ユーザ インタフェースの設定について
ArcGIS Desktop アプリケーションはデフォルトのグラフィカル ユーザ インタフェース(GUI)を備えています。デスクトップ アプリケーションの GUI の外観は変更することができ、デスクトップ アプリケーションの機能拡張のために開発された機能を表示することができます。
ArcMap などの Desktop アプリケーションを最初に開くと、一連のメニュー、ツールバー、およびドッカブル ウィンドウが表示されます。この ArcMap のユーザ インタフェースを自分の好みや作業方法に合わせて変更することができます。すべての Desktop アプリケーションは、次の機能を備える堅牢な同一の構成モデルを共有しています。
- アプリケーションの任意の位置にツールバーとウィンドウを配置する
- 特定のドッカブル ウィンドウを表示/非表示にする
- 作業しやすいようにコマンドをグループ分けする
- 使用しないコマンドをツールバーから削除する
- コマンドのショートカット キーを追加または変更する
- コマンドのアイコンまたは説明を使いやすいものに変更する
上記のタスクはアプリケーション内部での簡単なドラッグ アンド ドロップ操作によって実施されます。いずれのタスクの場合も、特別な権限は必要なく簡単に完了できます。コーディングも必要ありません。また、これらの設定の変更は自動的に保存され、ArcMap を次回開いたときなどに、GUI の配置が、前回設定したときの状態のまま表示されます。
カスタマイズ ダイアログ ボックスの使用
自分のニーズに合わせてアプリケーションをカスタマイズする場合は、主な方法として、[ユーザ設定] ダイアログ ボックスを使用します。[カスタマイズ] ルート メニューで [カスタマイズ モード] をクリックして、[ユーザ設定] ダイアログ ボックスを開きます。
[ユーザ設定] ダイアログ ボックスを開くと、カスタマイズ モードになり、次の機能を使用できるようになります。
- ツールバーを表示/非表示にする
- カスタム ツールバーまたはメニューを作成する
- ツールバーおよびメニューの構成要素を変更する
- コマンドの外観を変更する
- ショートカットキーを作成および変更する
- 高度なオプションを設定する
次の画面は、ArcMap の [ユーザ設定] ダイアログ ボックスを示しています。
アプリケーション概観を初期設定へ戻す
設定の変更はテンプレート ドキュメントに保存され、たとえば、ArcMap では変更内容が Normal.mxt に保存されます。アプリケーションの抜本的な変更を行った後で、元の設定にリセットすることにした場合は、単純にアプリケーションの標準テンプレート ファイルを削除します。起動時に標準テンプレートが存在しない場合は、デスクトップ アプリケーションによって再生成されます。
標準テンプレートの削除
標準テンプレートである Normal.mxt(ArcMap)、Normal.gxt(ArcCatalog)、Normal.3dt(ArcGlobe)、および Normal.sxt(ArcScene)は、ユーザ設定フォルダ内にあります。たとえば、ArcMap の Normal.mxt は、Windows 2000 または XP の場合、C:\Documents and Settings\<ユーザ>\Application Data\ESRI\Desktop10.0\ArcMap\Templates にあり、Windows Vista の場合、C:\Users\<ユーザ>\AppData\Roaming\ESRI\Desktop10.0\ArcMap\Templates にあります。