
Mvtables_modified テーブルの格納定義 |
CREATE TABLE パラメータについては、DB2 のドキュメントをご参照ください。 |
|
RAS_INDEX_ID |
ラスタ RAS テーブルの RID インデックスの格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、DB2 のドキュメントをご参照ください。 |
|
RAS_STORAGE |
ラスタ RAS テーブルの格納定義 |
CREATE TABLE パラメータについては、DB2 のドキュメントをご参照ください。 |
|
SESSION_INDEX |
ArcSDE セッションベースおよびスタンドアロンのログ ファイルのインデックス格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、DB2 のドキュメントをご参照ください。 |
|
SESSION_STORAGE |
ArcSDE セッションベースおよびスタンドアロンのログ ファイル テーブルの格納定義 |
CREATE TABLE パラメータについては、DB2 のドキュメントをご参照ください。 |
|
SESSION_TEMP_TABLE |
DB2 のジオデータベースでは使用されません。 |
1 または 0 |
|
ST_GEOM_STORAGE_INLINE | ST_Geometry 列のコンテンツがインラインまたはアウトラインのどちらに格納されるのか定義します。 | INLINE LENGTH <バイト単位のサイズ> INLINE LENGTH パラメータと、テーブル作成時のこのパラメータの使用方法については、DB2 のマニュアルをご参照ください。 | DB2 for z/OS には適用されません |
STATE_LINEAGES_TABLE |
State_lineages テーブルの格納定義 |
CREATE TABLE パラメータについては、DB2 のドキュメントをご参照ください。 |
|
STATES_INDEX |
ステート テーブルの格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、DB2 のドキュメントをご参照ください。 |
|
STATES_TABLE |
ステート テーブルの格納定義 |
CREATE TABLE パラメータについては、DB2 のドキュメントをご参照ください。 |
|
UI_NETWORK_TEXT |
関連するコンフィグレーション キーワードが ArcGIS ユーザ インタフェースに表示されることを示すユーザ インタフェース パラメータ(ネットワーク設定の説明を含む) |
最大 2,048 文字の説明 |
|
UI_TERRAIN_TEXT |
関連するコンフィグレーション キーワードが ArcGIS ユーザ インタフェースに表示されることを示すユーザ インタフェース パラメータ(テレイン設定の説明を含む) |
最大 2,048 文字の説明 |
|
UI_TEXT |
関連するコンフィグレーション キーワードが ArcGIS ユーザ インタフェースに表示されることを示すユーザ インタフェース パラメータ(関連する非コンポジット コンフィグレーション キーワードの説明を含む) |
最大 2,048 文字の説明 |
|
UI_TOPOLOGY_TEXT |
関連するコンフィグレーション キーワードが ArcGIS ユーザ インタフェースに表示されることを示すユーザ インタフェース パラメータ(トポロジ設定の説明を含む) |
最大 2,048 文字の説明 |
|
VERSIONS_INDEX |
バージョン テーブル インデックスの格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、DB2 のドキュメントをご参照ください。 |
|
VERSIONS_TABLE |
バージョン テーブルの格納定義 |
CREATE TABLE パラメータについては、DB2 のドキュメントをご参照ください。 |
|
XML_COLUMN_STORAGE |
作成する XML 列のタイプを指定。ArcSDE XML またはネイティブ DBMS XML |
DB_XML または SDE_XML DEFAULTS キーワードでは、デフォルト値は DB_XML。IMS_GAZETTEER キーワードでは、デフォルト値は SDE_XML。 |
DB2 for z/OS には適用されません |
XML_DOC_LOB_SIZE |
sde_xml_doc<n> テーブルの xml_doc 列における XML ドキュメントのサイズを定義します。 |
1M |
DB2 for z/OS には適用されません |
XML_DOC_STORAGE |
sde_xml_doc<n> テーブルの格納定義 |
CREATE TABLE パラメータについては、DB2 のドキュメントをご参照ください。 |
DB2 for z/OS には適用されません |
XML_DOC_UNCOMPRESSED_TYPE |
XML_DOC_MODE パラメータを UNCOMPRESSED に設定した場合に、XML ドキュメントの格納形式を決定 |
