特定のジオデータベース バージョンへの接続
ジオデータベースの特定のバージョンとの接続を作成するには、以下のいくつかの理由があります。
- Oracle のユーザ スキーマに格納されたジオデータベースに接続する場合
- SQL Server の DBO スキーマに格納されたジオデータベースに接続する場合
- 同じジオデータベースのバージョンを頻繁に編集する場合
- ジオデータベースの特定の履歴バージョンを頻繁に使用して、データを表示、比較する場合
デフォルトでは、カタログ ウィンドウの [空間データベース接続プロパティ] ダイアログ ボックスが sde.DEFAULT バージョンに接続されています。異なるバージョンに接続するには、次の手順を実行します。
- ArcMap を起動し、カタログ ウィンドウを開いて、カタログ ツリー内の Database Connections フォルダをダブルクリックします。
- 次のトピックの指示に従って、ジオデータベースに接続します。接続をテストします。ただし、[空間データベース接続プロパティ] ダイアログ ボックスを閉じてはいけません。
-
[空間データベース接続プロパティ] ダイアログ ボックスの [接続の詳細] セクションで、[変更] をクリックします。
[接続の詳細] ダイアログ ボックスが開きます。
- 接続を保存したいバージョンをクリックします。これはトランザクション バージョンまたは履歴バージョンを選択できます。Oracle のユーザ スキーマに格納されているジオデータベースのデフォルト バージョン(<ユーザ スキーマ>.DEFAULT)と SQL Server の DBO スキーマ ジオデータベースのデフォルト バージョン(dbo.DEFAULT)もトランザクション バージョンであることに注意してください。
- トランザクション バージョンを選択する場合は、[トランザクション バージョンを参照して接続] をクリックし、リストからバージョンを選択します。
- 履歴バージョンを選択する場合は、[履歴バージョンを参照して接続] をクリックし、[履歴マーカーを使用して接続] または [日付と時間を指定して接続] をクリックします。これらのオプションごとに、履歴マーカーまたは使用する日付と時間を指定します。
- [OK] をクリックして、[接続の詳細] ダイアログ ボックスを閉じます。
- ArcGIS Desktop を起動するたびにこのバージョンのデータベースに接続したくない場合は、[接続ファイルに <トランザクションまたは履歴> バージョン名を保存します] をオフにします。
- [OK] をクリックします。
- 新しいデータベース コネクションの名前を入力します。
- Enter キーを押します。
ArcGIS Desktop から DB2 のジオデータベースへのダイレクト コネクションの作成
ArcGIS Desktop から Informix のジオデータベースへのダイレクト コネクションの作成
ArcGIS Desktop から Oracle のジオデータベースへのダイレクト コネクションの作成
ArcGIS Desktop から PostgreSQL のジオデータベースへのダイレクト コネクションの作成
ArcGIS Desktop から SQL Server のジオデータベースへのダイレクト コネクションの作成
ArcGIS Desktop から DB2 のジオデータベースへの ArcSDE サービス接続の作成
ArcGIS Desktop から Informix のジオデータベースへの ArcSDE サービス接続の作成
ArcGIS Desktop から Oracle のジオデータベースへの ArcSDE サービス接続の作成
[接続ファイルに <トランザクションまたは履歴> バージョン名を保存します] をオフにすると、次にこの接続ファイルを使用して ArcCatalog または ArcMap からジオデータベースに接続する際に、目的のバージョンを選択しなければなりません。