ArcSDE ジオデータベースへの接続の概要
ArcSDE ジオデータベースのデータにアクセスするには、クライアント アプリケーションをジオデータベースに接続する必要があります。接続は、ジオデータベースに直接行うことも、ArcSDE サービスを介して行うこともできます。
ジオデータベースへのダイレクト コネクションは、DBMS(データベース管理システム)の接続メソッド、およびクライアント アプリケーションのダイレクト コネクション ドライバを使用して行われる接続です。接続は、ArcSDE サービスを使用せずに、クライアントから DBMS に対して直接行われます。ダイレクト コネクションは、2 階層構成とも呼ばれます。
ArcSDE サービスは、アプリケーション サーバまたは 3 階層構造とも呼ばれ、ジオデータベースに接続し、GIS アプリケーションに空間データを配信します。
ArcGIS Desktop からの接続
ArcSDE ジオデータベースへの接続は、カタログ ツリーの [Database Connections] ノードを使用して行います。次の各トピックで、ArcGIS Desktop から ArcSDE ジオデータベースに接続する方法を説明しています。
ArcIMS からの接続
ArcIMS から ArcSDE ジオデータベースへの接続の設定には、[ArcSDE の接続] ダイアログ ボックスを使用します。詳細な手順については、ArcIMS のヘルプをご参照ください。基本的な情報は、「ArcIMS から DB2 のジオデータベースへの接続」でも提供されています。
管理コマンドの接続情報
ダイレクト コネクションまたは ArcSDE サービス接続の接続情報を指定するには、ほとんどの ArcSDE 管理コマンドからの接続時に -i オプションを使用します。Oracle 以外のデータベース管理システムに接続する場合は、管理コマンドからの接続時に、-D オプションを使用してデータベース名も指定します。
コマンドを実行しているサーバと異なるサーバ(リモート サーバ)にジオデータベースがある場合は、-s オプションを使用してデータソース名を指定します。これは通常はサーバ名ですが、データベースによってはインスタンス名になることもあります。
ArcGIS Server Enterprise の ArcSDE コンポーネントに含まれている『ArcSDE コマンド リファレンス』をご参照ください。管理コマンドから ArcSDE ジオデータベースへのダイレクト コネクションを使用する詳細については、「ArcSDE コマンドから DB2 のジオデータベースへのダイレクト コネクション」をご参照ください。
SQL アプリケーションからの接続
SQL を使用してジオデータベースに接続するには、SQL Server の Management Studio、PostgreSQL の PL/SQL プロンプト、Oracle の SQL*Plus などの SQL アプリケーションを使用して、特定のデータベース ユーザとして接続します。SQL アプリケーションの使用方法の詳細は、お使いの DBMS のドキュメントをご参照ください。