陰影起伏を使用して DEM を表示

陰影起伏を使用して DEM を表示する方法は 2 つあります。最も単純な対話形式の方法は、画像解析ウィンドウを使用する方法です。ここでは、[オプション] ダイアログ ボックスを使用するか、関数プロパティを編集することで、光源高度、光源方位、Z 係数によってイルミネーションを調整できます。

あるいは、[レイヤ プロパティ] ダイアログ ボックスで、ストレッチ レンダリングを選択して [陰影起伏効果を使用] をオンにすることで、陰影起伏を有効にすることができます。[レイヤ プロパティ] ダイアログ ボックスでは、Z 値を調整し、高さ強調を追加することもできます。

イルミネーション角度は、[データ フレーム プロパティ] ダイアログ ボックスで変更できます。この変更内容は [レイヤ プロパティ] ダイアログ ボックスでの陰影起伏設定に適用されますが、陰影起伏関数を使用するときに関数プロパティが変更されることはありません。

手順:
  1. [データの追加] ボタン データの追加 をクリックして、DEM を ArcMap に追加します。
  2. 画像解析ウィンドウを表示するには、メイン メニューで [ウィンドウ] をクリックし、[画像解析] をクリックします。
  3. 画像解析ウィンドウで、標高データを表すラスタ レイヤをクリックします。
  4. [画像解析オプション] ボタン 画像解析オプション をクリックし、[陰影起伏] タブをクリックして、適用するイルミネーション プロパティを調整します。
  5. カラー ランプをグレースケールのカラー ランプ グレースケールのカラー ランプ に変更します。

    カラー ランプを変更しない場合、生成した画像には Shaded Relief 陰影起伏関数が使用され、Hillshade 陰影起伏関数は使用されません。

  6. 画像解析ウィンドウの [処理中] セクションで、[陰影起伏] ボタン 陰影起伏 をクリックします。

    テンポラリ ラスタ データセット レイヤがコンテンツ ウィンドウに追加されます。

  7. イルミネーションを調整する場合は、次の手順に従います。
    1. コンテンツ ウィンドウでラスタ レイヤを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
    2. [関数] タブをクリックします。

      モザイク データセット内に、画像解析ウィンドウで作成された一時的なラスタ レイヤによって、関数が追加されます。これらの関数を使用して、リアルタイムに適用される処理を定義します。

    3. [陰影起伏関数] を右クリックして、[プロパティ] をクリックします。
    4. [陰影起伏] タブをクリックして、プロパティを編集します。
    5. [OK] をクリックして [ラスタ関数プロパティ] ダイアログ ボックスを閉じ、もう一度 [OK] をクリックして [レイヤ プロパティ] ダイアログ ボックスを閉じます。
注意注意:

ガンマを使用すると、表示を正規化し、低い標高を強調するのに有効です。

関連項目


7/10/2012