タイム スライダの開始時間と終了時間の変更
[開始時間] と [終了時間] はタイム スライダの範囲を指定します。つまり、タイム スライダ コントロールを操作して時間対応データを表示できる最初の時刻と最後の時刻を表します。タイム スライダの [開始時間] 設定と [終了時間] 設定は、カスタム時間範囲と見なされます。
開始時間と終了時間によって、タイム スライダの全時間範囲内で、時間対応データを表示する期間を指定できます。デフォルトでは、[開始時間] と [終了時間] は、それぞれタイム スライダの全時間範囲の最小時刻と最大時刻に設定されます。これらの設定はタイム スライダ上で直接変更するか、または [タイム スライダ オプション] ダイアログ ボックスの [時間範囲] タブで変更できます。
開始時間と終了時間は、タイム スライダの全時間範囲内で設定する必要があります。
最後の時間ステップが、タイム スライダの [終了時間] 値と重ならないように時間ステップ間隔を設定する場合は、すべての時間ステップでデータが表示されるようにタイム スライダの終了時間を調整します。たとえば、1 月 1 日~ 1 月 10 日まで 10 日分のデータがあり、時間ステップ間隔を 1 日に設定した場合、10 番目の時間ステップはちょうど 1 月 10 日に相当するので、タイム スライダの [終了時間] 値に何も影響しません。時間ステップ間隔を 2 日にすると、時間ステップは 1 月 1 日、3 日、5 日、7 日、9 日になります。ただし、まだ 1 月 10 日分のデータが存在するので、1 月 11 日にも時間ステップが設けられます。したがって、この場合、タイム スライダの終了時間は 1 月 11 日として報告されます。この概念は、データを表示するタイム ウィンドウを指定するときに役立ちます。
開始時間と終了時間を対話的に変更
[タイム スライダ] ウィンドウにある [時間範囲の拡大] [ボタンと時間範囲の縮小] ボタンを使用して、時間範囲を拡大または縮小できます。これらのボタンをクリックすると時間範囲が一定の割合で拡大/縮小され、特定期間のデータを集中的に表示できます。
- 時間範囲を拡大するには、[タイム スライダ] ウィンドウで [時間範囲の拡大] ボタン をクリックします。
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時間範囲を縮小するには、[タイム スライダ] ウィンドウで [時間範囲の縮小] ボタン をクリックします。
- タイム スライダの時間範囲が全時間範囲に設定されている場合は、[時間範囲の縮小] ボタン を使用できません。
- 時間範囲を対話的に拡大/縮小したときは、タイム スライダの位置(タイム スライダの現在時刻)が変わりません。
- 特定の時間範囲が表示されるように拡大した後、[タイム スライダ] ウィンドウの [後方スクロール] ボタンと [前方スクロール] ボタンを使用して、タイム スライダ上の時間を前後にスクロールできます。
開始時間と終了時間を手動で変更
[タイム スライダ オプション] ダイアログ ボックスの [時間範囲] タブで、タイム スライダの [開始時間] 値と [終了時間] 値を指定できます。この方法では、時間対応データを表示する開始時間と終了時間を独自に指定できます。
- [ツール] ツールバーの [タイム スライダ ウィンドウ] ボタン をクリックして、[タイム スライダ] ウィンドウを開きます。
- [オプション] ボタン をクリックして [タイム スライダ オプション] ダイアログ ボックスを開きます。[時間範囲] タブをクリックします。
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[開始時間] と [終了時間] の値を指定します。
[最小時間] ボタンと [最大時間] ボタンをクリックすると、[開始時間] および [終了時間] の値が、タイム スライダの全時間範囲の最小時刻または最大時刻にリセットされます。