異なるレイヤのフィーチャの結合(ユニオン)
[ユニオン] コマンドは、選択フィーチャを 1 つの新しいフィーチャに結合します。フィーチャは異なるレイヤに属していてもかまいませんが、レイヤのジオメトリ タイプは同じ(ラインまたはポリゴン)でなければなりません。[ユニオン] コマンドでは、元のフィーチャとそれらの属性が維持されるため、このコマンドの操作中に選択フィーチャが削除または編集されることはありません。選択されたテンプレートとデフォルトの属性値を使用して、新規のフィーチャが作成されます。たとえば、[ユニオン] コマンドを使用して、選択した土地区画から近隣の犯罪防止エリアを表すポリゴンを作成することができます。
たとえば、[ユニオン] コマンドを使用して、コマンド属性を基準に同じポリゴンのセットを結合することでそれらのポリゴンの新規分類を表すことができます。以下に示すのは、街区でそれぞれのタイプの企業に対して賃貸されている多くの建物の例です。その後に示すイメージは、ターゲット レイヤ内の新規のポリゴン フィーチャです。これは、すべての建物が民間企業に賃貸されているという共通の属性を基準とするユニオンを表しています。
[ユニオン] コマンドをクリックすると、新規フィーチャを作成するテンプレートまたはレイヤを選択するためのダイアログ ボックスが開きます。ここでは、「Private Busines」という賃貸のタイプを基準に建物が結合されます。
元の建物はユニオンによる影響を受けず、この図では、新しいポリゴン レイヤの下に隠れているだけです。
また、[ユニオン] コマンドで異なるレイヤの隣接していないフィーチャを結合し、マルチパート フィーチャを作成することもできます。たとえば、既存の岩石成分レイヤ内の選択した粘土ポリゴンと石英ポリゴンから、新しい岩石分類レイヤ内に堆積岩ポリゴンを作成するには、[ユニオン] コマンドで粘土フィーチャと石英フィーチャを結合し、岩石分類レイヤ内にマルチパートの堆積岩フィーチャを新規作成します。
[ユニオン] コマンドは選択されたフィーチャに対して有効であるため、出力でどのフィーチャを結合するかを選択できます。一方、[ユニオン(Union)] ジオプロセシング ツールは、すべての入力レイヤまたはフィーチャクラスのフィーチャを結合するため、入力フィーチャから出力フィーチャクラスに割り当てる属性を指定できます。
選択したフィーチャがすべて同じレイヤにあり、それらを単一のフィーチャに結合し、出力の属性を指定する場合は、[ユニオン] コマンドの代わりに [マージ] コマンドを使用することができます。
- [3D エディタ] ツールバーの配置編集 ツールをクリックします。
- 1 つに結合する複数のフィーチャをクリックします。
- [3D エディタ] ドロップダウン メニューをクリックし、[ユニオン] をクリックします。
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新しいフィーチャの作成先を選択します。
- 3D ビュー内にレイヤ用のフィーチャ テンプレートが存在する場合は、[テンプレート] ボタンをクリックして、新しいフィーチャの作成に使用するテンプレートをクリックします。テンプレートのプレビューをダブルクリックして、別のテンプレートを選択することもできます。
- フィーチャ テンプレートがない場合は、フィーチャを作成するレイヤをクリックします。
- [OK] をクリックします。