ArcSDE コマンドから DB2 のジオデータベースへのダイレクト コネクション
管理コマンドは、主に ArcSDE 管理者ユーザが ArcSDE ジオデータベースの監視と変更に使用します。これらのコマンドの詳細な使用方法については、『ArcSDE コマンド リファレンス』をご参照ください。
ArcSDE 管理コマンドは ArcSDE システム テーブルのみに有効です。
管理コマンドでジオデータベースに接続するときは、サーバ名に -s、データベースに -D、サービスまたはダイレクト コネクション文字列に -i、接続するユーザの名前に -u、ユーザのパスワードに -p(データベース認証を使用する場合)の各オプションを使用します。
ローカル ArcSDE ジオデータベース(クライアントと同じコンピュータ上にあるジオデータベース)に接続する場合は、ローカル サーバであると想定されるので、-s オプションは不要です。リモート ジオデータベースに接続する場合は、-s オプションでサーバ名を指定してください。
-D オプションでデータベースのエイリアスを入力します。
-i オプションは、ArcCatalog の [空間データベース コネクション プロパティ] ダイアログ ボックスの [サービス] フィールドに相当します。このオプションで、ArcSDE サービスのポートか名前、またはダイレクト コネクションの構文文字列を指定します。Linux、UNIX、Windows 上の DB2 へのダイレクト コネクションを確立するには、-i オプション付きで「sde:db2」と入力します。z/OS 上の DB2 へのダイレクト コネクションを確立するには、-i オプション付きで「sde:db2zos」と入力します。
データベース認証を使用する場合、–u オプションにはデータベース ユーザ名を含めます。オペレーティングシステム認証を使用する場合、-u または -p オプションを指定する必要はありません。
-p オプションを使用してデータベース ユーザのパスワードを指定する場合、パスワードはプレーン テキストで表示されます。データベース認証を使用する場合、ほとんどのコマンドではこのオプションを省略でき、そのときはパスワードの入力を求められます。こうすれば、パスワードが画面に表示されません。