XML_DOC_MODE はデフォルトで COMPRESSED に設定されるため、XML_DOC_UNCOMPRESSED_TYPE パラメータはデフォルトでは存在しない。XML_DOCU_UNCOMPRESSED パラメータを追加した場合、可能な値は BLOB、CLOB、または NCLOB。 |
DB2 for z/OS には適用されません |
XML_DOC_VAL_LOB_SIZE |
sde_xml_doc<n> テーブルの xml_doc_val 列における XML ドキュメントのサイズを定義します。 |
1M |
DB2 for z/OS には適用されません |
XML_IDX_FULLTEXT_CCSID |
テキスト インデックスの CCSID(Coded Character Set Identifier)。テキスト ドキュメントをバイナリとして格納する場合は、ドキュメントの CCSID を指定する必要があります。 |
有効な CCSID 値については、DB2 のマニュアルをご参照ください。 |
DB2 for z/OS には適用されません |
XML_IDX_FULLTEXT_IDXDIRECTORY |
テキスト インデックス ディレクトリへのパス |
ご使用のディレクトリによって値が異なります。 |
DB2 for z/OS には適用されません |
XML_IDX_FULLTEXT_LANGUAGE |
sde_xml_doc<n> テーブルの xml_doc_val 列と sde_xml_idx<n> テーブルの text_tag 列のコンテンツからテキスト インデックスを構築する際の言語解析に使用する言語 |
このパラメータにデフォルト値は設定されない。有効な言語設定については、DB2 のマニュアルをご参照ください。 |
DB2 for z/OS には適用されません |
XML_IDX_FULLTEXT_UPD_FREQUENCY |
インデックスの更新頻度 |
更新間隔の日数および時間数。 このパラメータにデフォルト値は設定されない。 |
DB2 for z/OS には適用されません |
XML_IDX_FULLTEXT_UPD_MINIMUM |
フルテキスト インデックスが更新される前の、新規または編集されたドキュメントの最大数 |
このパラメータにデフォルト値は設定されない。 この値を空のままにすると、更新頻度で指定した間隔で追加または編集が実行されるたびにインデックスが更新されます。 |
DB2 for z/OS には適用されません |
XML_IDX_FULLTEXT_WKDIRECTORY |
テキスト インデックスの作業ディレクトリへのパス |
ご使用のディレクトリによって値が異なります。 |
DB2 for z/OS には適用されません |
XML_IDX_INDEX_DOUBLE |
sde_xml_idx<n> テーブルの double_tag 列の xmlix<n>_db インデックスの格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、DB2 のドキュメントをご参照ください。 |
DB2 for z/OS には適用されません |
XML_IDX_INDEX_ID |
xml_idx<n> テーブルの ID 列の xmlix<n>_id インデックスの格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、DB2 のドキュメントをご参照ください。 |
DB2 for z/OS には適用されません |
XML_IDX_INDEX_STRING |
sde_xml_idx<n> テーブルの string_tag 列の xmlix<n>_st インデックスの格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、DB2 のドキュメントをご参照ください。 |
DB2 for z/OS には適用されません |
XML_IDX_INDEX_TAG |
sde_xml_idx<n> テーブルの tag_id 列の xmlix<n>_tg インデックスの格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、DB2 のドキュメントをご参照ください。 |
DB2 for z/OS には適用されません |
XML_IDX_STORAGE |
sde_xml_idx<n> テーブル(XML 列のインデックス テーブル)の格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、DB2 のドキュメントをご参照ください。 |
DB2 for z/OS には適用されません |
XML_INDEX_TAGS_INDEX |
sde_xml_indexes テーブルの xml_indextags_pk インデックスの格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、DB2 のドキュメントをご参照ください。 |
DB2 for z/OS には適用されません |
XML_INDEX_TAGS_TABLE |
