レプリカのフィーチャ情報モデル

レプリカを作成する場合、フィーチャ情報モデルには 2 通りのオプションがあります。

フル モデル

フル モデルでは、親レプリカ ジオデータベースと子レプリカ ジオデータベースの両方に、同じフィーチャ タイプのフィーチャを格納します。たとえば、親レプリカのジオメトリック ネットワークまたはトポロジに参加しているレプリカ データは、子レプリカの対応するジオメトリック ネットワークまたはトポロジに参加します。このオプションは、親レプリカと子レプリカの両方で ArcGIS または ArcGIS Engine の編集アプリケーションを使用する場合に選択します。

フル モデルは、レプリカ作成時のデフォルト オプションです。

シンプル モデル

このモデルでは、子ジオデータベースにはシンプル フィーチャのみが格納されます。親レプリカのシンプルでないフィーチャ(ジオメトリック ネットワークやトポロジ内のフィーチャなど)は、同期中に、子レプリカでシンプル フィーチャに変換され、逆方向の同期では子レプリカのシンプル フィーチャが親レプリカのシンプルでないフィーチャに変換されます。2 つのレプリカ ジオデータベース内のフィーチャのタイプや特性の違いが考慮され、同期中に追加の処理が行われます。子レプリカが、シンプル フィーチャ エディタ(ArcGIS Engine を使用していないようなサードパーティのエディタを含む)によって編集されるように設計されている場合、このオプションは必須です。また、一方向レプリケーションや、ArcGIS または ArcGIS Engine での編集の際に、子ジオデータベース上のデータ モデルを単純化する場合にも使用できます。

このモデルは、[レプリカ作成] ウィザードの [高度な設定オプション] パネルで選択できます。詳細については、「レプリカ作成ウィザード」をご参照ください。

関連項目


7/10/2012