テーブル エレメントの操作
テーブルを使って、対象エリアまたはオブジェクトに関する情報をマップに補足することができます。テーブルは、行と列、つまりレコードとフィールドで構成されます。空間データの場合、各レコードがフィーチャを表し、各フィールドがデータセットの属性を表します。非空間(スタンドアロン)テーブルの外観と振舞いは同じですが、空間属性を含まない点だけが異なります。
テーブルは追加元のデータセットに動的にリンクされており、そのデータを編集すると、自動的に更新されます。テーブルが、ArcGIS では編集できないデータ ソースから取得されている場合には、レイアウトで動的に更新されることはありません。
テーブルの表示を制御する
[テーブル表示設定] ダイアログ ボックスでは、特定のテーブルに対してテーブルのフォント、色、およびセルの間隔を設定できます(このダイアログ ボックスを開くには、[テーブル] ウィンドウの [テーブル オプション] メニュー をクリックし、[表示設定] を選択します)。すべてのテーブルに対するフォント、色、およびセルの間隔のプロパティを制御したい場合は、[カスタマイズ] メニューの [ArcMap オプション] コマンドを選択し、[テーブル] タブの設定を調整します。
どのフィールドを表示するかを制御し、テーブルのフィールドのエイリアスおよび数値(小数点以下の桁数など)を設定するために、レイヤの[レイヤ プロパティ] ダイアログ ボックスを表示します。ダイアログ ボックスの [フィールド] タブで、表示させないフィールドをオフにし、[表示設定] でフィールドのエイリアスと数値形式を調整します。これらのプロパティは、[個別属性] ウィンドウ、属性の [テーブル] ウィンドウ、および属性が使用される ArcMap のその他の場所に適用されます。
テーブル エレメントをレイアウトに追加したら、エレメントやそれぞれのハンドルをドラッグして、サイズを変更したり位置を変えることができます。エレメントの縦横比を維持するには、エレメントを右クリックして [プロパティ] を選択します。[プロパティ] ダイアログ ボックスで [サイズと位置] タブをクリックして、[縦横比を維持] オプションをオンにします。
Microsoft Excel オブジェクトを使用する
オブジェクトを使うと、ほぼあらゆる種類のデータをマップに追加し、そのデータに対応するアプリケーションを使用して、データを編集することができます。表形式データをレイアウトに追加するための一般的な方法は、Microsoft Excel オブジェクトを使用することです。オブジェクトを追加するには、メイン メニューで [挿入] をクリックし、[オブジェクト] を選択します。[オブジェクトの挿入] ダイアログ ボックスで、ファイルからオブジェクトを作成することを選択し、次にそのファイルを指定します。複数のワークシートを含む Excel ファイルを選択すると、レイアウトには最初のワークシートがオブジェクトとして追加されます。
挿入されたオブジェクトのサイズを変更する場合、Shift キーを押したまま変更すると、オブジェクトの縦横比が維持されます。