sde_xml_index_tags テーブルおよび tag_name 列の xml_indextags_ix1 インデックスと tag_alias 列の xml_indextags_ix2 インデックスの格納定義 |
CREATE TABLE パラメータについては、DB2 のドキュメントをご参照ください。 |
DB2 for z/OS には適用されません |
XMLDB_DOC_COMPRESSED |
XML ドキュメントを圧縮形式で格納するかどうかを指定 |
YES または NO |
|
XMLDB_DOC_STORAGE_INLINE |
PureXML 列に使用される XML 格納のタイプを指定 |
XML 格納オブジェクトまたは INLINE LENGTH <バイト数> |
|
XMLDB_DOC_STORAGE_TABLESPACE |
XML ドキュメントを格納する表スペースを指定 |
LONG IN <表スペース> |
|
XMLDB_IDX_TAG_INVALID_VALUES |
無効な XML タグを除外するかどうかを指定 |
IGNORE INVALID VALUES または REJECT INVALID VALUES |
|
XMLDB_INDEX_FULLTEXT |
XML 列の作成時に XML 列にテキスト検索インデックスを作成するかどうかを指定 |
YES または NO |
|
XMLDB_INDEX_TAG |
XML 列の作成時に XML 列に XML インデックスを作成するかどうかを指定 |
YES または NO |
XML パラメータの <n> は、特定の XML 列に関連付けられた xml_column_id を表します。
パラメータの機能の説明
ビジネス テーブルとインデックス格納パラメータ
ビジネス テーブルは ArcSDE クライアントによって作成される DB2 テーブルで、ArcSDE の sdetable 管理コマンドまたは C API 関数の SE_table_create で作成することができます。ビジネス テーブルの格納設定を定義するには、B_STORAGE パラメータを使用します。
ビジネス テーブルのインデックスの作成には、4 つのインデックス格納パラメータが使用されます。
- B_INDEX_USER パラメータは、C API 関数 SE_table_create_index および sdetable コマンドの create_index 操作で作成されたカスタム インデックスの格納設定を定義します。
- B_INDEX_ROWID パラメータは、登録されたテーブルの ObjectID 列(ROWID とも呼ばれる)で ArcSDE が作成するインデックスの格納設定を保持します。
- B_INDEX_SHAPE パラメータは DB2 for Linux/UNIX/Windows のみに適用され、空間列がビジネス テーブルに追加されたときに ArcSDE が作成する空間列インデックスの格納設定を保持します。このインデックスは、ArcSDE の C API 関数 SE_layer_create によって作成されます。この関数は、ArcGIS がフィーチャクラスを作成するときに ArcGIS によって、または sdelayer コマンドの add 操作によって呼び出されます。
- B_INDEX_TO_DATE パラメータは、インデックス R<登録 ID>_sde_todate の格納設置を定義します。このインデックスは、ビジネス テーブルで履歴管理が有効になったときに作成され、履歴管理操作中に履歴テーブルを更新するときに使用されます。
ADD テーブルと DELETE テーブルの格納パラメータ
ビジネス テーブルをバージョン対応登録すると、複数のユーザがオブジェクトを保守および編集できるようになります。適切な間隔で、各ユーザは自分が行った変更を他のユーザが行った変更にマージし、同じ行が変更されている場合に発生する競合をリコンサイルします。ArcSDE は、バージョン対応登録された各ビジネス テーブルに 2 つのテーブル(ADD テーブルおよび DELETE テーブル)を作成します。
ADD テーブルの名前は A<n>、DELETE テーブルの名前は D<n> となります。<n> は、TABLE_REGISTRY システム テーブルに表示されるビジネス テーブルの登録 ID です。たとえば、ビジネス テーブル ROADS の登録 ID が 10 の場合は、A10 という名前の ADD テーブルと、D10 という名前の DELETE テーブルが作成されます。
ADD テーブルと DELETE テーブルの構造の詳細と、その使用方法については、「DB2 に格納されたジオデータベースのバージョン対応テーブル」をご参照ください。
ADD テーブルのパラメータ
A_STORAGE パラメータは、ADD テーブルの格納設定を保持します。その他 4 つの格納パラメータが、ADD テーブルのインデックスの格納設定を保持します。
A_INDEX_ROWID パラメータは、ArcSDE がバージョン対応の ObjectID 列(ROWID とも呼ばれる)で作成するインデックスの格納設定を保持します。ADD テーブルの ROWID 列のインデックス名は A<n>_ROWID_IX1 になります。<n> の部分は、ADD テーブルが関連付けられているビジネス テーブルの登録 ID です。
