データを表示するタイム ゾーンの設定
タイム スライダを使用すれば、さまざまなタイム ゾーンの時系列データを表示できます。デフォルトでは、タイム スライダにタイム ゾーンが設定されていません。つまり、時間対応データはどのタイム ゾーンにも変換されません。必要であれば、データを表示するタイム ゾーンを指定できます。
タイム スライダでタイム ゾーンを指定すると、タイム ゾーンの異なるさまざまなデータセットが時系列に沿って正しく配置されます。たとえば、2 つの時系列データセットがあり、一方は(GMT -08:00)太平洋標準時(米国およびカナダ)で収集され、もう一方は(GMT -05:00)東部標準時(米国およびカナダ)で収集された場合、タイム ゾーンを変換しなくてもこれら 2 つのデータセットを表示できます。また、(GMT -06:00)中央標準時(米国およびカナダ)など、別のタイム ゾーンを指定することもできます。
タイム スライダでタイム ゾーンを指定しない場合、どのタイム ゾーンにも変換されない時間値に基づいてデータが描画されます。たとえば、タイム スライダ上の時間が 08:00:00 AM の場合、両方のデータセットの 08:00:00 AM に収集されたデータが描画されます。ただし、タイム スライダのタイム ゾーンが(GMT -06:00)中央標準時(米国およびカナダ)に設定されている場合、中央標準時 08:00:00 AM の時点で、東部標準時ゾーン データを含むレイヤでは 09:00:00 AM に収集されたデータが表示され、太平洋標準時ゾーン データを含むレイヤでは 06:00:00 AM に収集されたデータが表示されます。
- [ツール] ツールバーの [タイム スライダ ウィンドウ] ボタン をクリックして、[タイム スライダ] ウィンドウを開きます。
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[オプション] ボタン をクリックして [タイム スライダ オプション] ダイアログ ボックスを開き、[時間表示] タブをクリックします。
デフォルトでは、お使いのコンピュータのタイム ゾーンに設定されています。
- [タイム ゾーン] のドロップダウンで、データを表示するタイム ゾーンを選択します。
- 必要に応じて、[サマータイムの変更に合わせて調整] をオフにします。このオプションをオフにすると、サマータイムで収集されたデータを表示する際に時間調整が無視されます。
指定したタイム ゾーンに基づいて、タイム スライダに時系列データが表示されます。
タイム スライダでタイム ゾーンを指定すると、有効なデータの時間値が含まれるようにタイム スライダの全時間範囲も調整されます。たとえば、(GMT -08:00)太平洋標準時(米国およびカナダ)で収集されたデータの時間範囲が 2010 年 1 月 1 日 10:00:00 AM ~ 2010 年 1 月 1 日 11:00:00 PM の場合、デフォルトでは、タイム スライダの全時間範囲が 2010 年 1 月 1 日 10:00:00 AM ~ 2010 年 1 月 1 日 11:00:00 PM になります。一方、(GMT -05:00)東部標準時(米国およびカナダ)で収集されたデータを表示する場合は、タイム スライダの時間範囲が 2010 年 1 月 1 日 01:00:00 PM ~ 2010 年 1 月 2 日 1:00:00 AM に変更されます。変更された時間範囲内のデータを表示するには、[時間範囲全体] ボタン を押して、タイム スライダ上の時間範囲を変更する必要があります。