スケマティック クエリ/識別子エディタを使用したスケマティック フィーチャクラスのクエリと識別子の指定

スケマティック ダイアグラムには、ダイアグラム生成の開始時に指定された入力データからダイアグラム テンプレートのビルダによって作成されたスケマティック フィーチャが含まれます。ただし、関連するビルダに関係なく、スケマティック フィーチャクラスで構成されたカスタム クエリから構築されたスケマティック フィーチャをスケマティック ダイアグラムに含めることもできます。つまり、ダイアグラム内に、ビルダから構築されたスケマティック フィーチャとカスタム クエリから構築されたスケマティック フィーチャとを混在させることができます。さらに、スタンダード ビルダを使用する場合は、ダイアグラム全体をカスタム クエリから構築することが可能です。

次のセクションでは、全体がカスタム クエリから構築されたダイアグラムを生成するように構成されたスタンダード ビルダ ダイアグラム テンプレートに関連付けられているスケマティック フィーチャクラスのクエリと識別子を、ガス プラントごとに指定する方法について説明します。

注意注意:

このようなダイアグラム テンプレートを構成する方法の詳細については、「スケマティック クエリ/識別子エディタを使用したスケマティック ダイアグラム テンプレートのクエリと識別子の指定」をご参照ください。

手順:
  1. スケマティック データセット エディタ内でスケマティック データセットを編集します。
  2. スケマティック アイテム ウィンドウのツリー ビューにスケマティック データセット リソースが表示されていない場合、[スケマティック データセット エディタ] ツールバーの [ビュー][プロジェクト ツリー] をクリックします。
  3. データセット エディタのツリーで、カスタム クエリを指定するスケマティック フィーチャクラスのエントリをクリックします。
  4. データセット エディタ ウィンドウの右側にある [プロパティ] タブをクリックします。
  5. [クエリ] セクションで、[評価モード] の矢印をクリックし、[生成/更新時のクエリ] をクリックします。
    • デフォルトでは、スケマティック フィーチャクラスは [クエリなし] 評価モードで作成されます。つまり、関連するスケマティック フィーチャを構築するためのカスタム クエリは設定されません。
    • スケマティック ダイアグラムで編集セッションを開始するたびにクエリが動的に再実行されるようにするには、[編集開始時のクエリ] 評価モードを設定する必要があります。

    スケマティック フィーチャクラスに対するダイナミック カスタム クエリの詳細

    注意注意:

    スケマティック ルールは、[生成/更新時のクエリ] 評価モードでカスタム クエリによって構築されるスケマティック フィーチャに対してのみ実行されます。[編集開始時のクエリ] 評価モードでカスタム クエリによって構築されるスケマティック フィーチャは、ダイアグラムの生成および更新時にルールが実行された後で処理されます。

    [クエリ/識別子エディタ] ボタンが自動的に有効になります。

  6. [クエリ/識別子エディタ] ボタン [クエリ/識別子エディタ] ボタン をクリックします。

    [クエリ/識別子エディタ] ダイアログ ボックスが開きます。

    [クエリ/識別子エディタ] ダイアログ ボックス

  7. [データ ソース] リスト(1)から、目的のデータ ソースをクリックします。

    ドロップダウン リストには、スケマティック データセットで参照されるすべてのデータ ソースが含まれています。

  8. [テーブル] リスト(2)から、クエリを実行する対象となるテーブルをクリックします。

    選択したテーブルの内容が自動的にエリア 3 に表示されます。

    注意注意:

    [テーブル] リストで目的のテーブルをダブルクリックすると、テーブル内のすべてのレコードを返すデフォルトのクエリが [クエリ] エリア(4)に自動的に挿入されます。

    [クエリ/識別子エディタ] ダイアログ ボックス - [クエリ] エリア

  9. [クエリ] エリア(4)に、クエリ SQL コードを入力します。

    この例では、指定のガス プラントに関連するエレメントをフィルタリングするので、パラメータとして plant_number フィールドを使用するクエリを定義します。

    [クエリ/識別子エディタ] ダイアログ ボックス - [クエリ] エリアでのパラメータの指定

    [パラメータ] セクションで次の手順を実行します。

    • [名前] ドロップダウン リストから、クエリの実行に使用するスケマティック属性を選択します。このスケマティック属性は多くの場合、関連するダイアグラム テンプレートに指定されています。
    • 属性値のタイプがテキストの場合は、[テキスト] チェックボックスをオンにします。他のタイプの値の場合は、このチェックボックスをオフにします。
    • [テスト値] フィールドでテスト値を指定してから、[結果の表示] をクリックし、クエリ結果をテストします。

  10. [結果の表示] をクリックします。

    クエリの結果が [結果] セクション(6)に表示されます。

    [クエリ/識別子エディタ] ダイアログ ボックス - [クエリ] エリアでのパラメータの指定

  11. [フィールド] リスト(7)から、クエリによって返された各スケマティック フィーチャ アイテムの識別子を構築するために使用するフィールドをクリックし、[右へ移動] ボタン(8)を使用して有効にします。

    選択したフィールドの名前が、[識別子] リスト(9)に自動的に表示されます。

    [クエリ/識別子エディタ] ダイアログ ボックス - 識別子の定義

    注意注意:
    • スケマティック フィーチャの識別子を構築する際に、複数のフィールド名を指定できます。その場合、各識別子は、すべてのフィールドをエントリの順([識別子] リストの順)に結合することによって取得されます。結合されたフィールドは、ハイフンでつながれます。フィールドの順序を変更するには、[識別子] リストで、別の位置に移動するフィールドをクリックし、[識別子] セクションの右側にある [1 つ上へ移動] または [1 つ下へ移動] の矢印をクリックして、リストを目的の順序に並べ替えます。
    • 文字列定数を構成して、スケマティック フィーチャの識別子を構築することもできます。そのような文字列を識別子に追加するには、[識別子] セクションの右側にある [識別子の追加] ボタンを使用します。追加した文字列が、指定した他のフィールドと結合されます。
    注意注意:

    スケマティック フィーチャの識別子を構築するためのパラメータを構成するときは、次の点に注意してください。

    • 識別子の長さは 128 文字以下に制限されています。
    • 識別子は、ダイアグラムに含まれる各スケマティック フィーチャについて一意でなければなりません。

  12. [OK] をクリックして、スケマティック フィーチャクラスのクエリ定義を有効にし、終了します。

    スケマティック フィーチャクラスの [プロパティ] タブにある [クエリ] エリア フィールドに SQL コードが自動的にレポートされます。

注意注意:

[クエリ] セクションのパラメータは、どのスケマティック フィーチャクラスについてもいつでも構成および変更できますが、必要な場合のみに行うようにしてください。全体がカスタム クエリから構築されるダイアグラムを生成するスタンダード ビルダ ダイアグラム テンプレートとスケマティック フィーチャクラスが関連付けられている場合は通常、スケマティック フィーチャクラスのクエリを構成する必要があります。ただし、他の定義済みビルダによって管理されるスケマティック フィーチャクラスのクエリを構成する必要があるのは、ダイアグラムの生成時に指定された入力データから構築されるスケマティック フィーチャと、カスタム クエリから構築される他のスケマティック フィーチャがマージされた混合ダイアグラムを生成する場合のみです。

関連項目


7/10/2012