A_INDEX_STATEID パラメータは、ArcSDE が ADD テーブルの SDE_STATE_ID 列に作成するインデックスの格納設定を保持します。SDE_STATE_ID 列のインデックス名は A<n>_STATE_IX2 になります。<n> の部分は、ADD テーブルが関連付けられているビジネス テーブルの登録 ID です。
A_INDEX_SHAPE パラメータは、Linux、UNIX、および Windows の DB2 のみで使用され、ArcSDE が ADD テーブルの空間列に作成するインデックスの格納設定を保持します。ビジネス テーブルに空間列が含まれている場合、その列とインデックスは ADD テーブルに複製されます。ADD テーブルの空間列のインデックス名は A<n>_IX1_A になります。<n> の部分は、LAYERS テーブルに格納されているフィーチャクラスのレイヤ ID です。
A_INDEX_USER パラメータは、ArcSDE が ADD テーブルに作成するカスタム インデックスの格納設定を保持します。ビジネス テーブルのカスタム インデックスは、ADD テーブルに複製されます。
DELETE テーブルのパラメータ
D_STORAGE パラメータは、DELETE テーブルの格納設定を保持します。
その他 2 つの格納パラメータが、DELETE テーブルに作成されるインデックスの格納設定を保持します。D_INDEX_STATE_ROWID パラメータは、ArcSDE が DELETE テーブルの SDE_STATE_ID 列と SDE_DELETES_ROW_ID 列に作成する D<n>_IDX1 インデックスの格納設定を保持します。D_INDEX_DELETED_AT パラメータは、ArcSDE が DELETE テーブルの SDE_DELETED_AT 列に作成する D<n>_IDX2 インデックスの格納設定を保持します。
ラスタ テーブルとインデックス格納パラメータ
ラスタ テーブルごとにテーブル格納パラメータが 1 つあります。これらのパラメータはそれぞれ、関連付けられたラスタ テーブルの DB2 CREATE TABLE の格納設定を保持します。次に、これらのパラメータとテーブルを示します。
パラメータ |
テーブル |
---|---|
RAS_STORAGE |
SDE_RAS_<raster_column_ID> |
BND_STORAGE |
SDE_BND_<raster_column_ID> |
AUX_STORAGE |
SDE_AUX_<raster_column_ID> |
BLK_STORAGE |
SDE_BLK_<raster_column_ID> |
これらのテーブルの詳細については、「DB2 に格納されたジオデータベースのラスタ データセットとラスタ カタログ」をご参照ください。
各テーブルにはインデックスもあります。これらのインデックスの格納を制御するパラメータは、次のとおりです。
- RAS_INDEX_ID 格納パラメータは、RAS テーブルのインデックスに使用される DB2 の CREATE INDEX ステートメントの格納設定を保持します。
- BND_INDEX_COMPOSITE 格納パラメータは、BND テーブルの複合列のインデックスに使用される DB2 の CREATE INDEX ステートメントの格納設定を保持します。
- BND_INDEX_ID 格納パラメータは、BND テーブルの ID 列のインデックスに使用される DB2 の CREATE INDEX ステートメントの格納設定を保持します。
- AUX_INDEX_COMPOSITE 格納パラメータは、AUX テーブルのインデックスに使用される DB2 の CREATE INDEX ステートメントの格納設定を保持します。
- BLK_INDEX_COMPOSITE 格納パラメータは、BLK テーブルのインデックスに使用される DB2 の CREATE TABLE ステートメントの格納設定を保持します。
- BLK_BLOB_OPTION 格納パラメータは、ラスタ BLK テーブルの BLOB 列で使用される構成プロパティを保持します。Linux、UNIX、および Windows 上の DB2 では、BLK_BLOB_OPTION を NOT LOGGED COMPACT に設定することをお勧めします。このパラメータをこれ以外の値に設定すると、ラスタ データの読み込み時に大量の表スペースを使用する可能性があります。
ラスタ属性テーブルの詳細については、「ラスタ データセットの属性テーブル」をご参照ください。カスタム コンフィグレーション キーワードの詳細については、「カスタム コンフィグレーション キーワード」をご参照ください。ラスタの格納方法については、「DB2 に格納されたジオデータベースのラスタ データセットとラスタ カタログ」をご参照ください。
XML パラメータ
XML パラメータは、DB2 for z/OS のジオデータベースには適用されません。また、Linux、UNIX、または Windows 上の DB2 のジオデータベースで XML 列と XML ドキュメントを使用しない場合、これらのパラメータを設定する必要はありません。
