モデルのエクスポート

モデルをグラフィックスまたは Python スクリプトにエクスポートできます。

グラフィックスへのモデルのエクスポート

モデルを、ドキュメント、レポート、およびポスターで使用できるグラフィックスにエクスポートできます。モデルをグラフィックスにエクスポートするには、次の手順に従います。

手順:

1. ModelBuilder のメニューで、[モデル] → [エクスポート] → [グラフィックス] の順にクリックします。
2. [名前を付けて保存] ダイアログ ボックスで必要なオプションを設定します。グラフィックスは *.bmp、*.jpg、または Windows 拡張メタファイル（*.emf）の形式で保存できます。
3. [OK] をクリックします。

Python スクリプトへのモデルのエクスポート

スクリプトを簡単に作成するには、作成したモデルをスクリプトにエクスポートして、エクスポートしたスクリプトを修正します。スクリプトをツールボックスまたはモデルにスクリプト ツールとして追加して、別のツールとして実行できます。モデルをスクリプトにエクスポートするには、次の手順に従います。

手順:

1. ModelBuilder のメニューで、[モデル] → [エクスポート] → [Python スクリプトへ] の順にクリックします。
2. [保存する場所] ドロップダウン矢印をクリックし、スクリプトを保存する場所へ移動します。
3. スクリプトのファイル名を入力します。
4. [保存] をクリックします。

レガシ:

モデルを JScript および VBScript にエクスポートする機能は、ModelBuilder のバージョン 10 で削除されました。

エクスポートされた Python スクリプトの編集

ModelBuilder で作成したモデルは、スクリプトにエクスポートできます。これは、モデルを発展させ、スクリプト環境内でツールと環境がどのように使用されるかを知るための 1 つの手法です。

モデルをスクリプトにエクスポートする場合は、次の点を検討してください。

• データを上書きする場合は、overwriteOutput プロパティを True に設定します。
• モデルが、元のモデル内で作成していないレイヤやテーブル ビューを使用していた場合、MakeFeatureLayer や MakeTableView などのツールを使用して、それらのレイヤやテーブル ビューをスクリプト内に作成する必要があります。
• モデルのデータ エレメントは、エクスポートされるスクリプト内の変数に直接変換されます。データ エレメントに Python と互換性のないの名前（class、global、return など）を付けないようにします。予約済みのキーワードを一覧するには、Python のキーワード モジュールを使用してください。

  import keyword
  print keyword.kwlist
  

• モデルでインライン変数置換（%workspace%、%scratchworkspace%、%n%、%i%、%variable name% など）が使用されている場合は、これらを正しい値で置き換える必要があります。
• モデルでイテレータが使用されている場合、反復処理の論理はエクスポートされません。Python のループ ステートメントで、これらを置き換える必要があります。