ドメインの作成(Create Domain) (データの管理)

サマリ

指定のワークスペースで属性ドメインを作成します。

使用法

構文

CreateDomain_management (in_workspace, domain_name, domain_description, field_type, {domain_type}, {split_policy}, {merge_policy})
パラメータ説明データ タイプ
in_workspace

新しいドメインが格納されるジオデータベース。

Workspace
domain_name

作成されるドメインの名前。

String
domain_description

作成されるドメインの説明。

String
field_type

作成する属性ドメインのタイプ。属性ドメインとは、フィールド タイプの適正な値を規定するルールです。属性ドメインの割当先となるフィールドのデータ タイプに一致するフィールド タイプを指定します。

  • SHORT有理数を含まない特定の範囲内の数値、コード値
  • LONG有理数を含まない特定の範囲内の数値
  • FLOAT有理数を含む特定の範囲内の数値
  • DOUBLE有理数を含む特定の範囲内の数値
  • TEXT名前または他のテキスト品質
  • DATE日付と時刻
String
domain_type
(オプション)

作成するドメイン タイプ。

  • CODED属性に対して一連の有効な値を指定します。たとえば、コード値ドメインによって、CL(鋳鉄パイプ)、DL(ダクタイル鋳鉄パイプ)、ACP(石綿コンクリート パイプ)など、有効なパイプ材の値を指定できます。
  • RANGE数値属性に対して有効な値の範囲を指定します。たとえば、配水管の水圧が 50 ~ 75 psi である場合は、範囲ドメインによってこれらの最小値と最大値を指定できます。
String
split_policy
(オプション)

作成されたドメインのスプリット ポリシー。フィーチャを分割するときの属性値の振舞いは、属性のスプリット ポリシーによって制御されます。

  • DEFAULT分割後の 2 つのフィーチャの属性には、該当するフィーチャクラスまたはサブタイプの属性のデフォルト値が適用されます。
  • DUPLICATE分割後の 2 つのフィーチャの属性には、元の属性値のコピーが適用されます。
  • GEOMETRY_RATIO分割後の 2 つのフィーチャの属性には、元のフィーチャの値の比率が適用されます。この比率は、元のジオメトリの分割時に使用した比率に基づいています。ジオメトリを均等に分割した場合、それぞれの新規フィーチャの属性には、元のオブジェクトの属性の 2 分の 1 の値が割り当てられます。ジオメトリ比率ポリシーは範囲ドメインにのみ適用されます。
String
merge_policy
(オプション)

作成されたドメインのマージ ポリシー。2 つのフィーチャを 1 つのフィーチャにマージする際には、マージ ポリシーが新規フィーチャの属性値を制御します。

  • DEFAULTマージ後のフィーチャの属性には、該当するフィーチャクラスまたはサブタイプの属性のデフォルト値が適用されます。非数値フィールドおよびコード値ドメインには、このマージ ポリシー以外は適用できません。
  • SUM_VALUESマージ後のフィーチャの属性には、元のフィーチャの属性の合計値が適用されます。合計値ポリシーは範囲ドメインにのみ適用されます。
  • AREA_WEIGHTEDマージ後のフィーチャの属性には、元のフィーチャの属性値の加重平均値が適用されます。この平均値は、元のフィーチャのジオメトリに基づいています。加重平均値ポリシーは範囲ドメインにのみ適用されます。
String

コードのサンプル

Create Domain(ドメインの作成)の例(Python ウィンドウ)

次の Python ウィンドウ スクリプトは、イミディエイト モードで CreateDomain(ドメインの作成)関数を使用する方法を示しています。

import arcpy
from arcpy import env
env.workspace = "C:/data"
arcpy.CreateDomain_management("montgomery.gdb", "Materials", "Valid pipe materials", "TEXT", "CODED")
Create Domain(ドメインの作成)の例 2(スタンドアロン スクリプト)

次のスタンドアロン スクリプトでは、ワークフローの一部として CreateDomain(ドメインの作成)関数を使って属性ドメインを作成し、値をそのドメインに割り当て、ドメインをフィーチャクラスのフィールドに割り当てます。

# Name: MakeDomain.py
# Description: Create an attribute domain to constrain pipe material values
# Author: ESRI
 
#Import system modules
import arcpy
from arcpy import env
 
try:
    # Set the workspace (to avoid having to type in the full path to the data every time)
    env.workspace = "C:/data"
 
    # Set local parameters
    domName = "Material4"
    gdb = "montgomery.gdb"
    inFeatures = "Montgomery.gdb/Water/Distribmains"
    inField = "Material"
 
    # Process: Create the coded value domain
    arcpy.CreateDomain_management("montgomery.gdb", domName, "Valid pipe materials", "TEXT", "CODED")
    
    #Store all the domain values in a dictionary with the domain code as the "key" and the 
    #domain description as the "value" (domDict[code])
    domDict = {"CI":"Cast iron", "DI": "Ductile iron", "PVC": "PVC", \
                "ACP": "Asbestos concrete", "COP": "Copper"}
    
    # Process: Add valid material types to the domain
    #use a for loop to cycle through all the domain codes in the dictionary
    for code in domDict:        
        arcpy.AddCodedValueToDomain_management(gdb, domName, code, domDict[code])
    
    # Process: Constrain the material value of distribution mains
    arcpy.AssignDomainToField_management(inFeatures, inField, domName)
 
except Exception, e:
    # If an error occurred, print line number and error message
    import traceback, sys
    tb = sys.exc_info()[2]
    print "Line %i" % tb.tb_lineno
    print e.message

環境

関連項目

ライセンス情報

ArcView: はい
ArcEditor: はい
ArcInfo: はい

7/10/2012