Diff (Spatial Analyst)
サマリ
1 つめの入力値のどの値が 2 つめの入力値と論理的に異なるかをセル単位で判別します。
2 つの入力値が異なる場合には、最初の入力値の値が出力値の値となります。2 つの入力値が同じ場合には、出力値は 0 になります。
図
使用法
この論理型の評価を実行するには、2 つの入力値が必要です。
-
このツールでは、入力の順番が出力結果に影響します。
どちらの入力も整数の場合、出力は整数ラスタになります。そうでない場合、出力は浮動小数点ラスタになります。
構文
Diff (in_raster_or_constant1, in_raster_or_constant2)
パラメータ | 説明 | データ タイプ |
in_raster_or_constant1 |
2 つめの入力値と比較される入力値 他のパラメータでラスタが指定されている場合、数値をこのパラメータの入力として使用できます。両方の入力で数値を指定するには、セル サイズと範囲を最初に環境で設定しておく必要があります。 | Raster Layer | Constant |
in_raster_or_constant2 |
1 つめの入力値と比較される入力値 他のパラメータでラスタが指定されている場合、数値をこのパラメータの入力として使用できます。両方の入力で数値を指定するには、セル サイズと範囲を最初に環境で設定しておく必要があります。 | Raster Layer | Constant |
リターン
名前 | 説明 | データ タイプ |
out_raster |
出力ラスタ。 出力値は、2 つの入力値が同じ場合には 0 となり、また異なる場合には 1 つめの入力値の値となります。 | Raster |
コードのサンプル
Diff の例 1(Python ウィンドウ)
この例では、2 つの GRID ラスタに対して差分操作を行い、IMG ラスタとして結果を出力します。
import arcpy from arcpy import env from arcpy.sa import * env.workspace = "C:/sapyexamples/data" outDiff = Diff("degs", "negs") outDiff.save("C:/sapyexamples/output/outdiff.img")
Diff の例 2(スタンドアロン スクリプト)
この例では、2 つの GRID ラスタに対する差分操作を行います。
# Name: Diff_Ex_02.py # Description: Determines which values from the first input are # logically different from the values of the second input # on a cell-by-cell basis within the Analysis window # Requirements: Spatial Analyst Extension # Import system modules import arcpy from arcpy import env from arcpy.sa import * # Set environment settings env.workspace = "C:/sapyexamples/data" # Set local variables inRaster1 = "degs" inRaster2 = "negs" # Check out the ArcGIS Spatial Analyst extension license arcpy.CheckOutExtension("Spatial") # Execute Diff outDiff = Diff(inRaster1, inRaster2) # Save the output outDiff.save("C:/sapyexamples/output/outdiff")
環境
関連項目
ライセンス情報
ArcView: 必須 Spatial Analyst
ArcEditor: 必須 Spatial Analyst
ArcInfo: 必須 Spatial Analyst
7/10/2012