DB2 へのダイレクト コネクションの設定
ここで説明する情報は、IBM DB2 for Linux、UNIX、Windows、および z/OS に適用されます(z/OS 用の ArcSDE for DB2 のクライアントは、常に Windows クライアントです)。
クライアント コンピュータに DB2 クライアント ソフトウェアをインストールし、クライアント ソフトウェアを使用して接続を設定する必要があります。これらの操作について、以下の手順で詳しく説明します。
ArcGIS 10 から DB2 の ArcSDE ジオデータベースにダイレクト コネクションを確立するには、クライアント コンピュータに DB2 9.5 クライアントをインストールする必要があります。これより前のリリースの DB2 および ArcSDE ジオデータベースに接続する場合でも、DB2 9.5 クライアントを使用する必要があります。また、32 ビットの ArcGIS クライアントから接続する場合は、接続先のデータベースが 64 ビットである場合でも、32 ビットの DB2 クライアントをインストールする必要があります。Solaris では 32 ビット ドライバを利用できません。したがって、Solaris 上の ArcGIS Server から DB2 へのダイレクト コネクションは作成できません。
- DB2 インスタンスへのダイレクト コネクションをクライアントに設定するには、DB2 の構成アシスタントを使用します。
- 構成アシスタントで作成したデータベース接続をテストします。DB2 Configuration Assistant でデータベース ページを開きます。
- 接続をテストするデータベースを選択し、[選択] メニューから [テスト接続] をクリックします。
- [テスト接続] ウィンドウが表示されたら、テストする接続の種類を選択します。
- [ユーザ ID] フィールドに、そのデータベースに接続できるユーザ ID を入力します。
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[パスワード] フィールドに、そのユーザ ID のパスワードを入力します。
ユーザ ID とパスワードを指定しなければ、システム パスワードで接続を開始します。
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[テスト接続] をクリックします。
[結果] ページに接続テストの結果が表示されます。接続がうまくいった場合は、次のメッセージが表示されます。
This process creates an entry in the db2cli.ini file that will look like this. This file resides under the %DB2PATH% dir. [SDEQUART] DBALIAS=SDEQUART
- ArcCatalog で空間データベース接続を追加して、接続をテストします。手順については、「ArcGIS Desktop から DB2 のジオデータベースへのダイレクト コネクションの作成」のトピックをご参照ください。
構成アシスタントは DB2 に含まれており、ユーザまたはアプリケーションが使用するデータベース オブジェクトの設定と管理に使用されます。構成アシスタントは、DB2 の Administration Client および Application Development Client から利用することができます。DB2 インスタンスへのダイレクト コネクションに構成アシスタントを使用する方法については、DB2 のドキュメントをご参照ください。