DB2 XML パラメータには、次のものがあります。
- XML_COLUMN_STORAGE
- XMLDB_DOC_COMPRESSED
- XMLDB_DOC_STORAGE_INLINE
- XMLDB_DOC_STORAGE_TABLESPACE
- XMLDB_IDX_TAG_INVALID_VALUES
- XMLDB_INDEX_FULLTEXT
- XMLDB_INDEX_TAG
- XML_INDEX_TAGS_TABLE
- XML_INDEX_TAGS_INDEX
- XML_DOC_STORAGE
- XML_DOC_LOB_SIZE
- XML_DOC_VAL_LOB_SIZE
- XML_DOC_MODE(デフォルトでは、DBTUNE にありません)
- XML_DOC_UNCOMPRESSED_TYPE
- XML_IDX_STORAGE
- XML_IDX_INDEX_ID
- XML_IDX_INDEX_TAG
- XML_IDX_INDEX_DOUBLE
- XML_IDX_INDEX_STRING
- XML_IDX_FULLTEXT_UPD_FREQUENCY
- XML_IDX_FULLTEXT_UPD_MINIMUM
- XML_IDX_FULLTEXT_IDXDIRECTORY
- XML_IDX_FULLTEXT_WKDIRECTORY
- XML_IDX_FULLTEXT_LANGUAGE
- XML_IDX_FULLTEXT_CCSID
XML_COLUMN_STORAGE パラメータは、XML 列を ArcSDE XML として作成するか(SDE_XML)、ネイティブの DB2 PureXML として作成するか(DB_XML)を決定します。デフォルトの動作では、DB2 PureXML が使用されます。
次の 6 つの XML パラメータ(XMLDB_DOC_COMPRESSED、XMLDB_DOC_STORAGE_INLINE、XMLDB_DOC_STORAGE_TABLESPACE、XMLDB_IDX_TAG_INVALID_VALUES、XMLDB_INDEX_FULLTEXT、XMLDB_INDEX_TAG)は、DB2 PureXML 列に適用されます。デフォルトの XML_COLUMN_STORAGE パラメータ(DB_XML)を使用する場合は、これらのパラメータで XML ドキュメントの格納を制御します。
XMLDB_DOC_COMPRESSED は、インライン格納される XML ドキュメントを圧縮形式で格納するかどうかを指定します。デフォルトの設定では、XML ドキュメントを圧縮せずに格納します。ドキュメントを圧縮形式で格納すると、1 ページあたりのレコードの数を増やすことができます。ただし、データが圧縮されている場合は、クエリが実行されるたびに圧縮を解凍する必要があります。したがって、ほとんどの場合は非圧縮の XML ドキュメントが使用されます。
XMLDB_DOC_STORAGE_INLINE は、XML ドキュメントを別の XML 格納オブジェクトとして保存するか(デフォルト)、ページにインラインで格納するかを指定します。ページに格納する場合は、INLINE LENGTH <バイト数> でこの格納に使用するサイズを(バイト単位で)定義します。指定できる最大サイズは、ページ サイズより小さい値です。たとえば、デフォルトのページ サイズの 4 KB を使用する場合は、インライン データの最大サイズを 4 KB 未満にします。インライン XML ドキュメントの最大サイズの計算については、DB2 のドキュメントをご参照ください。
小さい(データベースで設定されているページ サイズ未満の)XML ドキュメントでは、インライン格納でパフォーマンスが向上する場合があります。これは、コンテンツの挿入、更新、および削除に必要な入力または出力が少なくなるためです。XMLDB_DOC_STORAGE_TABLESPACE パラメータでは、XML 格納オブジェクトを格納する別の表スペースを指定できます。デフォルトでは、ビジネス テーブルと同じ表領域に格納されます。このパラメータを使用して、別の表スペースを指定できます。インライン格納を使用している場合は、このパラメータを使用できません。
XMLDB_IDX_TAG_INVALID_VALUES は、基本的に XML タグの整合チェックを有効または無効にします。デフォルト値の IGNORE INVALID VALUES では、XML タグの整合性を強制しません。このパラメータを REJECT INVALID VALUES に設定すると、タグが正しくない場合はインデックス付けでタグの値が拒否され、DB2 がエラーを返します。
XMLDB_INDEX_FULLTEXT および XMLDB_INDEX_TAG パラメータでは、XML 列が作成されたときに、自動的にインデックスを作成するように設定できます。XMLDB_INDEX_FULLTEXT のデフォルト値では、XML 列が作成されたときに、列のフルテキスト インデックスは作成されません。XMLDB_INDEX_TAG のデフォルト値は、XML 列が作成されたときに、列の XML インデックスを作成します。
