時系列データについて

空間データの収集で最近ますます注目されているのが、時間的情報です。時間的情報を使用すると、緊急車両や配送トラックの走路の追跡や、最新の天気情報の表示など、リアルタイムで変化するライブ データをマップ ユーザに視覚的に表示することができます。

空間現象を時間情報とともに収集すると、特定の時間に発生した事象や、将来発生する可能性のある事象をマップ ユーザに見せることができます。また、時系列データをアニメーション化することで、各段階でのデータを視覚化したり、時間の経過とともに現れるパターンや傾向を見ることができます。このような用途に時間データを用いるのが適している現象として、暴風や竜巻、その他の気象事象、人口移動、土地利用および環境の変化、山火事や洪水の経過などが挙げられます。

時系列データの詳細

一部のサービスは時間対応で、同じ位置における異なる時間の情報を含む空間データセットを持ちます。マップに時間対応レイヤが含まれる場合、特定期間のデータを表示したり、データの時系列の変化をアニメーション化したりできるよう、表示を構成できます。プレゼンテーションを作成する場合、各スライドに特定の期間を定義できます。また、プレゼンテーションの実行中に、表示される期間を変更できるように設定することもできます。

特定期間のデータの表示について

プレゼンテーション スライドの時間範囲の設定について

メモメモ:

ArcGIS マップまたはイメージ サービスが時間対応かどうかは、サービスの REST エンドポイントを参照すると確認できます。[レイヤ] パネルでレイヤを選択し、そのレイヤの横にある矢印をクリックすると [レイヤの詳細] ビューが表示されるので、[サービスの詳細] ボタンをクリックします。サービスが時間対応である場合、開いた Web ページに「Time Info」と呼ばれるセクションがあります。


3/15/2012