形状によるタイム ウィンドウ内のポイント データのシンボル化

前提条件:

この手順を実行するには、マップ ドキュメントにポイント トラッキング レイヤが含まれている必要があります。ライン トラッキング レイヤやポリゴン トラッキング レイヤでは、この手順を使用できません。

マップ ドキュメントにポイント トラッキング レイヤを最初に追加したときには、そのトラッキング レイヤ内のすべてのイベントに、同じデフォルトのポイント シンボルが割り当てられます。この手順は、データの時間経過を表すために、異なるシンボル形状を使用してタイム ウィンドウ内のトラッキング イベントをシンボル化する方法を示します。

手順:
  1. [コンテンツ] ウィンドウでトラッキング レイヤをダブルクリックして、[レイヤ プロパティ] ダイアログ ボックスを開きます。[シンボル] タブをクリックします。
  2. [表示] パネルの [イベント] をクリックし、[イベント] の横にあるチェックボックスがオンになっていることを確認します。
  3. [シンボル] パネルにある大きなボタンをクリックし、トラッキング レイヤの基本シンボルを変更します。
    大きなボタンをクリックし、トラッキング レイヤの基本シンボルを設定します
  4. 選択した基本シンボルによって、トラッキング レイヤのシンボルの、形状以外のすべてのプロパティが決まります。形状は、時間経過に基づいて変わります。
  5. [表示] パネルの [タイム ウィンドウ] の横にあるチェックボックスをオンにします。これにより、[タイム ウィンドウ] が選択されます。これは、タイム ウィンドウのオプションが [シンボル] タブに表示されていることを示します。
  6. [描画方法] パネルの [形状] をクリックします。[シンボル] タブに新しいオプションが表示されます。
    形状を基準としたタイム ウィンドウの設定
  7. [期間] ドロップダウン矢印をクリックし、そのリストから値をクリックします。[期間] テキスト ボックスに数値を直接入力することもできます。
  8. [単位] ドロップダウン矢印をクリックし、そのリストから適切な単位を選択します。

    選択した期間と単位によって、タイム ウィンドウのサイズが決まります。タイム ウィンドウの適切なサイズを見極めるには、トラッキング データについて理解している必要があります。データの最適なタイム ウィンドウ サイズを見つけるために、いくつかの値を試すことが必要な場合もあります。

  9. [分類] パネルの [方法] ドロップダウン矢印をクリックし、現在の日時を基準としたタイム ウィンドウの方向を決定します。これには 3 つの選択肢があります。[過去][未来]、および [過去と未来] です。
    タイム ウィンドウの方向については、現在の日時を基準として 3 つのオプションがあります
  10. [クラス] ドロップダウン矢印をクリックし、そのリストからクラス数をクリックします。[クラス] テキスト ボックスに数値を直接入力することもできます。

    タイム ウィンドウは指定したクラス数に分割され、各クラスのシンボルの形状が [シンボル] タブの下部にある凡例テーブルの [シンボル] 列に表示されます。たとえば、60 秒のタイム ウィンドウ サイズと 6 つのクラスを指定した場合、各クラスは 10 秒になります。

  11. ここで、各クラスを表す形状を選択します。凡例テーブルの [シンボル] 列のシンボルをダブルクリックし、[シンボル選択] ダイアログ ボックスを開きます。目的の形状を持つシンボルをクリックし、[OK] をクリックしてそれを選択します。そのシンボル形状が凡例パネルに追加されます。

    ヒントヒント:
    シンボルを選択するときには、各シンボルの形状のみを選択していることに注意してください。各クラスのシンボルのサイズと色は、トラッキング レイヤに対して定義されている基本シンボルのものが使用されます。トラッキング レイヤの基本シンボルのサイズまたは色を調整するには、[表示] パネルの [イベント] をクリックし、[シンボル] パネルの大きいボタンをクリックします。

  12. 必要に応じて、凡例テーブルの [範囲] または [ラベル] 列の内側をクリックし、値を手動で変更できます。この方法で範囲を変更すると、シンボルに対して不規則なクラス範囲を作成できます。ラベルは変更してもシンボルに影響を与えません。

    手動で変更する前に、[シンボル] タブですべてを適切に設定してください。他の設定を変更すると、手動で行った変更は上書きされます。

  13. [OK] をクリックして変更内容を保存し、[レイヤ プロパティ] ダイアログ ボックスを閉じます。

    [コンテンツ] ウィンドウに、トラッキング レイヤのタイム ウィンドウ シンボルが表示されます。

  14. [Tracking Analyst] ツールバーの プレイバック マネージャ ボタンをクリックしてプレイバック マネージャを開き、データを再生します。

データを再生すると、マップ上にタイム ウィンドウの結果が表示されます。

再生中のマップ上の形状によるタイム ウィンドウの例

ヒントヒント:

再生中にマップに十分なデータが表示されない場合、タイム ウィンドウが小さすぎる可能性があります。再生中に表示されるデータが多すぎる場合は、タイム ウィンドウが大きすぎる可能性があります。[シンボル] タブの [期間] ドロップダウン リストと [単位] ドロップダウン リストで値を変更してみてください。

関連項目


7/10/2012