データベース接続ファイルの準備

[空間データベース接続プロパティ] ダイアログ ボックスに必要なほとんどの情報は、管理者が知っている情報です。ユーザにこの情報を送って接続ファイルを作成してもらう必要があります。また、その代わりに、ユーザが使用する接続ファイルを管理者が作成することもできます。これらの接続ファイルをユーザに送信しクライアント コンピュータのユーザ プロファイルに配置してもらうか、すべてのユーザがアクセスできる一元化されたサーバに配置します。

この作業を行う前に、どのログイン(1 つまたは複数)を接続ファイルで使用するか、ファイルが変更された場合の再配信の方法、ファイルまたはファイルの場所が変更された場合にどれくらいの数のマップおよびサービスが影響を受けるのか、について検討する必要があります。

手順:
  1. すべてのユーザがアクセスできるように接続ファイルを Windows サーバに配置する場合、サーバにディレクトリを作成し、共有の設定を行い、権限を付与する必要があります。
    注意注意:

    通常、共有ディレクトリには読み取りアクセスだけ許容します。書き込みアクセスを許容する場合、ユーザが接続ファイルの情報を変更することができます。

  2. [スタート] [すべてのプログラム] [ArcGIS] [ArcCatalog 10] の順にクリックして、ArcCatalog を起動します。
  3. カタログ ツリーの [Database Connections] フォルダをダブルクリックして、展開します。
  4. [空間データベース接続の追加] をダブルクリックします。

    [空間データベース接続] ダイアログ ボックスが表示されます。

  5. 次のトピックの説明に従って、適切な接続情報を提供します。
  6. 接続ファイルをサーバ上の共有ディレクトリに配置する場合、次のとおりに作業します。
    1. Windows エクスプローラを開きます。
    2. Windows XP または Windows Server 2003 では、[Documents and Settings] <ユーザ名> [Application Data] [ESRI] [Desktop10.0] [ArcCatalog] の順に移動します。Windows Vista、Windows 7、Windows Server 2008 では、[ユーザー] <ユーザ名> [AppData] [Roaming] [ESRI] [Desktop10.0] [ArcCatalog] の順に移動します。

      ファイルには拡張子「.sde」が付いています。

      ヒントヒント:

      Windows Vista、Windows 7、Windows Server 2008 オペレーティング システムの [AppData] フォルダでは、拡張子が隠れている場合があります。Windows エクスプローラの [ツール] から [フォルダ オプション] ドロップダウン リストを選択し、[表示] タブをクリックし、[すべてのファイルとフォルダを表示する] をクリックして、[AppData] フォルダ内の拡張子を表示します。.

    3. 接続ファイルをコピーします。
    4. サーバ上の共有ディレクトリに移動します。ディレクトリに対して、UNC(Universal Naming Convention)パスを必ず使用してください。
    5. 接続ファイルを共有ディレクトリに貼り付けます。
    6. 共有ディレクトリに UNC パスを通知します。
    7. ユーザは ArcCatalog または ArcMap の [カタログ ウィンドウ] で、接続ファイルが配置された場所に対して UNC パスを使用してフォルダ コネクションを作成する必要があります。
  7. ファイルをユーザに送信する場合、次の方法があります。
    • ファイルを電子メールでユーザに送信します。電子メールには、ファイルをコンピュータ上の[Documents and Settings] <ユーザ名> [Application Data] [ESRI] [Desktop10] [ArcCatalog] に配置する旨の説明を付けます。
    • ファイルをユーザがクライアント コンピュータにコピーできる場所に配置し、この場所に関する説明をユーザに送信します。

7/10/2012