XML パラメータの最後のセットは、ArcSDE XML 列だけに適用されます。
XML_INDEX_TAGS_TABLE と XML_INDEX_TAGS_INDEX は、DATA_DICTIONARY キーワードのパラメータ リストにあります。XML_INDEX_TAGS_TABLE パラメータは、SDE_XML_INDEX_TAGS システム テーブルとそのインデックス(xml_indextags_ix1 と xml_indextags_ix2)が作成される表スペースを指定します。これらのオブジェクトに別の表スペースを指定する場合は、ジオデータベースを作成する前に、XML_INDEX_TAGS_TABLE パラメータのコメントを解除して、既存の表スペースの名前を指定する必要があります。同様に、XML_INDEX_TAGS_INDEX パラメータの値は、SDE_XML_INDEXES の xml_indexes_pk インデックスを格納する方法を指定し、ジオデータベースを作成する前に変更する必要があります。
XML_DOC_STORAGE、XML_DOC_LOB_SIZE、および XML_DOC_VAL_LOB_SIZE パラメータは、SDE_XML_DOC<n> テーブルの格納を指定します。XML_DOC_STORAGE はテーブル自体の格納を定義します。XML_DOC_LOB_SIZE は テーブルの xml_doc 列の XML ドキュメントのサイズを指定し、XML_DOC_VAL_LOB_SIZE は xml_doc_val 列の XML ドキュメントのサイズを定義します。
XML ドキュメントを圧縮せずに格納する場合は、DBTUNE テーブルに XML_DOC_MODE パラメータを追加して、値を UNCOMPRESSED に設定する必要があります。XML ドキュメントを通常は非圧縮として格納する場合は、DEFAULTS キーワード リストにこのパラメータと値を追加します。一部の XML ドキュメントだけを非圧縮形式で保存する場合は、カスタム コンフィグレーション キーワードを作成して XML_DOC_MODE パラメータを追加し、値を UNCOMPRESSED に設定します。XML ドキュメントのサイズは、圧縮状態でもかなり大きく(4 MB 以上に)なる場合があります。したがって、DEFAULT キーワードのパラメータ リストでは XML_DOC_MODE パラメータを UNCOMPRESSED に設定しないことを推奨します。
XML_DOC_MODE パラメータは、XML_DOC_UNCOMPRESSED_TYPE パラメータと組み合わせて使用します。いずれかのキーワードのパラメータ リストで XML_DOC_MODE を UNCOMPRESSED に設定した場合は、同じキーワード内で XML_DOC_UNCOMPRESSED_TYPE パラメータも設定する必要があります。XML_DOC_UNCOMPRESSED_TYPE パラメータは、非圧縮 XML ドキュメントの格納形式を定義します。
XML_IDX_STORAGE は、XML 列のインデックス テーブル sde_xml_idx<n> の格納を指定します。
XML_IDX_INDEX_ID、XML_IDX_INDEX_TAG、XML_IDX_INDEX_DOUBLE、および XML_IDX_INDEX_STRING パラメータは、sde_xml_idx<n> テーブルの列の各インデックスの格納を定義します。XML_IDX_INDEX_ID は、ID 列の xmlix<n>_id インデックスの格納を指定します。XML_IDX_INDEX_TAG は、tag_id 列の xmlix<n>_tg インデックスの格納を指定します。XML_IDX_INDEX_DOUBLE は、double_tag 列の xmlix<n>_db インデックスの格納を定義します。XML_IDX_INDEX_STRING は、string_tag 列の xmlix<n>_st インデックスの格納を定義します。
XML_IDX_FULLTEXT_UPD_FREQUENCY および XML_IDX_FULLTEXT_UPD_MINIMUM パラメータは、フルテキスト インデックスをいつ更新するかを定義します。XML_IDX_FULLTEXT_UPD_FREQUENCY は、フルテキスト インデックスを更新する間隔を日数と時間で指定します。XML_IDX_FULLTEXT_UPD_MINIMUM は、フルテキスト インデックスが更新されるまでに、追加できる新規ドキュメントまたは編集したドキュメントの最小数を指定します。
XML_IDX_FULLTEXT_IDXDIRECTORY パラメータは、テキスト インデックスを含むディレクトリのパスを指定します。XML_IDX_FULLTEXT_WKDIRECTORY は、テキスト インデックスの作業ディレクトリのパスを指定します。XML_IDX_FULLTEXT_LANGUAGE パラメータは、sde_xml_doc<n> テーブルの xml_doc_val 列と sde_xml_idx<n> テーブルの text_tag 列の内容からテキスト インデックスを構築する際に、言語解析に使用する言語を指定します。
