権限の変更（Change Privileges） (データの管理)

サマリ

入力の ArcSDE データセット、スタンドアロン フィーチャクラス、またはテーブルに対するユーザ アクセス権限を確立または変更します。

使用法

• ArcSDE データセットを編集するには、[表示] と [編集] の両方のパラメータが付与されている必要があります。確認（表示）できないものは編集できないため、編集権限は表示権限に依存します。

• [編集] 権限が取り消された場合でも、引き続きデータセットを表示することは可能です。しかし、表示権限が取り消された場合は、編集権限も自動的に取り消されます。

• [表示] パラメータに相当する RDBMS（リレーショナル データベース管理システム）コマンドは Select です。

• [編集] パラメータに相当する RDBMS コマンドは Update、Insert、Delete です。3 つのコマンドすべての付与または取り消しが、[編集] パラメータによって同時に行われます。

構文

ChangePrivileges_management (in_dataset, user, {View}, {Edit})

パラメータ	説明	データ タイプ
in_dataset [in_dataset,...]	アクセス権限を変更する対象となるデータセット、フィーチャクラス、またはテーブル	Layer; Table View; Dataset
user	権限を変更するデータベース ユーザ名	String
View （オプション）	ユーザの表示権限を確立します。 AS_IS —ユーザの既存の表示権限を変更しません。ユーザに表示権限がある場合は、引き続き表示権限が付与されます。ユーザに表示権限がない場合は、引き続き表示権限は付与されません。 GRANT —データセットの表示をユーザに許可します。 REVOKE —データセットを表示するためのすべてのユーザ権限を削除します。	String
Edit （オプション）	ユーザの編集権限を確立します。 AS_IS — ユーザの既存の編集権限を変更しません。ユーザに編集権限がある場合は、引き続き編集権限が付与されます。ユーザに編集権限がない場合は、引き続き編集権限は付与されません。これがデフォルトです。 GRANT —入力データセットの編集をユーザに許可します。 REVOKE —ユーザの編集権限を削除します。ユーザは引き続き入力データセットを表示できます。	String

コードのサンプル

次のスタンドアロン スクリプトで、ユーザ WendelClark に表示と編集の権限を付与する方法を示します。

# Name: GrantPrivileges_Example.py
# Description: Grants view and edit privileges to WendelClark
# Author: ESRI

# Import system modules
import arcpy

# Set local variables
datasetName = "Database Connections/[e-mail]/production.GDB.ctgFuseFeature"

# Execute ChangePrivileges
arcpy.ChangePrivileges_management(datasetName, "WENDELCLARK", "GRANT", "GRANT")

環境

このツールは、ジオプロセシング環境を使用しません

ライセンス情報

ArcView: いいえ

ArcEditor: はい

ArcInfo: はい