編集ジオプロセシング ツールの使用
[編集] ツールボックスには、データの一括編集を実行するためのジオプロセシング ツールがいくつか備わっています。これらのツールは、特に CAD のような別のソースからインポートしたデータに対して、データ クリーンアップを実行するために便利です。
[編集] ツールボックスのジオプロセシング ツールを効率的に使用すれば、生産性を高めることができます。たとえば、これらのツールでは、すべてのフィーチャまたは選択したフィーチャすべてに対して、編集を一括して適用できます。ほとんどのケースで、同様な編集機能を適用できる範囲は一度に 1 つのフィーチャのみです。
たとえば、CAD データをフィーチャクラスにインポートしたとします。これらのツールを使用する代表的なワークフローは、たとえば [ラインの切詰め(Trim Line)]、[ラインの延長(Extend Line)]、または [スナップ(Snap)] を実行してラインを接続する作業などです。さらに、これらのタスクを半自動的に実行できることもあります。そのためには、モデル内で [編集] ツールボックスのジオプロセシング ツールを実行して空間整合性の問題の大半を修正し、[ダングルがない] ルールを使用してジオデータベース トポロジを適用することで接続していない余分なラインを検出した上で、ArcMap 編集ツールを使用して残りのエラーを解決します。
これらのツールは、出力フィーチャクラスを新しく作成するのではなく入力データを変更するので、使用している許容値が適切かどうか確認するために、データのコピーに対してこれらのツールを実行することもできます。このようにすれば、意図したクリーンアップのレベルを超えてデータが編集されることを防止できます。また、編集セッション中にジオプロセシング ツールを実行している場合は、結果を元に戻すことができます。