テキスト ドキュメントをバイナリ形式で格納する場合は、XML_IDX_FULLTEXT_CCSID パラメータを設定してください。このパラメータは、ドキュメントの CCSID を指定します。
ログ ファイル テーブルのパラメータ
ログ ファイル テーブルは、選択したレコードのセットを管理するために ArcSDE によって使用されます。ログ ファイル パラメータは、ログ ファイルのデータ テーブルとインデックスに影響します。これらは「L」または「SESSION」で始まります。次に、これらのパラメータを示します。
- LD_INDEX_DATA_ID パラメータは、SDE_LOGFILE_DATA テーブルの LOGFILE_DATA_idx2 インデックスの作成と、SDE_LOGPOOL_<SDE_ID> テーブルの LOGPOOL_<SDE_ID>_idx1 インデックスの作成を定義します。
- LD_INDEX_ROWID パラメータは、SDE_LOGFILE_DATA テーブルの LOGFILE_DATA_idx1 インデックスの作成と、SDE_LOGPOOL_<SDE_ID> テーブルの LOGPOOL_<SDE_ID>_idx1 インデックスの作成を定義します。
- LD_STORAGE(※)は、SDE_LOGFILE_DATA と SDE_LOGPOOL_<SDE_ID> テーブルの設定を定義します。LF_STORAGE(※)は、SDE_LOGFILES テーブルの設定を定義します。SESSION_STORAGE(※)は、セッションベースおよびスタンドアロン ログ ファイル テーブルの格納を定義します。
- SESSION_INDEX(※)は、セッションベースおよびスタンドアロン ログ ファイル テーブルのインデックスの格納を定義します。
- SESSION_TEMP_TABLE は、Linux、UNIX、および Windows 上の DB2 のジオデータベースのみに適用され、テーブルを一時表スペースに作成するかどうかを指定します。
※これらのパラメータは、デフォルトの dbtune.sde ファイルではコメントアウトされています。ユーザがジオデータベースへの接続を開始する前に、これらのコメントを解除して格納に使用するテーブル名を指定する必要があります。
ジオデータベースでのログ ファイル テーブルの使用方法については、「DB2 に格納されたジオデータベースの XML 列」をご参照ください。
ユーザ インタフェース パラメータ
ユーザ インタフェース パラメータは「UI」で始まり、関連するコンフィグレーション キーワードを ArcGIS ユーザ インタフェースおよび ArcObjects で利用可能にするかどうかを指定します。UI_TEXT は、非コンポジット コンフィグレーション キーワードで使用されます。UI_TOPOLOGY_TEXT は、トポロジ キーワードで使用されます。UI_TERRAIN_TEXT は、テレイン キーワードで使用されます。UI_NETWORK_TEXT は、ネットワーク キーワードで使用されます。UI パラメータの使用方法については、「ArcGIS で利用可能なコンフィグレーション キーワードの作成」をご参照ください。
追加パラメータ
次のパラメータは特定のカテゴリに属さないものです。
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コメント
必要に応じて、行の先頭にシャープ記号(#)を追加することで、dbtune.sde ファイルに COMMENT パラメータを追加できます。独自のカスタム キーワードを作成し、そのキーワードの使用方法や使用タイミングについてコメントを追加するような場合に、この処理を行います。たとえば、次のように、ユーザのログ ファイル キーワードにコメントを追加できます。
#COMMENT "This keyword is used by ArcSDE to create log file tables for all users logged in as editor"
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BLOB パラメータ
DB2 では、BLOB 列の作成時にサイズが必要です。
BLOB 列の作成時にサイズが 2GB を上回った場合、このサイズは無視され、デフォルトの LOB_SIZE パラメータである 1MB が使用されます。これにより、データベース管理者(DBA)はデータベース パラメータを注意深く作成できます。
Linux、UNIX、Windows の DB2 の場合、BLOB_OPTION パラメータに推奨される設定は LOGGED NOT COMPACT です。DB2 for z/OS の場合、BLOB_OPTION パラメータは空のままにしておきます。
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CLOB パラメータ
