ファジー オーバーレイ(Fuzzy Overlay) (Spatial Analyst)

サマリ

選択したオーバーレイ タイプに基づき、ファジー メンバーシップのラスタ データを結合します。

[ファジー オーバーレイ(Fuzzy Overlay)] ツールの仕組みの詳細

使用法

構文

FuzzyOverlay (in_rasters, {overlay_type}, {gamma})
パラメータ説明データ タイプ
in_rasters
[in_raster,...]

オーバーレイで結合する入力メンバーシップ ラスタのリスト。

Raster Layer
overlay_type
(オプション)

2 つ以上のメンバーシップ データを結合するために使用する方法を指定します。

  • AND入力ファジー ラスタからの最小のファジー メンバーシップです。
  • OR入力ファジー ラスタからの最大のファジー メンバーシップです。
  • PRODUCT 減少関数です。これは、複数のエビデンスの結合が単一の入力より重要でない場合や小さい場合に使用します。
  • SUM増加関数です。これは、複数のエビデンスの結合が単一の入力より重要である場合や大きい場合に使用します。
  • GAMMA [Sum] および [Product] の代数積で、ガンマで累乗されます。
String
gamma
(オプション)

使用されるガンマ値。これは、[オーバーレイ タイプ] が [GAMMA] に設定された場合のみ使用されます。

デフォルト値は 0.9 です。

Double

リターン

名前説明データ タイプ
out_raster

ファジー演算子を適用した結果である出力ラスタ。

この出力は、必ず 0 ~ 1 の値を持ちます。

Raster

コードのサンプル

FuzzyOverlay(ファジー オーバーレイ)の例 1(Python ウィンドウ)

次の例では、入力メンバーシップ ラスタを [AND] オーバーレイ タイプで結合して、ラスタ間の最小のメンバーシップ値を計算しています。

import arcpy
from arcpy.sa import *
from arcpy import env
env.workspace = "c:/sapyexamples/data"
outFzyOverlay = FuzzyOverlay(["fzymembout1", "fzymembout2"], "AND")
outFzyOverlay.save("c:/sapexamples/output/fuzzover.tif")
FuzzyOverlay(ファジー オーバーレイ)の例 2(スタンドアロン スクリプト)

次の例では、入力メンバーシップ ラスタを [GAMMA] オーバーレイ タイプで結合しています。

# Name: FuzzyOverlay_Ex_02.py
# Description: Combine fuzzy membership rasters data together based on 
#    selected overlay type ("GAMMA" in this case). 
# Requirements: Spatial Analyst Extension

# Import system modules
import arcpy
from arcpy import env
from arcpy.sa import *

# Set environment settings
env.workspace = "C:/sapyexamples/data"

# Set local variables
inRasterList = ["fzymembout1", "fzymembout2"]

# Check out the ArcGIS Spatial Analyst extension license
arcpy.CheckOutExtension("Spatial")

# Execute FuzzyMembership
outFzyOverlay = FuzzyOverlay(inRasterList, "GAMMA", 0.9)

# Save the output
outFzyOverlay.save("c:/sapexamples/output/fuzzoverlay")

環境

関連項目

ライセンス情報

ArcView: 必須 Spatial Analyst
ArcEditor: 必須 Spatial Analyst
ArcInfo: 必須 Spatial Analyst

7/10/2012