ハッチのオプション

マップ上へのハッチの表示の仕方として、さまざまな方法を指定できます。ここでは、そのうちいくつかのハッチ操作方法を説明します。

オフセット

ハッチ クラスのすべてのハッチ定義を同じ寸法だけオフセットできます。また、ハッチ定義ごとにオフセットを指定することもできます。

オフセットの例

配置

各ハッチ定義をフィーチャの左側、フィーチャの中央、またはフィーチャの右側に表示できます。中央を選択した場合は、ハッチの左側にラベルが表示されます。

配置の例

メジャーの表示範囲

最小メジャー値以外の地点からハッチ表示を開始できます。同様に、最大メジャー値以外の地点でハッチ表示を終了できます。

ハッチの開始位置と終了位置の例

マルチパート

フィーチャが複数の部分で構成されている場合、フィーチャ全体を対象にハッチを表示するか、部分ごとにハッチを表示するかを選択できます。

マルチパート

デフォルト

デフォルトでは、ハッチ間隔に合わせてハッチが配置されます。つまり、ラインの最小メジャー値がハッチ間隔で割り切れないときは、ハッチ間隔で割り切れる最初のメジャー値の地点に先頭ハッチが表示されます。たとえば、ラインのメジャー値範囲が 1.1 ~ 5.2 であり、ハッチ間隔が 0.25 の場合、1.25 の地点に最初のハッチが表示されます。必要であれば、この動作を無効にできます。この設定は、端点のハッチ定義には適用されません(この例には示されていません)。

間隔に合わせてハッチを表示

許容値

フィーチャの最大メジャー値がハッチ間隔で割り切れず、端点のハッチ定義が指定されている場合は、2 つのハッチが接近して表示されたり、重なり合ったりする可能性があります。これを回避するには、ハッチの端点の許容値を指定します。ハッチ同士の距離がハッチの端店の許容値より小さい場合、その部分にはハッチが描かれません。ハッチ端点の許容値はルート メジャー単位で指定し、通常は、ハッチ間隔より小さい値を指定します。

端部ハッチとハッチ許容値の例

フィーチャに垂直

ハッチはフィーチャに垂直に描かれます。計算された角度に追加する角度を指定することもできます。

回転の例

テキストの反転

フィーチャの向きに合わせてハッチ テキストを反転し、ハッチ テキストを読みやすくします。この機能を無効にすると、常に、メジャー値が大きくなる方向にハッチ テキストが表示されます。

反転の例

ルートの両端

ルートの両端にのみハッチを表示できます。この場合、ハッチ間隔を指定する必要がありません。

ルートの両端にハッチを表示

関連項目


7/10/2012