Informix でのジオデータベースに対するユーザ権限

このトピックでは、一般的なユーザ(データ参照者、データ編集者、データ作成者、および ArcSDE 管理者)に必要なデータベース権限を説明します。

参照や簡単な SELECT ステートメントの発行以上の操作を行うユーザには、Informix データベースの RESOURCE 権限が必要です。リソースレベルの権限により、ユーザは次の操作を実行できます。

SQL GRANT ステートメントを使用して、ArcSDE 管理者および他の適切なユーザに RESOURCE 権限を付与できます。

GRANT RESOURCE TO <user_name>

ユーザのタイプ

データベースの権限

データセットの権限

注意

データ参照者

CONNECT

データベースが共有 ArcSDE ログ ファイル(デフォルト)を使用するように設定されている場合は、追加の権限が必要になります。詳細については、「ログ ファイル テーブル設定オプション」をご参照ください。

データ編集者

RESOURCE

他ユーザのデータセットの SELECT、INSERT、UPDATE、DELETE

データ作成者

RESOURCE

ArcSDE 管理者

RESOURCE

sysadmin データベースの CONNECT ※

既存のデータベース内にジオデータベースを作成するには、ArcSDE 管理者ユーザ(sde)にそのデータベースに対する RESOURCE 権限を付与する必要があります。既存のジオデータベースをアップグレードするには、ArcSDE 管理者ユーザ(sde)にそのデータベースに対する DBA 権限を付与する必要があります。

※ sysadmin に対する CONNECT が必要なのは、sde ユーザがジオデータベースへのダイレクト コネクションを切断する必要がある場合だけです。

データベース権限を付与および削除するには、Informix ジオデータベースに DBA 権限を持つユーザとして接続し、SQL GRANT および REVOKE ステートメントを直接実行します。

データセットの権限は、ArcGIS Desktop で使用可能な [権限の変更(Change Privileges)] ジオプロセシング ツールを使用して、データセットの所有者が付与または取り消しを行います。手順については、「データセットの権限の設定」および「権限の変更(Change Privileges)」をご参照ください。

関連項目


7/10/2012