DB2 は、CLOB 列の作成時にサイズを必要とします。CLOB 列が作成されるときにそのサイズが 2 GB を超える場合は、このサイズが無視され、デフォルトの LOB_SIZE パラメータ(32 KB)が使用されます。これにより、DBA(データベース管理者)は慎重にデータベース パラメータを調整できます。Linux、UNIX、および Windows 上の DB2 では、CLOB_OPTION パラメータのデフォルト設定は LOGGED NOT COMPACT であり、これがお勧めの設定です。DB2 for z/OS の場合、CLOB_OPTION パラメータは空のままにしておきます。
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MAX_CACHED_CURSORS パラメータ
キャッシュに対して割り当て可能なユーザあたりのカーソル数に関して、コントロールをいくつか用意する必要があります。カーソルの最大数に関連するデータベース調整パラメータ(DB2 の場合は SQL_MAX_CONCURRENT_ACTIVITIES)は存在しますが、これらは使用を制限されていたり、多くの場合は設定されずに、利用可能なリソースと実行されるクエリの複雑さによってのみ、事実上、左右されます。デフォルトの最大カーソル値を単純に適用するだけでは、システムへの過重負荷という問題が発生する場合があります。このことをもっとうまく制御したり、キャッシュ全体を無効にするために、DEFAULTS キーワードのパラメータ リストに DBTUNE パラメータ MAX_CACHED_CURSORS が追加されました。デフォルト値は 80 です。キャッシュを無効にするには、これを「0」に設定します。
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B_RUNSTATS パラメータ
このパラメータはビジネス テーブルに適用されます。データの読み込みの最後に、すべてのレコードが挿入された後、レイヤを normal_io モードに移行する準備の段階で使用されます。normal_io モードへの切り替えの最後には、B_RUNSTATS のチェックを行います。DBTUNE テーブルの DEFAULTS キーワードに B_RUNSTATS パラメータが存在しない場合は、YES がデフォルトです。
B_RUNSTATS は、ビジネス テーブルのみに適用されます。B_RUNSTATS が YES(はい)に設定されている場合、テーブルに対して完全な RUNSTATS が実行されます。それ以外の値に設定されている場合、RUNSTATS は実行されません。大多数のユーザは、テーブルに完全な RUNSTATS を実行することを選びます。
インデックス処理のみを行う場合など、何らかの理由で特別な処理を実行する場合は、B_RUNSTATS を NO に設定し、任意のオプションを指定して手動で RUNSTATS コマンドを実行します。
DB2 for z/OS に格納されているジオデータベースでは、B_RUNSTATS パラメータを NO に設定します。
- ST_GEOM_STORAGE_INLINE
このパラメータは、フィーチャクラスの空間列にあるデータを、VARCHAR FOR BIT DATA タイプとしてインラインに格納するのか、LOB としてアウトラインに格納するのかを定義します。
空間列のバイナリ コンテンツのサイズが、フィーチャクラスの作成時に ST_GEOM_STORAGE_INLINE パラメータによって指定した値(バイト単位)よりも小さい場合、コンテンツは VARCHAR FOR BIT DATA タイプとしてインラインに格納されます。これはビジネス テーブルの行の取得時にインラインで読み取られ、非同期の完全バッファ モードにおけるデータベース I/O 操作によって、データベース プロセス内に読み込まれます。
次の例では、dbtune ファイルを編集してサイズを 3000 バイトに設定しています。したがって、3000 バイト未満のコンテンツはインラインで格納されます。
ST_GEOM_STORAGE_INLINE "INLINE LENGTH 3000"
空間列のバイナリ コンテンツのサイズが、フィーチャクラスの作成時に ST_GEOM_STORAGE_INLINE パラメータによって指定した値よりも大きい場合、バイナリ コンテンツは LOB としてアウトラインに格納されます。この列はビジネス テーブルの行の取得時にアウトラインで読み取られ、同期された非バッファ モードにおけるデータベース I/O 操作によって、データベース プロセス内に読み込まれます。
デフォルトでは、このパラメータの値は DBTUNE テーブル内で空になっています。したがって、インライン LOB 格納のデフォルトの DB2 の 値である 659 バイトが使用されます。インラインにもっと多くのバイト数を格納するには、DBTUNE テーブルの ST_GEOM_STORAGE_INLINE パラメータの値を変更します。
z/OS の DB2 の DBTUNE テーブルにもパラメータが存在していますが、現時点でこのプラットフォーム上の DB2 には適用されません。Linux、UNIX、Windows の DB2 にのみ適用されます。