累積流量ラスタの作成(Flow Accumulation) (Spatial Analyst)
図
使用法
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[累積流量ラスタの作成(Flow Accumulation)] の結果は、各セルに流れこむ累積された流量です。これは、下り勾配にある各セルに流れこむすべてのセルのウェイトを累計することで算出されます。
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フロー方向が定義されていないセルは、フローのみを受け取ります。これらのセルは、下流に寄与しません。流向ラスタの値が 1、2、4、8、16、32、64、128 以外の場合、そのセルのフロー方向は未定義と見なされます。
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累積流量は、出力ラスタの各セルに流れ込むセルの数に基づきます。処理セル自体は、この累積に考慮されません。
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累積流量が大きい出力セルはフローが集中するエリアで、流路の特定に使用できます。
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累積流量が 0 の出力セルは局所的な高地で、尾根の特定に使用できます。
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入力流向ラスタが [流向ラスタの作成(Flow Direction)] ツールで作成されていない場合、定義されたフローがループする可能性があります。フロー方向がループする場合、[累積流量ラスタの作成(Flow Accumulation)] は、無限ループに陥り、完了しません。
[累積流量ラスタの作成(Flow Accumulation)] ツールは、[圧縮] 環境設定を使用しません。出力ラスタは、常に未圧縮です。
構文
パラメータ | 説明 | データ タイプ |
in_flow_direction_raster |
各セルからの流れの方向を示す入力ラスタ。 流向ラスタは [流向ラスタの作成(Flow Direction)] ツールを使用して作成できます。 | Raster Layer |
in_weight_raster (オプション) |
オプションの入力ラスタ。各セルに加重を適用します。 加重ラスタが指定されていない場合、デフォルトの加重 1 が各セルに適用されます。出力ラスタの各セルについて、結果は各セルに流れ込むセルの数になります。 | Raster Layer |
data_type (オプション) |
出力累積ラスタは、整数タイプまたは浮動小数点タイプのいずれかになります。
| String |
リターン
名前 | 説明 | データ タイプ |
out_accumulation_raster |
各セルへの累積流量を示す出力ラスタ | Raster |
コードのサンプル
次の例では、入力流向 GRID ラスタの、各セルへの累積流量のラスタを作成します。
import arcpy from arcpy import env from arcpy.sa import * env.workspace = "C:/sapyexamples/data" outFlowAccumulation = FlowAccumulation("flowdir") outFlowAccumulation.save("C:/sapyexamples/output/outflowacc01")
次の例では、入力流向 IMG ラスタの各セルへの累積流量のラスタを作成しています。
# Name: FlowAccumulation_Ex_02.py # Description: Creates a raster of accumulated flow to each cell. # Requirements: Spatial Analyst Extension # Import system modules import arcpy from arcpy import env from arcpy.sa import * # Set environment settings env.workspace = "C:/sapyexamples/data" # Set local variables inFlowDirRaster = "flowdir" inWeightRaster = "" dataType = "INTEGER" # Check out the ArcGIS Spatial Analyst extension license arcpy.CheckOutExtension("Spatial") # Execute FlowDirection outFlowAccumulation = FlowAccumulation(inFlowDirRaster, inWeightRaster, dataType) # Save the output outFlowAccumulation.save("C:/sapyexamples/output/outflowacc02.img")