ArcIMS サービスの使用について

ArcIMS サービス レイヤは、ArcIMS によりサポートされる 3 つのサービス タイプのいずれかを基盤とします。

ArcGIS Desktop で使用される ArcIMS サービスのタイプ

サービス タイプ	サービスで使用されるデータ ソース	説明
ArcIMS イメージ サービス	ArcIMS *.axl ファイル	ArcIMS イメージ サービス レイヤはマップ サービスです。それは、ArcIMS で公開される最も一般的なサービス タイプです。マップは、ArcIMS サーバでレンダリングされ、ジオリファレンスされたマップ範囲とともに画像のスナップショットが生成されます。この画像は、マップ レイヤとしてイメージ サービスを使用するさまざまなクライアントに提供されます。
ArcIMS フィーチャ サービス	ArcIMS .*axl ファイル	ArcIMS フィーチャ サービスは、データ レイヤに実際のフィーチャ（ポイント、ライン、またはポリゴンのコレクション）を提供するサービスです。フィーチャ データは、ArcIMS サービスから提供され、ArcMap のマップ レイヤのデータ ソースとして使用されます。
ArcGIS イメージ サービス	ArcMap *.mxd ファイル	ArcMap イメージ サービスは、ArcMap ドキュメントのタイル分割された画像を提供します（つまり、MXD のジオリファレンスされたピクチャを提供します）。これによって、ArcIMS を使用して高品質のカートグラフィを提供することが可能です。

ArcGIS Desktop で使用される ArcIMS サービス

ArcIMS フィーチャ サービスでは、ネットワーク経由でユーザに実際のデータ フィーチャをストリーミングします。これにより、ユーザは、フィーチャ ジオメトリや属性を操作し、ArcMap、ArcScene、ArcGlobe などで独自のシンボルやラベリングを適用することができます。フィーチャ サービスを ArcMap のフィーチャ レイヤのデータ ソースとして指定します。

これに対して、ArcIMS イメージ サービスおよび ArcMap イメージ サービスは、ArcIMS サーバでマップ ビューのピクチャを取得し、それらをマップ レイヤとして使用された、ジオリファレンスされた画像としてネットワーク経由で配信します。

ArcMap を使用して作成されたマップ ドキュメントは、ArcIMS に含まれる ArcMap サーバを使用して公開および配信することができます。ArcIMS フィーチャ サービスおよびイメージ サービスでは、これらのドキュメントは ArcXML マップ 構成ファイルを定義することによりサーバで作成されます。ArcXML は、マップ、データ、およびメタデータを公開するための ArcIMS の XML（Extensible Markup Language）仕様です。

注意:

ArcXML のマップ 構成ファイルには、レイヤのリスト、空間情報、レイヤ レンダリング命令などのマップ プロパティに関する情報が含まれます。ArcIMS 内の ArcMap サービスは、ArcMap サーバとクライアント アプリケーション間のやり取りのためにも ArcXML を使用します。